すごく短いもの
おなまえ
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「きみは変わらないよね」って言ったら、彼女は少し困っていた。そんなところも昔から変わらなかった。だから僕はちょっと笑った。
毎日明け方に、きみと話したことを反芻する。なんども味がしなくなるまで繰り返し思い出して、反省したり小さく笑ったりする。思い出の中のきみがこれ以上色づいていかないように願ったりもする。だって忘れていかなくちゃ、人は新しいところに進めない。ずっと同じあなたを、ずっと同じ僕は大好きだ。
だからこれからもきみの周りに誰もいませんように。きみの恋がずっと叶いませんように。きみの友だちがずっと僕ひとりでありますように。きみがずっと不幸せでありますように。
あなたがずっと僕のそばにいてくれますように。僕はけなげなほど星に祈って、明日はきみと何を話そうか考える。僕と星々はすっかり毎夜の付き合いで親友だった。
あなた、明日はほんとの笑顔を見せて。そうしたら僕たちはいつか、星座になってつながることができるから。