第2章
夢小説設定
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三井も復活した湘北バスケ部は、県予選を控え、其々が自分の能力を最大限に発揮しようと土曜日も練習に励んでいた。
「お疲れ様でーす。」
「あら、夢叶ちゃん。今日は遅かったじゃない。何かあったの?」
「色々ありました。まず、お知らせというか提案というか。集合するように赤木先輩に頼んで来ます。」
後藤が赤木にその旨を説明すると、キリの良い所で集合をかけると快諾してくれた。全員がフットワークのメニューを終えた頃、赤木からの集合がかかった。
「皆さんお疲れ様です。実は大ニュースがありまして。……陵南高校との合同練習を組んで来ました!」
「ええー!!」
予想通り、部員達は驚いた顔をしている。したり顔を多少浮かべる後藤を見て、可愛らしいと彩子は笑みを零してしまった。
「センドーは俺が倒す!」
「いや、練習だからね桜木。」
「今度は俺たちが勝つ。」
「流川まで。」
練習試合ではワンゴール差で負けたという事を彩子から聞いた後藤は、県予選で再び対峙するであろうチームと合同練習をする事で部員の士気が更に高まるのでは、と期待していた。
「しかし、どうやって?」
「んーと、仙道くんに会っ
「「「仙道くん !?」」」
部員達が驚き声を上げる。仙道は後藤の1つ年上のはず。くん呼びとはそれ程親しいのか。言葉を遮られた後藤は、行き場の失った言葉達を飲み込んだ。
「なっ、夢叶さんセンドーとはどの様なご関係で!?」
「何勘違いしてんの。桜木が思ってる様な関係じゃないよ。ちょっとした知り合い。」
この回答では煮え切らない。三井は名前の知らない苛立ちを覚えながら、これ以上詮索するのも後藤に不審がられるだろう、とモヤモヤと心の内で迷っていた。
「中学の時、関東選抜で会ったの。あ、流川ともね。」
「この子、実は名プレイヤーだったのよ。」
彩子が後藤の肩を組むと、誇らしげに言う。流川を一瞥するも、流川は興味の無さそうな顔をしている。ー 本当に、不器用な奴。
「ええーッ!夢叶ちゃんもバスケやってたの!?」
「リョータ声がデカい!」
すかさず彩子のハリセンが宮城に飛ぶも、宮城はどこか嬉しそう。そんな痴話喧嘩を他所に、続いて三井が後藤の頭をがしがしと撫でながら自慢げに言った。
「そりゃそうだ、コイツは俺の後輩だからな。」
「三井先輩は、実は私の3Pの先生だったんだよ。」
「最近までグレてた癖に偉そうに。ね、リョーちん。」
「全くだぜ、花道。」
「煩いぞお前ら!」
「お疲れ様でーす。」
「あら、夢叶ちゃん。今日は遅かったじゃない。何かあったの?」
「色々ありました。まず、お知らせというか提案というか。集合するように赤木先輩に頼んで来ます。」
後藤が赤木にその旨を説明すると、キリの良い所で集合をかけると快諾してくれた。全員がフットワークのメニューを終えた頃、赤木からの集合がかかった。
「皆さんお疲れ様です。実は大ニュースがありまして。……陵南高校との合同練習を組んで来ました!」
「ええー!!」
予想通り、部員達は驚いた顔をしている。したり顔を多少浮かべる後藤を見て、可愛らしいと彩子は笑みを零してしまった。
「センドーは俺が倒す!」
「いや、練習だからね桜木。」
「今度は俺たちが勝つ。」
「流川まで。」
練習試合ではワンゴール差で負けたという事を彩子から聞いた後藤は、県予選で再び対峙するであろうチームと合同練習をする事で部員の士気が更に高まるのでは、と期待していた。
「しかし、どうやって?」
「んーと、仙道くんに会っ
「「「仙道
部員達が驚き声を上げる。仙道は後藤の1つ年上のはず。くん呼びとはそれ程親しいのか。言葉を遮られた後藤は、行き場の失った言葉達を飲み込んだ。
「なっ、夢叶さんセンドーとはどの様なご関係で!?」
「何勘違いしてんの。桜木が思ってる様な関係じゃないよ。ちょっとした知り合い。」
この回答では煮え切らない。三井は名前の知らない苛立ちを覚えながら、これ以上詮索するのも後藤に不審がられるだろう、とモヤモヤと心の内で迷っていた。
「中学の時、関東選抜で会ったの。あ、流川ともね。」
「この子、実は名プレイヤーだったのよ。」
彩子が後藤の肩を組むと、誇らしげに言う。流川を一瞥するも、流川は興味の無さそうな顔をしている。ー 本当に、不器用な奴。
「ええーッ!夢叶ちゃんもバスケやってたの!?」
「リョータ声がデカい!」
すかさず彩子のハリセンが宮城に飛ぶも、宮城はどこか嬉しそう。そんな痴話喧嘩を他所に、続いて三井が後藤の頭をがしがしと撫でながら自慢げに言った。
「そりゃそうだ、コイツは俺の後輩だからな。」
「三井先輩は、実は私の3Pの先生だったんだよ。」
「最近までグレてた癖に偉そうに。ね、リョーちん。」
「全くだぜ、花道。」
「煩いぞお前ら!」