運動してました
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日中の気温が下がって、めっきり過ごしやすくなった。行楽や運動には最適と言えるだろう。だがしかし。
「家の中で突然運動会始めないでほしかったなぁ。予告してほしかったよ」
リビングを駆け回る影はもはや目で追えない。コマツだけは私と一緒にソファの上に避難している。
何かのスイッチが入ったように部屋の中を走り回る愛猫たち。バターにでもなるつもりかしら。それは非常に困るんだけど。というか、嫌なんだけど。ソファやテーブルの下、棚の上なんかをあっちへこっちへ。別に壊れる物とか、危険な物はないけど、怪我しないかだけ心配。
ダダダダダダッと激しい足音が部屋中を駆け巡っている。確かに、これにコマツはついていけないだろう。トリコとゼブラはともかく、普段騒がないふたりまで参加してるのは驚いた。なんなんだろう、ストレス?走り回りたい気分なのかな。だったら外の方が気持ちいいと思うんだけどなぁ。あれ、もしかして出入口付けた意味ほぼない?それはちょっと切ないぞ。
壮絶な運動会はしばらく続き、ようやく落ち着いたらしいみんなはソファの上で伸びていた。そりゃそうだよね。あれだけ走り回ったんだもの。
疲れているらしい彼らをそっとしておいて、コマツと遊ぶことにした。遊ぶといっても、おもちゃを振るくらいだけど。飛び付いて来てくれるので、それなりに楽しんでくれてるとは思う。ああ、可愛い。
ねこじゃらし系のおもちゃをパタパタ振ったり振り上げたりしてしばらく遊んでいたら、両肩と頭の上に衝撃と重みを感じた。見て確認するまでもない、肩に乗ってるのはトリコとサニーで頭の上にいるのはゼブラだ。ココは私の隣にぴったり並んで座り込んでる。
「なぁに? みんなも一緒に遊ぶ? あんなに激しく運動会してたのに、疲れてないの?」
「ニャーッ」
「ニャゥ」
問いかけると両肩から返事、頭の後ろではグルグル言ってる。どうやらお疲れではないらしい。
「分かった。ちょいとお待ちなさいな」
コマツと遊んでいたおもちゃを手に持ったまま立ち上がり、他のおもちゃをしまっている場所を漁った。
どーれーにーしーよーうーかーなー。
――よし、これ。
「とう。」
手に取ったボールを放り投げた。みんなそれに素早く反応して追いかける。一つのボールを取り合っている様子はまるでサッカーだ。そしてやっぱりコマツは付いて行かない。
まあ無理だろうね。あの中に入ったらきっと潰される。
それにしても、みんなタフだなぁ。私はもうちょっと見習うべきかも。
再びコマツと遊びながら、時々こちらへ転がってくるボールを別の方向へ投げてやったりしてみんなで遊んだ。
一通り遊び終えて疲れたのか、そのあとみんなでお昼寝していた。床に座ってコマツと遊んでいたのだけど、ソファを背もたれにしていたのが悪かったのか、身動きが取れなくなった。だって、大食いコンビがソファと私の肩に橋を掛けるように乗っているし、サニーは当然私の太腿の上で丸くなっているし。おまけにコマツとココに両サイドサンドされたら、動けるわけがない。
畜生可愛い。私が動けないこと分かっててやってるでしょ。
そして怒らないってこともわかってるでしょ。その通りだよ!
「みんなが起きる頃には、全身バッキバキになってるかな……」
凝り固まるよ、身動き取れないんだものマジで。ま、仕方ないけどねー。耐え抜いて見せましょう。それくらいなんてことはないんだから。
「家の中で突然運動会始めないでほしかったなぁ。予告してほしかったよ」
リビングを駆け回る影はもはや目で追えない。コマツだけは私と一緒にソファの上に避難している。
何かのスイッチが入ったように部屋の中を走り回る愛猫たち。バターにでもなるつもりかしら。それは非常に困るんだけど。というか、嫌なんだけど。ソファやテーブルの下、棚の上なんかをあっちへこっちへ。別に壊れる物とか、危険な物はないけど、怪我しないかだけ心配。
ダダダダダダッと激しい足音が部屋中を駆け巡っている。確かに、これにコマツはついていけないだろう。トリコとゼブラはともかく、普段騒がないふたりまで参加してるのは驚いた。なんなんだろう、ストレス?走り回りたい気分なのかな。だったら外の方が気持ちいいと思うんだけどなぁ。あれ、もしかして出入口付けた意味ほぼない?それはちょっと切ないぞ。
壮絶な運動会はしばらく続き、ようやく落ち着いたらしいみんなはソファの上で伸びていた。そりゃそうだよね。あれだけ走り回ったんだもの。
疲れているらしい彼らをそっとしておいて、コマツと遊ぶことにした。遊ぶといっても、おもちゃを振るくらいだけど。飛び付いて来てくれるので、それなりに楽しんでくれてるとは思う。ああ、可愛い。
ねこじゃらし系のおもちゃをパタパタ振ったり振り上げたりしてしばらく遊んでいたら、両肩と頭の上に衝撃と重みを感じた。見て確認するまでもない、肩に乗ってるのはトリコとサニーで頭の上にいるのはゼブラだ。ココは私の隣にぴったり並んで座り込んでる。
「なぁに? みんなも一緒に遊ぶ? あんなに激しく運動会してたのに、疲れてないの?」
「ニャーッ」
「ニャゥ」
問いかけると両肩から返事、頭の後ろではグルグル言ってる。どうやらお疲れではないらしい。
「分かった。ちょいとお待ちなさいな」
コマツと遊んでいたおもちゃを手に持ったまま立ち上がり、他のおもちゃをしまっている場所を漁った。
どーれーにーしーよーうーかーなー。
――よし、これ。
「とう。」
手に取ったボールを放り投げた。みんなそれに素早く反応して追いかける。一つのボールを取り合っている様子はまるでサッカーだ。そしてやっぱりコマツは付いて行かない。
まあ無理だろうね。あの中に入ったらきっと潰される。
それにしても、みんなタフだなぁ。私はもうちょっと見習うべきかも。
再びコマツと遊びながら、時々こちらへ転がってくるボールを別の方向へ投げてやったりしてみんなで遊んだ。
一通り遊び終えて疲れたのか、そのあとみんなでお昼寝していた。床に座ってコマツと遊んでいたのだけど、ソファを背もたれにしていたのが悪かったのか、身動きが取れなくなった。だって、大食いコンビがソファと私の肩に橋を掛けるように乗っているし、サニーは当然私の太腿の上で丸くなっているし。おまけにコマツとココに両サイドサンドされたら、動けるわけがない。
畜生可愛い。私が動けないこと分かっててやってるでしょ。
そして怒らないってこともわかってるでしょ。その通りだよ!
「みんなが起きる頃には、全身バッキバキになってるかな……」
凝り固まるよ、身動き取れないんだものマジで。ま、仕方ないけどねー。耐え抜いて見せましょう。それくらいなんてことはないんだから。