だらだら
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あ、と喉から他人のような声が漏れて、体がびくりと跳ねた。汗ばんだ体をくっつけあって、気づけばすっかり短くなった息をして、唇をすり合わせる。一郎の大きな手が顔に張り付いた髪を梳いて剥がしてくれる。気持ちいい。うっとりとため息をついた。
「……あっちぃな」
「んー……」
髪をかきあげる。長い前髪が流されて、色違いの目と、丸い額が晒される。きゅぅ、と胸を締め付けられた。ちょいちょい、と手招きをし、屈んでくれた体に触れる。頬をなぞり、まぶたを撫でる。屈んだ拍子にまた、いくらかの髪がはらはらと落ちてきた。
「仕事でさ、髪の毛後ろに流すことあるの?」
「ん?まぁあるっちゃあるけど……」
「スーツ着たり?」
「まぁ」
「……今度見せてよ」
「なんでだよ」
「かっこいいから」
ぐい、と髪を押し上げる。ちょっと考えてから右目の上あたりで髪を分け、横に流してまた、悶える。急にテンションの上がった霧絵に一郎は終始はてなマークを浮かべている。
「むっちゃグッとくる……」
「なんなんだよマジで」
「一郎も顔つきが大人になってるんだなって思った」
「成長期ですから」
「まだおっきくなるの」
「……さっきから思ってんだけどさ、じたばたされるとさ」
ぴとり。大きな掌が、霧絵の腹を覆う。その熱、戸惑った顔に、ぴしりと固まった。
「……ごめん」
「うん、まぁ成長期だから仕方ないよな」
「うぇ、あっ、ちょっと……!」
「よくわかんねぇけど、この髪型でやろっか」
な?そう覗き込む瞳が雄々しくて、きゅうっと、また彼を締め付けた。
「……あっちぃな」
「んー……」
髪をかきあげる。長い前髪が流されて、色違いの目と、丸い額が晒される。きゅぅ、と胸を締め付けられた。ちょいちょい、と手招きをし、屈んでくれた体に触れる。頬をなぞり、まぶたを撫でる。屈んだ拍子にまた、いくらかの髪がはらはらと落ちてきた。
「仕事でさ、髪の毛後ろに流すことあるの?」
「ん?まぁあるっちゃあるけど……」
「スーツ着たり?」
「まぁ」
「……今度見せてよ」
「なんでだよ」
「かっこいいから」
ぐい、と髪を押し上げる。ちょっと考えてから右目の上あたりで髪を分け、横に流してまた、悶える。急にテンションの上がった霧絵に一郎は終始はてなマークを浮かべている。
「むっちゃグッとくる……」
「なんなんだよマジで」
「一郎も顔つきが大人になってるんだなって思った」
「成長期ですから」
「まだおっきくなるの」
「……さっきから思ってんだけどさ、じたばたされるとさ」
ぴとり。大きな掌が、霧絵の腹を覆う。その熱、戸惑った顔に、ぴしりと固まった。
「……ごめん」
「うん、まぁ成長期だから仕方ないよな」
「うぇ、あっ、ちょっと……!」
「よくわかんねぇけど、この髪型でやろっか」
な?そう覗き込む瞳が雄々しくて、きゅうっと、また彼を締め付けた。