観客が帰っていったあと、藍色の髪の男h




「そう警戒しなくともいいでしょう。僕は貴方を100億で買ったんです。そんな大事なものをぞんざいに扱うわけないでしょう。」


黒い布を被せて、


「なっ」

お姫様抱っこで
どこかへ連れ出された


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道中、僕はものふけっていた。

まさか本当に人魚がいたとは驚いた。
いや正確にいえば、
また、会えるとは思ってもいなかった。

彼女が覚えているかどうかは分からないが
彼女は昔僕を助けた張本人だ。
その時は幼かったが、銀髪に朱い瞳。
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私を海へ



「ここは、、、なんで海に」

「おや、海に戻してあげようとしているのに嬉しくなさそうですね」

「人魚が捕らえられたと聞いて、興味を持ったんですよ。どんなものなのか見てみたかった」

「そんな理由で、100億円も！？」
ドブに捨てたようなものじゃない

「ああ、そのことですか。クフフ。心配ご無用とだけ言っておきましょう」

「え？？」

「今頃、ただの枯葉を100億円だと思い込んで、丁重に扱っているところでしょうね。」

「枯葉、、何を言っているの」

「兎に角、これに懲りたらもう、人間の前に姿を現さないことですね」

と私を海へ放り投げた。

「わぁっ！」

「、、、、、、、、、、、」

最後に何か彼は言っていたが、水の音で聞こえなかった。
放り出されたあと海面に顔を出す頃には彼の姿はもう見当たらなかった。



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また会えて嬉しかったですよ、🧠🧠。

そして、さようなら」