センチメートル
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「翔ちゃん、どうかな?」
私の自宅について、早速翔ちゃんが今日コーディネートしてくれた服に着替えて彼に見せた。「思った通り、すっげー似合ってる!」と満面の笑みを浮かべた彼は、さっきまで被っていた自分の帽子を持って立ち上がり、少しだけ背伸びして私の頭にそれを乗せた。
「お、これもありだな」
「本当? お揃い買っちゃおうかな……」
「じゃあ、今度買って送るよ。今日はお前、自分で全部買っちまったし」
「だ、だって、翔ちゃんいつも私にコーデした時買ってくれるから、流石に申し訳ないって」
「俺が好きでしてるんだからいいの!」
そう言って、翔ちゃんは両手で私の両頬を軽く挟んだ。「ありがとう」と微笑むと「おう」と彼は言って、両手の力を緩めた。
愛おしそうに私を見て、両手で私の顔を引き寄せながらチュッと触れるだけのキスをする。優しく笑った目と目があって、幸せでたまらない。
頬に添えられていた手が、今度は私の手を取ってソファへと連れていってくれる。その手は私より少しだけ大きくて骨張っていて、いつもキュンとするのだ。
彼は、身長が低い。
でも、心も身体も私より大きな素敵な人。
身長なんて些細なことだと、いつも思わせてくれる。
「翔ちゃん、大好き」
「おう。俺も初音が大好き」
どちらともなく顔を近づけて、唇同士を合わせた。
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