ゼクロム
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彼と出会って、2ヶ月。
そう。たった二ヶ月の間に、色々な事があった。
目覚めたゼクロムに「お前が俺の英雄だ」なんて意味わからん事言われた時点で断ろうとしたのに、押しに弱い私はそのままあっさりと丸め込まれてしまった。まあ後に引けない状態だったのも大きいと思うけれど。
気付いたら彼を手持ちに入れていて、プラズマ団のボスは私に負けた途端大発狂し始めて、Nはなんか神々しい白いドラゴンとどっか行っちゃうしで。何かもう付いて行けなくて此方が大発狂したい気分だ。
普通に旅してた筈なのにどうしてこんな事になったのか。少しだけバトルが得意なだけの人間がイッシュの英雄になれる確率って、一体どれくらい低いのだろう。これならまだ、人間嫌いの聖剣士達を絆す方が余程簡単そうじゃないか?少なくとも私はそう思う。
もう少し私はNOと言える強い意志を持った方がいいと思う。だがしかし、時既に遅し。
やってられないなあ。と、ふかふかのソファにゴロンと寝転んでみたら。
「どうしたそんな考え込んで」
と、ソファーで寝転んでいる私の横にふてぶてしく座ってきた私の1番の悩みの種。元はと言えばこいつのダークストーンを手に入れたせいであんな面倒臭い事に巻き込まれたんだ。責任くらい取ってほしい。ちょっと面が良いからって何でも許されると思っていたら大間違いなんだからな。
「…今日のお夕飯考えてただけよ」
そんな虚言を吐いてみれば、「じゃあ俺は焼き肉がいい」と能天気に欲望をさらけ出してみせるゼクロム。伝説の威厳がまるでないが、つっこむ気力なんてもう残ってないので目を瞑る事にした。
「…お肉は自分で買ってきなさいね」
なんて考える事を放棄して、全てを彼に丸投げしてみせる。
最初からこうして丸投げすれば良かったんじゃないか。私なんか居なくとも、ダークストーンから目覚めた時点で全て一人で解決出来るだろうに。何故私を巻き込んだ。多少の面倒臭い所は目を瞑れたとしても、そこだけは絶対に許さんからな。
「えーナマエも来いよ。俺一人じゃ寂しいぜ?」
「肉くらい1人で買ってこい」
「俺と買い物デートしようぜ」
「行きたくない」
全部わかってるんだ。英雄と呼ばれる存在が必要な事も、彼一人ではどうにもならない事も。
ただ、そんな大それた存在に私が選ばれた事が腑に落ちないだけなの。
そう。たった二ヶ月の間に、色々な事があった。
目覚めたゼクロムに「お前が俺の英雄だ」なんて意味わからん事言われた時点で断ろうとしたのに、押しに弱い私はそのままあっさりと丸め込まれてしまった。まあ後に引けない状態だったのも大きいと思うけれど。
気付いたら彼を手持ちに入れていて、プラズマ団のボスは私に負けた途端大発狂し始めて、Nはなんか神々しい白いドラゴンとどっか行っちゃうしで。何かもう付いて行けなくて此方が大発狂したい気分だ。
普通に旅してた筈なのにどうしてこんな事になったのか。少しだけバトルが得意なだけの人間がイッシュの英雄になれる確率って、一体どれくらい低いのだろう。これならまだ、人間嫌いの聖剣士達を絆す方が余程簡単そうじゃないか?少なくとも私はそう思う。
もう少し私はNOと言える強い意志を持った方がいいと思う。だがしかし、時既に遅し。
やってられないなあ。と、ふかふかのソファにゴロンと寝転んでみたら。
「どうしたそんな考え込んで」
と、ソファーで寝転んでいる私の横にふてぶてしく座ってきた私の1番の悩みの種。元はと言えばこいつのダークストーンを手に入れたせいであんな面倒臭い事に巻き込まれたんだ。責任くらい取ってほしい。ちょっと面が良いからって何でも許されると思っていたら大間違いなんだからな。
「…今日のお夕飯考えてただけよ」
そんな虚言を吐いてみれば、「じゃあ俺は焼き肉がいい」と能天気に欲望をさらけ出してみせるゼクロム。伝説の威厳がまるでないが、つっこむ気力なんてもう残ってないので目を瞑る事にした。
「…お肉は自分で買ってきなさいね」
なんて考える事を放棄して、全てを彼に丸投げしてみせる。
最初からこうして丸投げすれば良かったんじゃないか。私なんか居なくとも、ダークストーンから目覚めた時点で全て一人で解決出来るだろうに。何故私を巻き込んだ。多少の面倒臭い所は目を瞑れたとしても、そこだけは絶対に許さんからな。
「えーナマエも来いよ。俺一人じゃ寂しいぜ?」
「肉くらい1人で買ってこい」
「俺と買い物デートしようぜ」
「行きたくない」
全部わかってるんだ。英雄と呼ばれる存在が必要な事も、彼一人ではどうにもならない事も。
ただ、そんな大それた存在に私が選ばれた事が腑に落ちないだけなの。
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