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綱吉さんの言葉を待っていると、ノック音もすることなく突然私の後ろの扉が開いた。すると、甘ったるい声と共に扉の隙間からひょっこりと顔を出したのは、金髪の綺麗な女性だった。
『こんにちは〜。』
「あ、あれ!あなたはマリツィさん。どうしてここに」
『パパにお願いして早く来させてもらったの。日本の店とか洋服に興味あってねぇ。ついでにボンゴレの基地も見てまわりたいなあって、ねえ10代目今大丈夫だったぁ?』
咄嗟に現れた知らない女性に、私だけ時が止まった様だった。綱吉さんの言った名詞だけがずっと頭の中でリフレインしている。
確かに言ったマリツィさんという名前。この人がマリツィさん。
私が想像しているよりも大分フランクで、いかにも”外国人“というような風貌の本当に綺麗な女性だった。
確か、この人の父であり、マルヴァジョファミリーのボスは、綱吉さんに“娘である マリツィは日本に来たばかりで友達もいないから、女性を連れてきて欲しい“と頼んできたとのことだったが
いるだろうか。私。
彼女ならすぐに友人の1人や2人すぐに作りそうなイメージだった。
「俺は今から大事な用があってね。ははは、、」
『え〜そうなのぉ?残念。、、、ていうか、この人は?』
私がいろいろと考え事をしている間に話は進んでいたらしく、驚いたとはいえずっと黙っている私を不審に思ったのか彼女は私を指さしてきた。
ハッとして言葉を返した。
「すみません。ちょっとびっくりしてて。黄泉と言います。」
『そ。よろしく』
「あ、あの。ボンゴレと同盟を組まれると伺いました。そこでこちらからの歓迎会として、マフィアランドを希望されていましたよね。私も同行しますのでよろしくお願いします」
『あ〜そうなの?分かった』
とまあ素っ気なく挨拶は終わってしまった。むしろ会話を交わしたせいで空気が重苦しくなったというか、気まずくなったというか。
綱吉さんと話す時よりツートーンくらい声が低いような気がした。
えっと。もしかしてずっと黙っていた私を”挨拶も返さない。してこない失礼な奴”とでも烙印を押して、もう関わることもやめようと決めてしまったんだろうか。
精一杯、今までの無礼を取り返すつもりでそう伝えたが彼女は素っ気ない返事しかしなかった。
話をはやく切り上げようとしている様な気さえした。
ーーーーコン、コン、コン
すると今度は、ドアの方からノック音が聞こえてきた。それと同時に「来たか、、どうぞ」と綱吉さんが呟いた。
ドアが開くとそこには、いかにも不機嫌そうに眉間に皺をよせ、いかにも不機嫌ですと言うようなオーラを放っている
「僕を呼び出すとは、良い度胸ですね。沢田綱吉。内容によっては、、、分かっていますね」
六道骸がきたのだった。
彼は入ってくるなり不機嫌オーラと殺気を放っていたが、私を見るなりさらに眉間に皺を寄せたような気がした。
「骸、と、とりあえず来てくれてありがとう、、。それでさ大事な話があるんだ。」
そういえば、 マリツィさんが部屋に入ってくる前に彼女と同行するメンバーを聞く途中であったが忘れるところであった。遡ること数分前、綱吉さんは
ーーー俺は今から大事な用があってね。ははは、、
と言っていたが、その大事な用というのが骸さんの勧誘であって、彼がその同行メンバーで間違いはないのだろう。
綱吉さんは、今から彼を勧誘しようとしているところであったのだが先にマリツィさんが水を差した。
『え〜!むくろさんって言うのぉ?
Bravo!(ブラーヴォ)Come sei bello!(コメ・セイ・ベッロ)』
先程までつまらなさそうに、素っ気なく私に返事をしていたのが嘘かのように目を輝かせて骸さんの目の前に身を乗り出していた。
声色も打って変わって、この部屋に入ってきたときみたいな甘ったるい声になっていたのは私も聞き逃さなかった。
なんていうか。私が見るからに、父親が思っているほど彼女は女友達には困っていないのではないかと思ったがそれは言わないでおこう。
そして、肝心のイタリア語で言っていた言葉の意味は「なんてかっこいいの!」だ。
骸さんをイタリア人と知ってか知らずか。あざといとはこういうことなのかと勝手に納得してしまったが確実にその褒め言葉は彼の耳にも届いたであろう。こんな綺麗な人にそんなことを言われればイチコロなのではないかと心配になった。が、それは杞憂だったようで当の本人は気にするわけでもなく
「、、、みない顔ですね。マフィアには興味ありませんが、それより話の邪魔をしないでもらいたい」
と彼女との会話をきり捨ててしまった。普通だったらこんな美人にかっこいいだなんて言われれば食いつきそうな気もするが。それでも食いつかなかった骸さんにそっと胸を撫でおろした。ところが、彼女は怯(ひる)むことなく会話を続けたのだった。
『もう!そんな冷たいこと言わないで〜。今度ボンゴレと同盟を組むことになったマルヴァジョファミリーのぉ マリツィだよ。今度、マフィア島(ランド)に行くことになったんだけど骸さんも来てくれるよね?』
「あ、えっと、実は大事な話っていうのはマリツィさんが行ってくれた通り、お前にもいってほしくて今日はきてもらったんだよ」
マリツィさんの話に綱吉さんがそう付け加えたところだったが、骸さんは予想通りの反応をした。
「、、何かと思えば、沢田綱吉。君は正気ですか。マフィア島?忌み嫌う原型そのものの地に僕が行くわけないでしょう。いやです。」
ですよね。と言わんばかりの答えだった。
「た、頼むよ。骸」
「僕はマフィアなどと馴れ合うつもりはありませんよ」
『え〜!行こうよぉ骸さん!きっと楽しいよ』
「、、、、」
「お前の気持ちも分かるけど、頼む!」
「、、、、そんなことより、それでなぜ彼女がここにいるのです」
骸さんも一切受け入れようとはしないが、綱吉さんやマリツィさんもすぐには引かなかった。
しかし、話をうまくすり替えたのは骸さんの方で、彼がそう言うと2人の視線も私に集まった。「確かに〜」と言う声が聞こえたが彼女の肯定は恐らく「なんで呼んでもないのにいるの」と言うような意味が含まれているのだろう。
「それは俺がマフィアランドに誘ったからだよ」
「ほう、黄泉も、、、」
『私は骸さんと行きたいな〜』
いちいち精神がすり減るような気さえしたが、そこは無視とした。
「えっと。骸さん、2人もこんなにお願いしているからマリツィさんと一緒に行ってみたらどうかな。」
そう伝えると、彼は怪訝そうに言った。
「なぜ他人事なのです。黄泉も誘われた側なのでしょう。貴方が行くなら僕も行きますが、黄泉が行かないなら僕も行きません」
プイッとそっぽを向いた彼だったが、なんともまあ駄々をこねた子供のようで可愛かった。私としては、ずっと疎外されていたような気分だったので心が躍るくらい嬉しくて、今すぐにでも抱きついてしまいたいような気持ちになった。
本当なら、彼にとっては行かない選択が正解だろう。でも、遊園地に彼と一緒に行くことを考えると正直魅力しかなかった。
なぜなら”好きな彼と一緒に憧れの遊園地に行ける“からだ。
私は今まで遊園地には行ったことがなかったから正直、すごく行ってみたかった。好きな人が一緒にいるのなら尚更嬉しさは倍増するに違いない。
もちろん。私達は正式にお付き合いしている仲ではない。幼少期から知っているいわば「幼馴染」のような「友達」のような関係だ。と思う。
先に、この気持ちを恋に発展させてしまったのは私の方で、この関係が崩れてしまうくらいなら言わない方がいいと直接気持ちを伝えたことはなかった。
骸さんが私をどう思っているのかは分からないが、少なくともマフィア達に向ける様な殺気だった目を向けられたことはなかったため、恐らく嫌われてはいないはず。
睨まれることは時々あるけど。
それに、綱吉さんやマリツィさんが困るのなら彼には行ってもらった方が良い。
なんて。勝手に自分の良いように考えてから私は答えてしまった。
「、、行きます。」
「ありがとう、 黄泉さん。これで決まったぞ骸。一応後1人来るからその人とも協力して マリツィさんの案内頼んだよ」
「、、全くうるさいですね。話が終わったのなら僕は行きますよ。黄泉、おいで」
「へ?あ、ちょっと」
彼が私の手を強引に掴むと、執務室を出ようとした。もしかして、私が”行く“と返事をしてしまったがためにこれから彼は説教でもするのではないかと不安になった。彼がドアノブに手をかけたところで、後ろからマリツィさんが『ちょっと待ってよぉ』と私達を引き留めた。
『私、ボンゴレの基地のこと分かんないんだけどぉ。骸さんに案内してもらいたいな〜』
「言ったはずですよ。マフィアに馴れ合うつもりはありません。それに僕は忙しいので、お断りします。彼に頼むといい。」
「なっお前なあ、、。ま、まあとにかく日程はまた後日皆に伝えるからよろしくお願いします。」
綱吉さんが言い終わるや否や、骸さんと(強引に引っ張られた)私は執務室を後にした。
冷たい目で私を睨みつけていたマリツィさんの表情には全く気が付かずに。
ーーーーーーーーー
『え〜2人は付き合ってるの?10代目ぇ?』
「まあいろんな噂はよく聞くけど、本人達からは正式に付き合っているって聞いたことはない、かな。なんせ黄泉さんはあいつのことを幼馴染ですって言ってるみたいだし」
「、、、、ふ〜ん。幼馴染ねぇ。」
普通に女の顔してんじゃん。幼馴染なだけなわけないでしょ。と内心イラつきながら彼らの出て行った扉を見つめた。
『こんにちは〜。』
「あ、あれ!あなたはマリツィさん。どうしてここに」
『パパにお願いして早く来させてもらったの。日本の店とか洋服に興味あってねぇ。ついでにボンゴレの基地も見てまわりたいなあって、ねえ10代目今大丈夫だったぁ?』
咄嗟に現れた知らない女性に、私だけ時が止まった様だった。綱吉さんの言った名詞だけがずっと頭の中でリフレインしている。
確かに言ったマリツィさんという名前。この人がマリツィさん。
私が想像しているよりも大分フランクで、いかにも”外国人“というような風貌の本当に綺麗な女性だった。
確か、この人の父であり、マルヴァジョファミリーのボスは、綱吉さんに“娘である マリツィは日本に来たばかりで友達もいないから、女性を連れてきて欲しい“と頼んできたとのことだったが
いるだろうか。私。
彼女ならすぐに友人の1人や2人すぐに作りそうなイメージだった。
「俺は今から大事な用があってね。ははは、、」
『え〜そうなのぉ?残念。、、、ていうか、この人は?』
私がいろいろと考え事をしている間に話は進んでいたらしく、驚いたとはいえずっと黙っている私を不審に思ったのか彼女は私を指さしてきた。
ハッとして言葉を返した。
「すみません。ちょっとびっくりしてて。黄泉と言います。」
『そ。よろしく』
「あ、あの。ボンゴレと同盟を組まれると伺いました。そこでこちらからの歓迎会として、マフィアランドを希望されていましたよね。私も同行しますのでよろしくお願いします」
『あ〜そうなの?分かった』
とまあ素っ気なく挨拶は終わってしまった。むしろ会話を交わしたせいで空気が重苦しくなったというか、気まずくなったというか。
綱吉さんと話す時よりツートーンくらい声が低いような気がした。
えっと。もしかしてずっと黙っていた私を”挨拶も返さない。してこない失礼な奴”とでも烙印を押して、もう関わることもやめようと決めてしまったんだろうか。
精一杯、今までの無礼を取り返すつもりでそう伝えたが彼女は素っ気ない返事しかしなかった。
話をはやく切り上げようとしている様な気さえした。
ーーーーコン、コン、コン
すると今度は、ドアの方からノック音が聞こえてきた。それと同時に「来たか、、どうぞ」と綱吉さんが呟いた。
ドアが開くとそこには、いかにも不機嫌そうに眉間に皺をよせ、いかにも不機嫌ですと言うようなオーラを放っている
「僕を呼び出すとは、良い度胸ですね。沢田綱吉。内容によっては、、、分かっていますね」
六道骸がきたのだった。
彼は入ってくるなり不機嫌オーラと殺気を放っていたが、私を見るなりさらに眉間に皺を寄せたような気がした。
「骸、と、とりあえず来てくれてありがとう、、。それでさ大事な話があるんだ。」
そういえば、 マリツィさんが部屋に入ってくる前に彼女と同行するメンバーを聞く途中であったが忘れるところであった。遡ること数分前、綱吉さんは
ーーー俺は今から大事な用があってね。ははは、、
と言っていたが、その大事な用というのが骸さんの勧誘であって、彼がその同行メンバーで間違いはないのだろう。
綱吉さんは、今から彼を勧誘しようとしているところであったのだが先にマリツィさんが水を差した。
『え〜!むくろさんって言うのぉ?
Bravo!(ブラーヴォ)Come sei bello!(コメ・セイ・ベッロ)』
先程までつまらなさそうに、素っ気なく私に返事をしていたのが嘘かのように目を輝かせて骸さんの目の前に身を乗り出していた。
声色も打って変わって、この部屋に入ってきたときみたいな甘ったるい声になっていたのは私も聞き逃さなかった。
なんていうか。私が見るからに、父親が思っているほど彼女は女友達には困っていないのではないかと思ったがそれは言わないでおこう。
そして、肝心のイタリア語で言っていた言葉の意味は「なんてかっこいいの!」だ。
骸さんをイタリア人と知ってか知らずか。あざといとはこういうことなのかと勝手に納得してしまったが確実にその褒め言葉は彼の耳にも届いたであろう。こんな綺麗な人にそんなことを言われればイチコロなのではないかと心配になった。が、それは杞憂だったようで当の本人は気にするわけでもなく
「、、、みない顔ですね。マフィアには興味ありませんが、それより話の邪魔をしないでもらいたい」
と彼女との会話をきり捨ててしまった。普通だったらこんな美人にかっこいいだなんて言われれば食いつきそうな気もするが。それでも食いつかなかった骸さんにそっと胸を撫でおろした。ところが、彼女は怯(ひる)むことなく会話を続けたのだった。
『もう!そんな冷たいこと言わないで〜。今度ボンゴレと同盟を組むことになったマルヴァジョファミリーのぉ マリツィだよ。今度、マフィア島(ランド)に行くことになったんだけど骸さんも来てくれるよね?』
「あ、えっと、実は大事な話っていうのはマリツィさんが行ってくれた通り、お前にもいってほしくて今日はきてもらったんだよ」
マリツィさんの話に綱吉さんがそう付け加えたところだったが、骸さんは予想通りの反応をした。
「、、何かと思えば、沢田綱吉。君は正気ですか。マフィア島?忌み嫌う原型そのものの地に僕が行くわけないでしょう。いやです。」
ですよね。と言わんばかりの答えだった。
「た、頼むよ。骸」
「僕はマフィアなどと馴れ合うつもりはありませんよ」
『え〜!行こうよぉ骸さん!きっと楽しいよ』
「、、、、」
「お前の気持ちも分かるけど、頼む!」
「、、、、そんなことより、それでなぜ彼女がここにいるのです」
骸さんも一切受け入れようとはしないが、綱吉さんやマリツィさんもすぐには引かなかった。
しかし、話をうまくすり替えたのは骸さんの方で、彼がそう言うと2人の視線も私に集まった。「確かに〜」と言う声が聞こえたが彼女の肯定は恐らく「なんで呼んでもないのにいるの」と言うような意味が含まれているのだろう。
「それは俺がマフィアランドに誘ったからだよ」
「ほう、黄泉も、、、」
『私は骸さんと行きたいな〜』
いちいち精神がすり減るような気さえしたが、そこは無視とした。
「えっと。骸さん、2人もこんなにお願いしているからマリツィさんと一緒に行ってみたらどうかな。」
そう伝えると、彼は怪訝そうに言った。
「なぜ他人事なのです。黄泉も誘われた側なのでしょう。貴方が行くなら僕も行きますが、黄泉が行かないなら僕も行きません」
プイッとそっぽを向いた彼だったが、なんともまあ駄々をこねた子供のようで可愛かった。私としては、ずっと疎外されていたような気分だったので心が躍るくらい嬉しくて、今すぐにでも抱きついてしまいたいような気持ちになった。
本当なら、彼にとっては行かない選択が正解だろう。でも、遊園地に彼と一緒に行くことを考えると正直魅力しかなかった。
なぜなら”好きな彼と一緒に憧れの遊園地に行ける“からだ。
私は今まで遊園地には行ったことがなかったから正直、すごく行ってみたかった。好きな人が一緒にいるのなら尚更嬉しさは倍増するに違いない。
もちろん。私達は正式にお付き合いしている仲ではない。幼少期から知っているいわば「幼馴染」のような「友達」のような関係だ。と思う。
先に、この気持ちを恋に発展させてしまったのは私の方で、この関係が崩れてしまうくらいなら言わない方がいいと直接気持ちを伝えたことはなかった。
骸さんが私をどう思っているのかは分からないが、少なくともマフィア達に向ける様な殺気だった目を向けられたことはなかったため、恐らく嫌われてはいないはず。
睨まれることは時々あるけど。
それに、綱吉さんやマリツィさんが困るのなら彼には行ってもらった方が良い。
なんて。勝手に自分の良いように考えてから私は答えてしまった。
「、、行きます。」
「ありがとう、 黄泉さん。これで決まったぞ骸。一応後1人来るからその人とも協力して マリツィさんの案内頼んだよ」
「、、全くうるさいですね。話が終わったのなら僕は行きますよ。黄泉、おいで」
「へ?あ、ちょっと」
彼が私の手を強引に掴むと、執務室を出ようとした。もしかして、私が”行く“と返事をしてしまったがためにこれから彼は説教でもするのではないかと不安になった。彼がドアノブに手をかけたところで、後ろからマリツィさんが『ちょっと待ってよぉ』と私達を引き留めた。
『私、ボンゴレの基地のこと分かんないんだけどぉ。骸さんに案内してもらいたいな〜』
「言ったはずですよ。マフィアに馴れ合うつもりはありません。それに僕は忙しいので、お断りします。彼に頼むといい。」
「なっお前なあ、、。ま、まあとにかく日程はまた後日皆に伝えるからよろしくお願いします。」
綱吉さんが言い終わるや否や、骸さんと(強引に引っ張られた)私は執務室を後にした。
冷たい目で私を睨みつけていたマリツィさんの表情には全く気が付かずに。
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『え〜2人は付き合ってるの?10代目ぇ?』
「まあいろんな噂はよく聞くけど、本人達からは正式に付き合っているって聞いたことはない、かな。なんせ黄泉さんはあいつのことを幼馴染ですって言ってるみたいだし」
「、、、、ふ〜ん。幼馴染ねぇ。」
普通に女の顔してんじゃん。幼馴染なだけなわけないでしょ。と内心イラつきながら彼らの出て行った扉を見つめた。