君のやさしい声が好き
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「ん……しょーちゃん……?」
「ごめん、起こしちまったな。この季節にソファで寝落ちすんなよ、風邪引くぞ」
「ん……そだね」
「こーら、言ったそばから寝るな」
「ん……」
ふわふわとした意識の中、翔ちゃんを見つめる。
ああダメだ、眠い。
自然と瞼が閉じていく。
「もう寝るだけだよな?」
「……うん」
翔ちゃんの優しい声が心地いい。
ふわりと抱き上げられた感覚がして、ベッドに連れて行ってくれてるんだと分かった。
そっとベッドに下ろされて、薄く目を開ける。
愛おしそうな顔で私を見る翔ちゃん。ああ、幸せだな。
「しょーちゃんもすぐねる?」
「おう。先に寝てていからな」
「……おきてる」
「こら、ほっぺ抓るな」
起きて待ってたくて、自分の頬を抓ったらそっとその手を剥がされた。「気持ちは嬉しいけど、眠いんなら無理すんな」と言って、彼は抓った頬を優しくさすってくれる。
「ありがと」
「おう」
「おやすみのちゅーして?」
そうねだると、翔ちゃんは優しくキスをしてくれた。その後、優しく頭を撫でてくれる。
「ふふ、だいすき」
「俺も。おやすみ、初音」
「ん、おやすみ」
彼の優しい声と、頭を撫でる大きな手にほっとする。
目を閉じたら、あっという間に夢の世界へと誘われた。
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