カイオーガ
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もう9月も終盤に差し掛かり、学生達が夏休みだからと大量に配られた課題に対するトラウマも若干薄れてきた今日この頃。10月といえば世間一般的にはもう秋と言って差し支えない月なのだろうが、未だにうちでは半袖シャツに袖を通して冷房の効いた部屋でアイスを齧る生活が繰り返されている。
何故未だにそんな夏みたいな生活しているのかって?そんなの決まっている。いつまで経っても青い空の上には太陽が燦々と熱気と紫外線を振り撒きながら鎮座し、気温は常に30度超えというアローラ地方もびっくりの毎日常夏状態だからだ。もう9月後半なのにこの状態っていくら考えてもおかしいだろう。だがしかし現実とはとても非情なもので。
「あっっつ…」
屍になる寸前の人間が死ぬ間際に発する様な声で苦しげに暑い暑いと繰り返していると、私と同じ様に外の暑さと残暑の熱気に辟易して干からびている私のパートナー(屍2号)が汗を流しながら無言で冷房の温度を下げた。ホウエンに伝わる恐ろしい海の王者でさえフローリングの床にへばりついてダウンしてしまうのだから、改めて夏とは恐ろしいものだなあとぼんやりと考える。
どうでもいい事だが、今少しでも頭を使って何か考えれば冗談抜きで脳味噌まで溶け出してしまいそうなので、これ以上頭を回転させて考え事をするのはやめておいた。私の溶け出してドロドロのデロデロになった脳みその水溜まりなんて見ても誰も得しないだろうし。見た目も味もよろしくないナマエの脳味噌ジュースの完成だ。きっと誰にも飲まれる事無く廃棄される未来が見える。
…嗚呼、こんな馬鹿らしい事まで考える様になってしまうなんてよっぽど私は暑さに堪えて来ているらしい。
「カイオーガ」
「どうしたナマエ」
「れいとうビームかハイドロポンプを今すぐに私に浴びせてほしいの」
「暑さでとうとう気が狂ったか」
ため息を吐きながら冷たい視線を私に浴びせてフローリングの床にまたへばりついたカイオーガ。一応伝説のポケモンと呼ばれる高貴な存在の癖に威厳無くフローリングの床にへばりついている時点でそちらもあまり人の事を言えた義理では無いだろうと思ったが、だからと言ってこの蒸し暑さが改善される訳では無い為大人しく黙っておく事にした。
「カントーのふたごじまとかはこんな時期でも十分すぎるくらい涼しいんだろうな…」
「考え方が極端すぎないかそれ」
アイス食べて水風呂にでも入って今日はもう活動休止にしよう。と何度目か分からないため息を吐きながらそう提案してくれた彼に「カイオーガ天才!イケメン!流石伝説!」と大袈裟な返事を返し、私は彼と共に台所まで足を動かすのであった。
何故未だにそんな夏みたいな生活しているのかって?そんなの決まっている。いつまで経っても青い空の上には太陽が燦々と熱気と紫外線を振り撒きながら鎮座し、気温は常に30度超えというアローラ地方もびっくりの毎日常夏状態だからだ。もう9月後半なのにこの状態っていくら考えてもおかしいだろう。だがしかし現実とはとても非情なもので。
「あっっつ…」
屍になる寸前の人間が死ぬ間際に発する様な声で苦しげに暑い暑いと繰り返していると、私と同じ様に外の暑さと残暑の熱気に辟易して干からびている私のパートナー(屍2号)が汗を流しながら無言で冷房の温度を下げた。ホウエンに伝わる恐ろしい海の王者でさえフローリングの床にへばりついてダウンしてしまうのだから、改めて夏とは恐ろしいものだなあとぼんやりと考える。
どうでもいい事だが、今少しでも頭を使って何か考えれば冗談抜きで脳味噌まで溶け出してしまいそうなので、これ以上頭を回転させて考え事をするのはやめておいた。私の溶け出してドロドロのデロデロになった脳みその水溜まりなんて見ても誰も得しないだろうし。見た目も味もよろしくないナマエの脳味噌ジュースの完成だ。きっと誰にも飲まれる事無く廃棄される未来が見える。
…嗚呼、こんな馬鹿らしい事まで考える様になってしまうなんてよっぽど私は暑さに堪えて来ているらしい。
「カイオーガ」
「どうしたナマエ」
「れいとうビームかハイドロポンプを今すぐに私に浴びせてほしいの」
「暑さでとうとう気が狂ったか」
ため息を吐きながら冷たい視線を私に浴びせてフローリングの床にまたへばりついたカイオーガ。一応伝説のポケモンと呼ばれる高貴な存在の癖に威厳無くフローリングの床にへばりついている時点でそちらもあまり人の事を言えた義理では無いだろうと思ったが、だからと言ってこの蒸し暑さが改善される訳では無い為大人しく黙っておく事にした。
「カントーのふたごじまとかはこんな時期でも十分すぎるくらい涼しいんだろうな…」
「考え方が極端すぎないかそれ」
アイス食べて水風呂にでも入って今日はもう活動休止にしよう。と何度目か分からないため息を吐きながらそう提案してくれた彼に「カイオーガ天才!イケメン!流石伝説!」と大袈裟な返事を返し、私は彼と共に台所まで足を動かすのであった。
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