ハッピーハロウィンケモヒト番外
今日はハロウィン。子供たちが可愛らしい仮装に身を包んで周りの大人達に美味しいお菓子をもらえる上に、お菓子が与えられなければイタズラまで出来てしまうという正に至高のイベントである。もちろん私もお菓子にはめっぽう弱いので、リビングでのんびりテレビを見ていた父に対して「トリックオアトリート!」と開口一番に思いっきり投げかけてやった。
「お父さん、トリックオアトリート!お菓子ちょうだい!」
「あー、そういや今日そんな日だったか...ていうかお前ハロウィンなのに何も仮装してねえじゃねえかそんなんで俺にお菓子を強請るな」
「ポケモンかも人間かも分からない私になんの仮装をしろと?」
「うんそれもそうだなお父さんが悪かった。これ番外編だからその話は一旦やめようか」
そんな漫才の様な会話のキャッチボールもそこそこに、父がお菓子を持っていないならどんなイタズラをしてやろうかと私が考えあぐねていると、父がハッと何かに気付いた様にポケットの中をまさぐりだし、1本の煙草を取り出すとそれを徐に私の掌にぽんと置いた。
「お父さん?私まだ未成年...」
「すまん、これしか渡せる物がねえ」
「教育に悪い事この上無いなこの父親」
この後こっそり煙草を試してみようとしたら母にバレてめちゃくちゃ怒られましたとさ
「お父さん、トリックオアトリート!お菓子ちょうだい!」
「あー、そういや今日そんな日だったか...ていうかお前ハロウィンなのに何も仮装してねえじゃねえかそんなんで俺にお菓子を強請るな」
「ポケモンかも人間かも分からない私になんの仮装をしろと?」
「うんそれもそうだなお父さんが悪かった。これ番外編だからその話は一旦やめようか」
そんな漫才の様な会話のキャッチボールもそこそこに、父がお菓子を持っていないならどんなイタズラをしてやろうかと私が考えあぐねていると、父がハッと何かに気付いた様にポケットの中をまさぐりだし、1本の煙草を取り出すとそれを徐に私の掌にぽんと置いた。
「お父さん?私まだ未成年...」
「すまん、これしか渡せる物がねえ」
「教育に悪い事この上無いなこの父親」
この後こっそり煙草を試してみようとしたら母にバレてめちゃくちゃ怒られましたとさ