飛んできました
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ココが家に来てからは初めての休み。流石に、色々と足りないものが目立ってきた。まず圧倒的にえさが足りない。特にトリコの食べる量が他の子たちの倍以上。減りが速いったら。それにお世話、お手入れ関係の用品。今までちょっと後回しにしてた。
まあそんな感じで、必要な物が多数出てきたもんだから今日は買出しに行くつもり。確か、あのお店は結構早い時間から開いてたはずだ。
朝食を食べながら予定を組み立て、食器を片付けて猫たちの側にしゃがんだ。
「これからちょっと買い物に行こうと思うんだけど、留守番しててくれる?」
勿論、外に出たいなら出ていいんだけど。全員に声をかけて確認してみる。サニーは初めから家にいるだろうと思っていたけど、トリコたちも今日は家に居るらしい。ココも特に動く気配はない。
「―――じゃあ、ちょっと行ってくるね」
いい子にしててね、とすっかり定番になったセリフを言いつけて家を出た。
すっかり行きつけとなりつつあるペット用品専門店。
店の扉を押し開けて中に入ると、なんだか空気がひんやり。いつもいる店員さんがいない。もしかして営業時間前かと思って確認してみるけど、大丈夫、合ってるみたい。何でいないんだろ。
考えていても仕方がないので必要な物を籠に放り込む。大物はカートに乗せて、上に籠を乗せて待ってみるけど、どうもこっちにいないらしい。奥にいる様子もない。
「――――――……! ……! ――」
「……ん?」
静かな店内で聞こえる、微かな物音と声。どうやら隣の病院の方から聞こえてくるみたい。
ガッシャーンッ
「うわっ!」
「―――……‼ ……」
……え、なに修羅場?何かをひっくり返して様な音がして、騒がしい声もする。……患畜の子が暴れてるのかな。なるほど、人手が足りなくて店員さんも駆り出されてんだね、きっと。
―――待ってた方がいいかな。邪魔しちゃ悪いしな。でもできるなら早く帰りたい。てゆーかそうだ、相談したいことあったじゃん。……ちょっと様子だけ見てみようかな。ちょっと覗いて、忙しそうだったらこっちで待ってればいいよね、うんそうしよう。
勝手に結論を出して店舗と病院とを繋ぐ戸をそぉっと開けた。開けた途端、騒ぐ声がはっきりと耳に入ってきた。やっぱり患畜の子が暴れてるみたい。
ドアの隙間から頭を突っ込んで様子を見てみる。
「ぎゃぁぁあ‼ っやっぱり俺には荷が重いっす―――‼」
「そんなこと言わずにもうちょっと頑張ってくれよ!」
「頑張る頑張らないとかの次元じゃないっすよ‼」
ドッシャンガラガラ……
……また何か崩れた。多分いつもの店員さんと先生だと思う。なんかすごい大変そう。大丈夫かなーなんて、心配になって身を乗り出したのがいけなかったようだ。
「あッ こら待てゼブラッ!」
「へ?」
バフッ
「ぶっ⁉」
先生の叫ぶ声が聞こえた直後、何かが私の顔面に向かって飛んできて、張り付いた。何が起きたのか分からないし息はできないし、混乱した。
ガリッ
「いっ! ~~~~っっ‼」
追い打ちをかけるように、右頬の下を何かに引っ掻かれた。超痛い。顔面に張り付いてるモフモフした物体が、とりあえず生き物なのは認識できたけど、先生、私はどうしたらいいですか。
まあそんな感じで、必要な物が多数出てきたもんだから今日は買出しに行くつもり。確か、あのお店は結構早い時間から開いてたはずだ。
朝食を食べながら予定を組み立て、食器を片付けて猫たちの側にしゃがんだ。
「これからちょっと買い物に行こうと思うんだけど、留守番しててくれる?」
勿論、外に出たいなら出ていいんだけど。全員に声をかけて確認してみる。サニーは初めから家にいるだろうと思っていたけど、トリコたちも今日は家に居るらしい。ココも特に動く気配はない。
「―――じゃあ、ちょっと行ってくるね」
いい子にしててね、とすっかり定番になったセリフを言いつけて家を出た。
すっかり行きつけとなりつつあるペット用品専門店。
店の扉を押し開けて中に入ると、なんだか空気がひんやり。いつもいる店員さんがいない。もしかして営業時間前かと思って確認してみるけど、大丈夫、合ってるみたい。何でいないんだろ。
考えていても仕方がないので必要な物を籠に放り込む。大物はカートに乗せて、上に籠を乗せて待ってみるけど、どうもこっちにいないらしい。奥にいる様子もない。
「――――――……! ……! ――」
「……ん?」
静かな店内で聞こえる、微かな物音と声。どうやら隣の病院の方から聞こえてくるみたい。
ガッシャーンッ
「うわっ!」
「―――……‼ ……」
……え、なに修羅場?何かをひっくり返して様な音がして、騒がしい声もする。……患畜の子が暴れてるのかな。なるほど、人手が足りなくて店員さんも駆り出されてんだね、きっと。
―――待ってた方がいいかな。邪魔しちゃ悪いしな。でもできるなら早く帰りたい。てゆーかそうだ、相談したいことあったじゃん。……ちょっと様子だけ見てみようかな。ちょっと覗いて、忙しそうだったらこっちで待ってればいいよね、うんそうしよう。
勝手に結論を出して店舗と病院とを繋ぐ戸をそぉっと開けた。開けた途端、騒ぐ声がはっきりと耳に入ってきた。やっぱり患畜の子が暴れてるみたい。
ドアの隙間から頭を突っ込んで様子を見てみる。
「ぎゃぁぁあ‼ っやっぱり俺には荷が重いっす―――‼」
「そんなこと言わずにもうちょっと頑張ってくれよ!」
「頑張る頑張らないとかの次元じゃないっすよ‼」
ドッシャンガラガラ……
……また何か崩れた。多分いつもの店員さんと先生だと思う。なんかすごい大変そう。大丈夫かなーなんて、心配になって身を乗り出したのがいけなかったようだ。
「あッ こら待てゼブラッ!」
「へ?」
バフッ
「ぶっ⁉」
先生の叫ぶ声が聞こえた直後、何かが私の顔面に向かって飛んできて、張り付いた。何が起きたのか分からないし息はできないし、混乱した。
ガリッ
「いっ! ~~~~っっ‼」
追い打ちをかけるように、右頬の下を何かに引っ掻かれた。超痛い。顔面に張り付いてるモフモフした物体が、とりあえず生き物なのは認識できたけど、先生、私はどうしたらいいですか。