ルギア
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午前11時から午後2時にかけて、私はずっと暇である。昼寝好きの相棒は現在眠っているし、かと言って1人で外を散歩する気分にもなれない。私はすっかりポケモンと共に生活する事に慣れてしまったようだ。
テレビでも見てようかな。と適当なチャンネルを付けてみると、誰しもテレビで一度は見た事のある高名な方々が何やら議論している様子が映し出された。だが一般人である私には何を話しているかなんてとてもじゃないが分からない。学が無いのが丸分かりだって?喧しいわ。
新種のポケモンが〜だの、環境問題やら最近の累進課税やら円安がどうたらこうたら何たらかんたらと議題に挙げられている様子を見ていると、世間って案外暇なんだなあとつくづく思う。
もっと他に議論するべきことがあるだろうに。新種のポケモンならまだしも、最近の累進課税になんて一体誰が興味持つんだ。少なくとも私は一切の興味も引かれない。テレビに映った高名な方々からすれば、私のような存在は一体どう映るだろう。そもそも眼中にすら入らないのだろうか。
「これ見てるくらいならルギアと昼寝してた方がマシだったなあ」
「今からでも一緒に寝てこようかな」とひとりごちていると、後ろから「残念だがもう昼寝の時間は終わったぞ」と彼の声が聞こえてきた。吃驚して恐る恐る振り向いてみると、寝起き特有の微睡み顔をしたルギアが後ろに立っていた。おはようくらい言え。
ボーッと訳分からん議論を眺めている内に、時計の短針はいつの間にか2時を指していたらしい。何だかんだで時間って潰せるものなんだなあ。
「ナマエ、何見てたんだ?」とルギアが不思議そうに暗転したテレビの画面を見つめながら問うてきた。
「訳の分からない議会を見てたよ」とIQがいささか足りていない返答を返し、私は欠伸をしてルギアの身体にもたれかかる。難しい話を聞いていると眠くなるのは人間みな一緒らしい。
「少し寝るから身体貸して」
「良いけど高くつくぞ」
「はいはい」
そんなやり取りをする内に、私は睡魔に完全に取り込まれてしまった。最後にルギアの放った「おやすみ」と言う声に後押しされて、私はこの後夜までずっと眠ることになるのだが、そんな事はまだ誰も知らない。
テレビでも見てようかな。と適当なチャンネルを付けてみると、誰しもテレビで一度は見た事のある高名な方々が何やら議論している様子が映し出された。だが一般人である私には何を話しているかなんてとてもじゃないが分からない。学が無いのが丸分かりだって?喧しいわ。
新種のポケモンが〜だの、環境問題やら最近の累進課税やら円安がどうたらこうたら何たらかんたらと議題に挙げられている様子を見ていると、世間って案外暇なんだなあとつくづく思う。
もっと他に議論するべきことがあるだろうに。新種のポケモンならまだしも、最近の累進課税になんて一体誰が興味持つんだ。少なくとも私は一切の興味も引かれない。テレビに映った高名な方々からすれば、私のような存在は一体どう映るだろう。そもそも眼中にすら入らないのだろうか。
「これ見てるくらいならルギアと昼寝してた方がマシだったなあ」
「今からでも一緒に寝てこようかな」とひとりごちていると、後ろから「残念だがもう昼寝の時間は終わったぞ」と彼の声が聞こえてきた。吃驚して恐る恐る振り向いてみると、寝起き特有の微睡み顔をしたルギアが後ろに立っていた。おはようくらい言え。
ボーッと訳分からん議論を眺めている内に、時計の短針はいつの間にか2時を指していたらしい。何だかんだで時間って潰せるものなんだなあ。
「ナマエ、何見てたんだ?」とルギアが不思議そうに暗転したテレビの画面を見つめながら問うてきた。
「訳の分からない議会を見てたよ」とIQがいささか足りていない返答を返し、私は欠伸をしてルギアの身体にもたれかかる。難しい話を聞いていると眠くなるのは人間みな一緒らしい。
「少し寝るから身体貸して」
「良いけど高くつくぞ」
「はいはい」
そんなやり取りをする内に、私は睡魔に完全に取り込まれてしまった。最後にルギアの放った「おやすみ」と言う声に後押しされて、私はこの後夜までずっと眠ることになるのだが、そんな事はまだ誰も知らない。
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