すごく短いもの
おなまえ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「よお」
「おい。お前や。あなた」
「なんで俺がこんなとこおるかわかるか?」
「わからんか?なんや黙っとらんと考えや」
「俺のこともわからん……のか」
「……またか」
「アホやなあ………ほんまに」
「お前が逃げるからやろが」
「お前なあ。何回も何回も目ェ覚ましては逃げ出しよってからに」
「いっそがしい俺がなんぼほどこないして攫いなおしとる思とんねん。ほんまにヒマかかる女やなァ」
「ほんでアホみたいにいっつもおんなじ経路で逃げようとしよるやろ。追っかける甲斐ないっちゅうねん」
「まだわからんのか?」
「俺からは逃げられへんって」
「アホも大概にせえよ。何回言うたらわかんねん、俺はなあ……」
「あ、また最初からやったか。めんどいなあ………」
「俺はお前を……な………、わかるやろ、こんなもん流れで。黙っとらんとなんか言わんかい」
「まあ。離したくないねん。お前のこと。わかるやろ?」
「わかったからあんま怖がんなや。俺が悪もんみたいやんけ」
「ちょーっと頭がきもちようなるだけや」
「ほんで、俺のことも好きになる。だーーーーい好きになる。」
「まあ、たぶん。俺とおんなじぐらい」
「ほな、もうちょっと夕焼け見とこか?外遊びはどうせ最後になるからなあ」
「……そないな弱っちい抵抗されても離されへんなあ。泣いてもあかん」
「お前はもう逃げられへんねんからな?」
「はあ、ああよかった………また捕まえた………」
「お前がなんや怖いこと企まんかったら俺かてなんもせえへんわ」
「好きやから」
「わかるか?」
「あー、そおかいな」
「アホらし、まあそんな怯えんと。一緒に来たらすぐわかるわ。俺と一緒におんのが一番ええって」
「あなた?」
「ああ、俺、平子真子や。これからまた長ーーーーーーいお付き合い、よろしゅう」