テニスの王子様
おなまえ
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「伊武くん、ごめん、別れたいんだ。……束縛が、きつくて」
「………なんで。」
「…………はっ。はあ。なんで、なんでなんでだよ。俺、束縛なんかしてない。なあ『俺の知らない誰かと喋らないでほしい』って、それだけのお願いごとが束縛?それを守るくらいのことがきみにとってはそんなに難しいわけ?俺たちのためになるから言ってるんだって言っただろ。俺はどうしたってどうせきみのことがずっと一生好きなんだから、ずっとふたりが幸せでいるために必要なことなんだって。その程度のことが許されないのか?あーあ、束縛がひどいとか言って俺のこと悪者にしてから別れたいんだな。それで元カレが最低で陰気で器の小さい男だったって友だちとおしゃべりの種にして、俺を笑って踏み台にして新しい彼氏作りたいんだよな。そうやって俺のこと消費するんだ。こんなに好きだって、きみ無しじゃだめになるって言ってるのに……わかんないんだ。こんなに簡単なことがわかんないんだね。そうか。信じらんないなあ……もう嫌になるよなあ。別れるくらいなら死ぬって俺言ったよね?付き合いはじめてすぐのときに言ったの覚えてくれてないんだ。冗談だとしたらおもしろくなさすぎるよなあ普通に考えて……俺は真剣に言ってるのに信じてもくれないんだな。なあ、別れてほしいって、俺に死んでほしいからそんなこと言うんだよな。死ねって……死ねって、人に言っちゃいけない言葉なのに。ねえ、それとも浮気してるの?俺以外に好きなひと……が、いるの?もしかして。俺がジャマになって都合悪くなったからもう、いらないって?そうやって……俺を捨てるの?いいよなあ。ジャマになったゴミは簡単に、ぽいってその辺に捨てちゃえば誰にも怒られないんだから。あなたはすごくかわいくて、俺とは違って素敵な人間だからその権利があっていいよな。それが壊れて腐っていくのにも気づかないまま勝手に消えてなくなってくれたら楽だよなあ。俺はそんなに楽な存在じゃないからあなたの足元にいつまでもひっついていたいけど。どれだけ捨てられても俺はきみのどっかに残ったままずっと消えてあげない……ずっと。ねえ、きみが俺以外に好きになったのって誰なんだ?なあ、前の席のあいつ?いつもやたら距離が近くて気になってたんだ……授業受けてるときに写真撮ろうとしても角度によっちゃあなたの顔にかぶってきて邪魔だし消えてほしかったんだよなあ。あ、いつもそれともこの前シャーペン貸してあげてたやつかな。わざわざあなたのやつを借りて使わせてもらうとか失礼にもほどがあるし、俺だってあなたのシャーペンなんて持ったこともないのにあんなやつに先を越されるとかおかしいよなあ。もしかして、先輩とか?今まで話したことない人だったら俺にもわかんないけど、友だちからかっこいい先輩の話聞かされてたときあったよな。こそこそ隠れながら、その子とふたりで三年の教室まで見に行ったりして。あの人?あのときに一目惚れでもした?大人っぽくて余裕がある人にあこがれるのか?俺みたいにぼそぼそ喋ってばっかできみを楽しませられないような男は嫌になったの?なあ、誰?なんで言えないんだよ。ねえ、もう、そいつを殺してきみも……ああ、それじゃあっちでくっついちゃうか……そんなハッピーエンド、ひどいよな。やっぱり俺と一緒に死んでくれないと困るよなあ、俺はきみ以外に興味ないんだから、きみに俺以外の好きなひとがいたらおかしいもんな……」
「伊武く」
「いやいい、聞きたくないから。黙っててよ。何も聞きたくない……もう、もう、早く好きって言ってよ、早く……ああもう。いやだ。嫌だ嫌だ嫌だ……あああ。離れたくない。離れたくない。束縛するのも仕方ないだろ。だってきみがどっかに……俺がいないとこに行くなんて耐えられないから。本当ならどこに行くにも手をつないでいたいのに、ずっときみのそばにいないとおかしくなりそうなのに、それをわざわざ我慢して譲歩してるんだから。だから……俺は………ほんとに離れたくなくて……好きなだけなんだよ。なんで。痛い……なんでこんなに好きにさせたんだよ。嫌われるくらいならこんなに好きになりたくなかった。どこにも行ってほしくないよ。頭痛い……頭痛い頭痛い……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だよ……きみのせいで俺の頭おかしくなっちゃってるんだから、なあ、責任とってもらわないと、俺、だめになる。ああ、ううう。だめだ………ずっとそばにいるって言ったくせに。好きだって。約束破るんだな。それが許されると思ってるんだ、俺なんかが相手だから。嘘つき。嘘つき……ねえ俺、傷ついてるよ。こんなに傷つけられてるのに痛くて死にそうなくらいひどいことされてるのにあなたのこと嫌いになっちゃえば楽なのにできなくて苦しいんだよ助けてくれよ。死ぬほど好き……大好きなんだよ。痛いよ。なんで。むかつくな。大好き。もう嫌だ。あなたがもう俺のこと好きじゃない……ぁぁぁ嫌だ……嫌だ本当に嫌だ。………心配なふりするくらいなら俺を殺してよ……なあ、嫌いにならないでよ……俺別れたくないって言ってるん、だよ……」
「泣かないで」
「誰が!……なあ、いま俺が泣こうと思って泣いてるわけないだろ。どうしてこんな状況になってるのか、誰がなにをしたせいで俺がこんなに傷ついてひどい顔してるのかちょっと考えてみたらわかることだろ、あなたのそういうところ本当に嫌だ。意地悪だ。わかってて言ってるだろ。なあなんで俺が泣いてるか本気でわからないわけ?バカ。死んでやるって言ってるんだよ。好きなんだよ……死にたいくらい好きなんだよ。ねえ、意地悪なところも嫌いになれないんだよ。わかんないの?ずっと好きだって言ってきたのに忘れたの?あなたがそんな大事なこと忘れるバカじゃないことくらい俺だって知ってるんだよずっと見てたんだから……なんで別れるなんて言うんだよ………嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ俺は絶対に嫌だから。離れないからな。ずっとずっとひっついてきみのこと呪ってやるから。ううう……束縛………束縛なんかで。束縛なんかで別れたいなんて言うなよ……ねえ、俺を助けて。早く好きって言って。別れないって言って。息できないんだよ……別れたいのは嘘だって言ってくれないと死んでやる、絶対きみの目の前で死んでやるから。なあ、別れたくないよ……好きって言っただろ俺のこと………嘘つき………悪者はきみだよ。本当に大好きなのに本当に本当に大好きなのに割を食うのはいつもきみじゃなくて俺だよな。おかしいだろ。俺をおかしくさせたのはきみなのに……きみが悪いのに。ううう。嘘だって言えよ……助けてよ。助けてくれるまで離さない。俺がちゃんと息できるようになるまでそばにいてくれなきゃ嫌だ。好きって言ってくれないと死ぬ。なあ、こんなことをいっぱい言わせておいて俺を捨てるの?俺を泣かしても傷つけてもなんとも思わない?俺のこと本当にもう好きじゃないの、ねえ、好きじゃない?き、っ……、俺のこと、嫌いになっ、た?死んでほしい?死にたい。死にたいよ死にたい死にたい……好き……なあ一緒に死なないか?ねえ、好き。大好き。大好き。大好きだよ………ぁぁ早く助けてくれよお願いだから………」
「…………嘘?」
「嘘?嘘?本当に嘘だよな?ほんとは別れたくない?俺も別れたくない。別れたくないよ。俺も大好き。死ぬほど大好き。大好きだよ。大好き。大好き大好き大好き………これからもずっと一緒。ずっとずっと大好き。はああ……もう……俺、あなたの前で泣くとか最悪だ。もちろん変な嘘ついてくるあなたが悪いけど。ほんと……取り乱して、かっこ悪いとこ見せて、嫌になるよなあ。これでみっともないって嫌われたら本当に嫌だ……もう泣いたりしないから嫌いにならないでくれよ。頼むから。あなたがよそ見できないくらい大好きになってほしいから俺、もっとがんばるよ。こんな嘘ついて試したりしなくても安心できるくらい、愛してるって伝えるから。前よりもっと一緒にいて、もっと#(名前)#のこと好きになるから……だから#(名前)#ももっと、俺のこと見てて。ずっと見てて。ずっと監視してほしい……これからは俺のこといっぱい束縛して、あなた以外見ないから。約束………な、キス……ん………んは。大好き……ぐずっ。はあ、もう……ね、ぎゅってして。……ああ……死ぬまでずっと一緒。ずっとずっと………はあ。嘘でよかった……もうあんな嘘つくなよな。息できなくて苦しくて、痛すぎて、頭が変になるかと思ったからさあ……俺、あなたがいないと死んじゃうから……ねえ、大好き……ふふ。大好きだよ………」
「………なんで。」
「…………はっ。はあ。なんで、なんでなんでだよ。俺、束縛なんかしてない。なあ『俺の知らない誰かと喋らないでほしい』って、それだけのお願いごとが束縛?それを守るくらいのことがきみにとってはそんなに難しいわけ?俺たちのためになるから言ってるんだって言っただろ。俺はどうしたってどうせきみのことがずっと一生好きなんだから、ずっとふたりが幸せでいるために必要なことなんだって。その程度のことが許されないのか?あーあ、束縛がひどいとか言って俺のこと悪者にしてから別れたいんだな。それで元カレが最低で陰気で器の小さい男だったって友だちとおしゃべりの種にして、俺を笑って踏み台にして新しい彼氏作りたいんだよな。そうやって俺のこと消費するんだ。こんなに好きだって、きみ無しじゃだめになるって言ってるのに……わかんないんだ。こんなに簡単なことがわかんないんだね。そうか。信じらんないなあ……もう嫌になるよなあ。別れるくらいなら死ぬって俺言ったよね?付き合いはじめてすぐのときに言ったの覚えてくれてないんだ。冗談だとしたらおもしろくなさすぎるよなあ普通に考えて……俺は真剣に言ってるのに信じてもくれないんだな。なあ、別れてほしいって、俺に死んでほしいからそんなこと言うんだよな。死ねって……死ねって、人に言っちゃいけない言葉なのに。ねえ、それとも浮気してるの?俺以外に好きなひと……が、いるの?もしかして。俺がジャマになって都合悪くなったからもう、いらないって?そうやって……俺を捨てるの?いいよなあ。ジャマになったゴミは簡単に、ぽいってその辺に捨てちゃえば誰にも怒られないんだから。あなたはすごくかわいくて、俺とは違って素敵な人間だからその権利があっていいよな。それが壊れて腐っていくのにも気づかないまま勝手に消えてなくなってくれたら楽だよなあ。俺はそんなに楽な存在じゃないからあなたの足元にいつまでもひっついていたいけど。どれだけ捨てられても俺はきみのどっかに残ったままずっと消えてあげない……ずっと。ねえ、きみが俺以外に好きになったのって誰なんだ?なあ、前の席のあいつ?いつもやたら距離が近くて気になってたんだ……授業受けてるときに写真撮ろうとしても角度によっちゃあなたの顔にかぶってきて邪魔だし消えてほしかったんだよなあ。あ、いつもそれともこの前シャーペン貸してあげてたやつかな。わざわざあなたのやつを借りて使わせてもらうとか失礼にもほどがあるし、俺だってあなたのシャーペンなんて持ったこともないのにあんなやつに先を越されるとかおかしいよなあ。もしかして、先輩とか?今まで話したことない人だったら俺にもわかんないけど、友だちからかっこいい先輩の話聞かされてたときあったよな。こそこそ隠れながら、その子とふたりで三年の教室まで見に行ったりして。あの人?あのときに一目惚れでもした?大人っぽくて余裕がある人にあこがれるのか?俺みたいにぼそぼそ喋ってばっかできみを楽しませられないような男は嫌になったの?なあ、誰?なんで言えないんだよ。ねえ、もう、そいつを殺してきみも……ああ、それじゃあっちでくっついちゃうか……そんなハッピーエンド、ひどいよな。やっぱり俺と一緒に死んでくれないと困るよなあ、俺はきみ以外に興味ないんだから、きみに俺以外の好きなひとがいたらおかしいもんな……」
「伊武く」
「いやいい、聞きたくないから。黙っててよ。何も聞きたくない……もう、もう、早く好きって言ってよ、早く……ああもう。いやだ。嫌だ嫌だ嫌だ……あああ。離れたくない。離れたくない。束縛するのも仕方ないだろ。だってきみがどっかに……俺がいないとこに行くなんて耐えられないから。本当ならどこに行くにも手をつないでいたいのに、ずっときみのそばにいないとおかしくなりそうなのに、それをわざわざ我慢して譲歩してるんだから。だから……俺は………ほんとに離れたくなくて……好きなだけなんだよ。なんで。痛い……なんでこんなに好きにさせたんだよ。嫌われるくらいならこんなに好きになりたくなかった。どこにも行ってほしくないよ。頭痛い……頭痛い頭痛い……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だよ……きみのせいで俺の頭おかしくなっちゃってるんだから、なあ、責任とってもらわないと、俺、だめになる。ああ、ううう。だめだ………ずっとそばにいるって言ったくせに。好きだって。約束破るんだな。それが許されると思ってるんだ、俺なんかが相手だから。嘘つき。嘘つき……ねえ俺、傷ついてるよ。こんなに傷つけられてるのに痛くて死にそうなくらいひどいことされてるのにあなたのこと嫌いになっちゃえば楽なのにできなくて苦しいんだよ助けてくれよ。死ぬほど好き……大好きなんだよ。痛いよ。なんで。むかつくな。大好き。もう嫌だ。あなたがもう俺のこと好きじゃない……ぁぁぁ嫌だ……嫌だ本当に嫌だ。………心配なふりするくらいなら俺を殺してよ……なあ、嫌いにならないでよ……俺別れたくないって言ってるん、だよ……」
「泣かないで」
「誰が!……なあ、いま俺が泣こうと思って泣いてるわけないだろ。どうしてこんな状況になってるのか、誰がなにをしたせいで俺がこんなに傷ついてひどい顔してるのかちょっと考えてみたらわかることだろ、あなたのそういうところ本当に嫌だ。意地悪だ。わかってて言ってるだろ。なあなんで俺が泣いてるか本気でわからないわけ?バカ。死んでやるって言ってるんだよ。好きなんだよ……死にたいくらい好きなんだよ。ねえ、意地悪なところも嫌いになれないんだよ。わかんないの?ずっと好きだって言ってきたのに忘れたの?あなたがそんな大事なこと忘れるバカじゃないことくらい俺だって知ってるんだよずっと見てたんだから……なんで別れるなんて言うんだよ………嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ俺は絶対に嫌だから。離れないからな。ずっとずっとひっついてきみのこと呪ってやるから。ううう……束縛………束縛なんかで。束縛なんかで別れたいなんて言うなよ……ねえ、俺を助けて。早く好きって言って。別れないって言って。息できないんだよ……別れたいのは嘘だって言ってくれないと死んでやる、絶対きみの目の前で死んでやるから。なあ、別れたくないよ……好きって言っただろ俺のこと………嘘つき………悪者はきみだよ。本当に大好きなのに本当に本当に大好きなのに割を食うのはいつもきみじゃなくて俺だよな。おかしいだろ。俺をおかしくさせたのはきみなのに……きみが悪いのに。ううう。嘘だって言えよ……助けてよ。助けてくれるまで離さない。俺がちゃんと息できるようになるまでそばにいてくれなきゃ嫌だ。好きって言ってくれないと死ぬ。なあ、こんなことをいっぱい言わせておいて俺を捨てるの?俺を泣かしても傷つけてもなんとも思わない?俺のこと本当にもう好きじゃないの、ねえ、好きじゃない?き、っ……、俺のこと、嫌いになっ、た?死んでほしい?死にたい。死にたいよ死にたい死にたい……好き……なあ一緒に死なないか?ねえ、好き。大好き。大好き。大好きだよ………ぁぁ早く助けてくれよお願いだから………」
「…………嘘?」
「嘘?嘘?本当に嘘だよな?ほんとは別れたくない?俺も別れたくない。別れたくないよ。俺も大好き。死ぬほど大好き。大好きだよ。大好き。大好き大好き大好き………これからもずっと一緒。ずっとずっと大好き。はああ……もう……俺、あなたの前で泣くとか最悪だ。もちろん変な嘘ついてくるあなたが悪いけど。ほんと……取り乱して、かっこ悪いとこ見せて、嫌になるよなあ。これでみっともないって嫌われたら本当に嫌だ……もう泣いたりしないから嫌いにならないでくれよ。頼むから。あなたがよそ見できないくらい大好きになってほしいから俺、もっとがんばるよ。こんな嘘ついて試したりしなくても安心できるくらい、愛してるって伝えるから。前よりもっと一緒にいて、もっと#(名前)#のこと好きになるから……だから#(名前)#ももっと、俺のこと見てて。ずっと見てて。ずっと監視してほしい……これからは俺のこといっぱい束縛して、あなた以外見ないから。約束………な、キス……ん………んは。大好き……ぐずっ。はあ、もう……ね、ぎゅってして。……ああ……死ぬまでずっと一緒。ずっとずっと………はあ。嘘でよかった……もうあんな嘘つくなよな。息できなくて苦しくて、痛すぎて、頭が変になるかと思ったからさあ……俺、あなたがいないと死んじゃうから……ねえ、大好き……ふふ。大好きだよ………」
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