一郎君
お名前
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ぐぽ、と喉から聞いたこともないような音が鳴った。詰めていた息を吐き、吸って、くたりと彼の太ももへと頭を凭せ掛ける。さり、と髪を梳いてくれる手つきが気持ちいい。うっとりとしてすりよると、ようやくまともに働き始めた嗅覚に、すえた臭いがこびりついた。
「霧絵」
「ん……」
「……らしくないぜ」
「んー……」
体を起こして擦り寄り、そっと、一郎の胸板に胸を押し付ける。柔らかく沈む肌、流れる髪。ちぅ、と頬に吸い付くと彼のまつげが肌をくすぐった。そっと手を伸ばし、吐き出して萎えた彼の熱に触れる。固まる体に吐息だけで笑った。指を添え、触れるたび、面白いくらい体は震えた。
「いつも気持ちよくしてくれるから」
「う、ぁ……待って、霧絵、あ」
「何か返そうと思って」
ぬるりと唾液で湿る頬に歯を立てるそぶりをして、舌を押し当てた。すっかり硬さを取り戻したそれに、自分の息まで早まっていく。はやく、この昂りが身を貫くときを。ばちりとぶつかった視線の獰猛さに全身が疼く。あ、と思ったときには、霧絵の体はソファの上に押し倒されていた。
「霧絵」
「ん……」
「……らしくないぜ」
「んー……」
体を起こして擦り寄り、そっと、一郎の胸板に胸を押し付ける。柔らかく沈む肌、流れる髪。ちぅ、と頬に吸い付くと彼のまつげが肌をくすぐった。そっと手を伸ばし、吐き出して萎えた彼の熱に触れる。固まる体に吐息だけで笑った。指を添え、触れるたび、面白いくらい体は震えた。
「いつも気持ちよくしてくれるから」
「う、ぁ……待って、霧絵、あ」
「何か返そうと思って」
ぬるりと唾液で湿る頬に歯を立てるそぶりをして、舌を押し当てた。すっかり硬さを取り戻したそれに、自分の息まで早まっていく。はやく、この昂りが身を貫くときを。ばちりとぶつかった視線の獰猛さに全身が疼く。あ、と思ったときには、霧絵の体はソファの上に押し倒されていた。