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あなたのお名前
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〇会話文のみ
「ねえ、骸さんはイタリア生まれなのに名前は日本人みたいよね。それはどうしてなの」
「クフフ、ジャッポーネが好きだからですよ。漢字ってカッコいいでしょう。
「確かにカッコいいかもしれないけれど、でもそれって、つまり自分で付けたってことかしら」
「えぇ。そうですよ。まあ、肉親から付けられた名前も覚えてはいますが、不快だったもので」
「、、不快って。どんな名前だったのか、聞いても良いかしら?」
「ステラ ですよ。」
「イタリア語で星って意味だね。凄く良い名前じゃない。不快に思う要素なんて何もない気がするけれど、」
「そうですか?僕はこの名前が嫌いでね。女性の名前みたいでしょう。」
「確かに女性に多い名前ではあるけれど、理由はそれ?」
「それも理由の一つです。付け加えるのなら、僕は幼い頃物静かで活発なタイプではありませんでした。それに名前はステラだったので、大嫌いな大人達が僕を女みたいだと馬鹿にしたことがあったんですよ。
それにその名前を聞くと忌まわしい昔を思い出すようで。だから、エストラーネオファミリー壊滅と共に名前を変えました。
その時からジャッポーネには興味があったので今の名前に。」
「そうだったの。エストラーネオファミリー、、前にもそんなことがあったの。
でもご両親は納得したのかしら。名前を変えることに。
それまではその名前(ステラ)で呼ばれていたわけでしょう。」
「両親はいません。正確には死んでいた。もともと、僕は生まれながら両親はいないものだと思っていました。
あの憑依弾が禁忌とされるずっと前から、すでにファミリーによって、両親は殺されていたようです。脅威となる新兵器を生み出すことに反対していたのでしょうね。
偶然、あの研究施設内で母親の日記を見つけてしまいましてね。そこに死ぬ直前までの経緯が確か記されていたと思います。
ですがもうはっきりとは覚えてはいません。今となってはもうどうでもいいことです。
それに、ファミリーの彼らは死を持って罰を受けた。巡ることは許されず、ただ地獄へ堕ちるだけですよ。
ーーー僕を怒らせたのだからね」
「待って、そのお母さんの日記には、貴方については書いてなかったの?」
「クフフ、さあどうでしたかね。一つ覚えているのは、名前の由来は母親が星を眺めるのが好きで、それを子供の名前にしたとか安直なものだったってだけですよ。
もうこの話は終わりにしましょうか。あまりいい話ではありませんからね。」
「、、、、そうだったの。話してくれてありがとう。ごめんなさい、いろいろ聞いてしまって。
確かにエストラーネオファミリーが罪のない貴方や子供たち、ご両親にまでもして来たことは許されないことだわ。そしてその過去を無かったことにはできない。
ずっとこれからも嫌な過去として貴方の中に残っていくかもしれない。
でもね、でも、ご両親がつけてくれたその名前だけは辛い過去とか不快だったって思って欲しくないっていうか。
私は、その名前貴方によく似合っているって思うの。貴方も、『ステラ』という名前もとっても綺麗だから」
「ふっ、僕が綺麗?面白いことを言いますね」
「本当よ。凄く綺麗。だからその名前を毛嫌いするだなんて勿体無いわ。
名前って特別なものだと思うの。星が好きだったお母さんが貴方にステラ(星)とつけた。
きっと、貴方が好きで大切だったから、お母さんは自分が好きな星を名前としてつけてくれたんじゃないのかしら。私の勝手な憶測でしかないのだけれど、、。」
「クフフ、ありがとうございます。黄泉がそう言うのなら昔の名前も少しは好きになる努力をしましょう。」
「ううん。こちらこそ、いろいろ教えてくれてありがとう。どんなことだって、貴方のことを知れたのは嬉しい。
それに、これだけは覚えてて、骸さんもステラも大好きには変わりないのだから」
『Stella』
ーきっと、星々に導かれて巡り会えた。好きな人
「ねえ、骸さんはイタリア生まれなのに名前は日本人みたいよね。それはどうしてなの」
「クフフ、ジャッポーネが好きだからですよ。漢字ってカッコいいでしょう。
「確かにカッコいいかもしれないけれど、でもそれって、つまり自分で付けたってことかしら」
「えぇ。そうですよ。まあ、肉親から付けられた名前も覚えてはいますが、不快だったもので」
「、、不快って。どんな名前だったのか、聞いても良いかしら?」
「ステラ ですよ。」
「イタリア語で星って意味だね。凄く良い名前じゃない。不快に思う要素なんて何もない気がするけれど、」
「そうですか?僕はこの名前が嫌いでね。女性の名前みたいでしょう。」
「確かに女性に多い名前ではあるけれど、理由はそれ?」
「それも理由の一つです。付け加えるのなら、僕は幼い頃物静かで活発なタイプではありませんでした。それに名前はステラだったので、大嫌いな大人達が僕を女みたいだと馬鹿にしたことがあったんですよ。
それにその名前を聞くと忌まわしい昔を思い出すようで。だから、エストラーネオファミリー壊滅と共に名前を変えました。
その時からジャッポーネには興味があったので今の名前に。」
「そうだったの。エストラーネオファミリー、、前にもそんなことがあったの。
でもご両親は納得したのかしら。名前を変えることに。
それまではその名前(ステラ)で呼ばれていたわけでしょう。」
「両親はいません。正確には死んでいた。もともと、僕は生まれながら両親はいないものだと思っていました。
あの憑依弾が禁忌とされるずっと前から、すでにファミリーによって、両親は殺されていたようです。脅威となる新兵器を生み出すことに反対していたのでしょうね。
偶然、あの研究施設内で母親の日記を見つけてしまいましてね。そこに死ぬ直前までの経緯が確か記されていたと思います。
ですがもうはっきりとは覚えてはいません。今となってはもうどうでもいいことです。
それに、ファミリーの彼らは死を持って罰を受けた。巡ることは許されず、ただ地獄へ堕ちるだけですよ。
ーーー僕を怒らせたのだからね」
「待って、そのお母さんの日記には、貴方については書いてなかったの?」
「クフフ、さあどうでしたかね。一つ覚えているのは、名前の由来は母親が星を眺めるのが好きで、それを子供の名前にしたとか安直なものだったってだけですよ。
もうこの話は終わりにしましょうか。あまりいい話ではありませんからね。」
「、、、、そうだったの。話してくれてありがとう。ごめんなさい、いろいろ聞いてしまって。
確かにエストラーネオファミリーが罪のない貴方や子供たち、ご両親にまでもして来たことは許されないことだわ。そしてその過去を無かったことにはできない。
ずっとこれからも嫌な過去として貴方の中に残っていくかもしれない。
でもね、でも、ご両親がつけてくれたその名前だけは辛い過去とか不快だったって思って欲しくないっていうか。
私は、その名前貴方によく似合っているって思うの。貴方も、『ステラ』という名前もとっても綺麗だから」
「ふっ、僕が綺麗?面白いことを言いますね」
「本当よ。凄く綺麗。だからその名前を毛嫌いするだなんて勿体無いわ。
名前って特別なものだと思うの。星が好きだったお母さんが貴方にステラ(星)とつけた。
きっと、貴方が好きで大切だったから、お母さんは自分が好きな星を名前としてつけてくれたんじゃないのかしら。私の勝手な憶測でしかないのだけれど、、。」
「クフフ、ありがとうございます。黄泉がそう言うのなら昔の名前も少しは好きになる努力をしましょう。」
「ううん。こちらこそ、いろいろ教えてくれてありがとう。どんなことだって、貴方のことを知れたのは嬉しい。
それに、これだけは覚えてて、骸さんもステラも大好きには変わりないのだから」
『Stella』
ーきっと、星々に導かれて巡り会えた。好きな人