拗ねました
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『長毛君』を『サニー』に改名した翌朝、予定外に優雅に過ごしていた。当然、今日も出勤の予定だったのだが、朝一番に店長から緊急に休みにすると連絡をもらった。詳しい理由を聞く前に切れてしまったので詳細は知らない。チェーン店じゃないから、いつ休むかなんて自由だし。一従業員が深く突っ込むことでもないし。休みをくれるって言うんだからありがたく頂戴しとく。
それにしても、急に休みになったからな。何しよう。コマツとトリコはいつも通り出掛けて行った。昨日あれだけ疲れてたんだからよせばいいのにと思うのは私の考えで。ともかく家にいるのは私とサニーだけ。あれ、デジャヴ。
家に来てから、サニーが一度も外に出てないんだよね。アクティブな他の二匹(主にトリコ)とは対照的だ。今も出たがる様子はないし。家猫気質? このままウチの子になってくれるのかな。それなら大歓迎なんだけど。もちろん無理強いはしないよ。まあどちらにしてもいるものはあるよね。
「サニー」
「!」
呼ぶとすぐに反応してくれる。耳を立て、なんだ、とこっちを見る。
「買い物行くんだ。一緒においで」
そう声を掛けると不服そうな顔をした。どんだけ出たくないのこの子。明らかな『いきたくない』アピールに苦笑しつつ、事情を説明してみる。
「サニー用のブラシを買いに行こうと思ってさ。サニーに合うやつ一緒に選ぼう?」
相変わらず不服そうな顔をしているが、耳と尻尾が動いてる。考えてるんだろうか。できるなら一緒に来てほしいんだけどな。正直どれがいいのかよく分からないし。ホンニンがいれば確実だと思うんだけど。てか、言葉が伝わってること前提で喋ってる私ってどうなの。
「どうしても嫌ならいいよ。でも適当に選んだやつでも怒らないでね」
どうする?と、サニーの前にトートバッグの口を開いて差し出してみる。何度か私の顔とバッグを交互に見て、サニーは渋々、といった感じで中に入った。
「じゃあ、行こうか」
その行動が自主的にではないにしろ、心を許してくれたように感じて、嬉しかった。
それにしても、急に休みになったからな。何しよう。コマツとトリコはいつも通り出掛けて行った。昨日あれだけ疲れてたんだからよせばいいのにと思うのは私の考えで。ともかく家にいるのは私とサニーだけ。あれ、デジャヴ。
家に来てから、サニーが一度も外に出てないんだよね。アクティブな他の二匹(主にトリコ)とは対照的だ。今も出たがる様子はないし。家猫気質? このままウチの子になってくれるのかな。それなら大歓迎なんだけど。もちろん無理強いはしないよ。まあどちらにしてもいるものはあるよね。
「サニー」
「!」
呼ぶとすぐに反応してくれる。耳を立て、なんだ、とこっちを見る。
「買い物行くんだ。一緒においで」
そう声を掛けると不服そうな顔をした。どんだけ出たくないのこの子。明らかな『いきたくない』アピールに苦笑しつつ、事情を説明してみる。
「サニー用のブラシを買いに行こうと思ってさ。サニーに合うやつ一緒に選ぼう?」
相変わらず不服そうな顔をしているが、耳と尻尾が動いてる。考えてるんだろうか。できるなら一緒に来てほしいんだけどな。正直どれがいいのかよく分からないし。ホンニンがいれば確実だと思うんだけど。てか、言葉が伝わってること前提で喋ってる私ってどうなの。
「どうしても嫌ならいいよ。でも適当に選んだやつでも怒らないでね」
どうする?と、サニーの前にトートバッグの口を開いて差し出してみる。何度か私の顔とバッグを交互に見て、サニーは渋々、といった感じで中に入った。
「じゃあ、行こうか」
その行動が自主的にではないにしろ、心を許してくれたように感じて、嬉しかった。