佐賀くんと秋也
告白したのは佐賀くんだった。
ある日の放課後。
俺は靴箱にいた。俺の靴箱に何か入っている。
呪いのお手紙?
中を読んでみると愛の告白であった。差出人は佐賀春久 。同じクラスのイケメンの人だ。
実は俺もこの人が結構好きだった。
両思い?そんなばかな。靴箱をよく見てみろよ。
俺の右隣は、可愛い系女子の頂点、折笠さん。
左隣は、学年のマドンナ、犀川さん。
間違えたんだ。入れる場所を。佐賀くんっておっちょこちょいさんなんだなぁ。
いやしかしどうしたものか。
とりあえず間違っていることはわかるが誰に入れるのが正解なのかわからない。
「木野……」
と、あたふたしていたら差出人が現れた!
「なあ、これ入れるとこ間違ってたぜ。ほい」
ラブレターを渡した。
が。
「合ってるよ。これは俺が書いた秋也宛のラブレターなんだ」
「へ!?」
俺は、佐賀くんが好きだ。
たぶんこれは恋ってやつだと思うんだ。
だけど、ひっそりと終わる片想いだと思ってた。なのに。
「実は、俺も、佐賀くんのことが好きなんだけど……どうしよう……」
「付き合おう」
「……付き合う」
「付き合ってくれる?」
「え、じゃあ、付き合う」
「ありがとう」
「こちらこそ」
で、どうやって帰ったらいいんだ?
外は台風で大荒れだった。電車動いてんのか?バスは?
電車が出るまでトラブルが続きまくり、何年も前から友達だったかのように俺たちは仲良くなっていた。
ある日の放課後。
俺は靴箱にいた。俺の靴箱に何か入っている。
呪いのお手紙?
中を読んでみると愛の告白であった。差出人は
実は俺もこの人が結構好きだった。
両思い?そんなばかな。靴箱をよく見てみろよ。
俺の右隣は、可愛い系女子の頂点、折笠さん。
左隣は、学年のマドンナ、犀川さん。
間違えたんだ。入れる場所を。佐賀くんっておっちょこちょいさんなんだなぁ。
いやしかしどうしたものか。
とりあえず間違っていることはわかるが誰に入れるのが正解なのかわからない。
「木野……」
と、あたふたしていたら差出人が現れた!
「なあ、これ入れるとこ間違ってたぜ。ほい」
ラブレターを渡した。
が。
「合ってるよ。これは俺が書いた秋也宛のラブレターなんだ」
「へ!?」
俺は、佐賀くんが好きだ。
たぶんこれは恋ってやつだと思うんだ。
だけど、ひっそりと終わる片想いだと思ってた。なのに。
「実は、俺も、佐賀くんのことが好きなんだけど……どうしよう……」
「付き合おう」
「……付き合う」
「付き合ってくれる?」
「え、じゃあ、付き合う」
「ありがとう」
「こちらこそ」
で、どうやって帰ったらいいんだ?
外は台風で大荒れだった。電車動いてんのか?バスは?
電車が出るまでトラブルが続きまくり、何年も前から友達だったかのように俺たちは仲良くなっていた。
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