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とある昼のこと、ボンゴレのボスである沢田綱吉さんと廊下でばったり会った。
彼は修行が終わった直後だったのか、全身砂埃や切り傷があったりと痛々しかった。
綱吉さんは浴場へ。私は自室へ戻るまでの時間お話をしていた。
内容は、綱吉さんの周りで起こった(9割型リボーンさんの愚痴)怒涛の日々について。彼は嘆いていた。
確かにリボーンさんの教育方針はなかなかのスパルタではあるが、
2人の息はあっており、どうも相性が良いと私は思っている。
また、彼も愚痴をこぼす割にはそこまで怒りの感情はみられなかった。
「うふふふ。なにそれ。」
「黄泉さんってば、笑い過ぎですよ。もう!」
「ふふふ、だって綱吉さんが、、」
あまりにも可愛いから。と言い終わる前に
ドン、と大きな物音のせいで私の声は掻き消されてしまった。
物音の先に目をやると、眉間に皺を寄せ不機嫌な顔をした骸さんが立っていた。
拳で殴りつけたのか、壁には亀裂が入っていた。
「あ、骸!」
「どうしたの、骸さん。そんな怖い顔をして」
何事もなかったかの様に返す私とは裏腹に、隣で真っ青になった綱吉さんが奇声を上げた。
「、、、別になにもありませんよ。」
そう言いながら、怖い顔をしたまま彼は私に近づいてきた。
はて、どうして彼はこんなにも怒りを露わにしているのか。さっきまで愚痴をこぼしていた綱吉さん以上に。
彼に後めたいことなど断じてしていないし、ましてや綱吉さんと話していたことで彼が怒った、、なんてそんなことあるのかしら
ーーーまさかね。
何を言われるか、何をされるのか内心ヒヤヒヤしながら、あくまでも平常心を装いながら言葉を返した。
「なんだ。妬いてくれたのかと思って嬉しかったのに。ねえ、むく、、」
「黙りなさい」
そう言って、彼は私の口を塞いだ。
『貴方は僕と笑っていればいい』
((貴方が僕じゃない誰かと笑っていたから嫉妬しただなんて言うわけないでしょう。))