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「……分かった、ちょっと待って」
言うなりタヌキがシャツの袖口に手を入れた。摘まんで下ろしてきたのはブラジャーの紐。左右ともに下ろし、そこから器用に腕をのける。シャツの袖からはみ出た紐が非日常感を掻き立てる。
「んっ……」
少し前屈みになり背中に手を回し、シャツの下から取り出したのは紛れもなく今まで彼女がつけていたモノ。……まじか、と生唾を飲み込めば思いの外大きな音がした。タヌキに聞こえていなければいいけど。
「はい……うー思ったより汗掻いててイヤだけど……」
「え、それがいいんじゃないですか!」
「ジュンくん、ばかなの」
バカじゃない。男は大抵こんな生き物だ。手渡されたブラジャーを丁寧に両手で受け取れば「変態くさい」と言われてしまった。手の平に乗ったそれは、心なしか湿っていた。
「あーもーなんであげちゃったんだろう。まぁいいや。じゃあ私シャワー浴びてくるから!」
矢継ぎ早にまくし立てるとタヌキは早足で脱衣所に向かう。胸元を支えていたモノが無くなり揺れていたそこに目がいってしまう。本能的なものだ。仕方ない。彼女が出てくる間、これでナニをしようかと考えとりあえずオレは顔に近づけ匂いをかいだ。
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