数十分後

教室に校長が来た。

校長「君たち、もう帰っていいぞ…君たちの担任は逮捕された」
太一「何があったんですか？」
校長「警察署に金属バットを持って入ってきて、＜カニを海に放したやつ出てこい＞って言ったから、不審者と思われたようだ」
だろうね、そんな行動するほうが悪い。

ルナ「よかった、これで安心して学校生活を送れる」
校長「へ？ 警察署から出てくるのは明日だけど」
周りは凍りついた。

ひかる「何言っているんですか、あいつは無期懲役になってもおかしくない人間ですよ」
ほのか「権力で生徒を操っています！」
逢花「一時、監 禁されてました」
はるか「どうにかしてもらわないと、生徒があぶないんですよね～」
京「あの担任のお陰で、ダンスのレッスンに何度も遅れているんです」
航輔「どうにか、あの担任をこの学校から追い出して、刑務所に入れてください」
ミサ「お願い、信じて！！」
そうた「もう、頼れるのは校長先生しかいないんです」
校長は困った顔つきだった。
あの先生が、そんなことを？
なんて考えているのだろう。

部活生徒下校のチャイムが鳴った。