レックウザ
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「痛っ」
料理中、包丁で指の先を切ってしまった。しかも新しく買ってきたばかりの、まあまあ切れ味の鋭い状態の包丁で。やってしまったなあ、と心中溜息を付きながら包丁と野菜をまな板の上に置いて、消毒液と絆創膏を探す。
「ナマエ、怪我したのか」
すぐ後ろの椅子でお菓子を貪っていた彼に心配そうにそう聞かれ、私はティッシュで傷口を抑えながら「そうだよ」と顔を顰めて答える。消毒液と絆創膏どこだ。
「自分でどうにかするから心配無いよ。レックウザ」
口元にクリームやらチョコやらをベッタリと付けた状態で心配そうに此方を見るレックウザにそう言いながら、私はガーゼに消毒液を3、4滴垂らして傷口を拭き、絆創膏をぺたりと貼る。別にこれくらい大丈夫だから早く口元を拭いて欲しい。私の怪我より彼の口元の方がよっぽど大惨事だ。
「レックウザ、口元…」
色々付いて悲惨な事になってるよ。と言おうとしたら「そんな事どうだっていい」と返された。否、一応きみ伝説のポケモンだよね?今の威厳もクソもない口元のままでいいの?と色々と疑問が絶えず出てくるが、まあ彼がいいなら良いのかな。
「人間は少しの怪我でも死ぬ事があるのだろう。ナマエにはそうなってほしくないのだ。私をあまり心配させるな」
うん。セリフと表情はものすごく格好良いのだけれど、口元で全部台無しだよ。もう少しムードってものを大事にしろ。
料理中、包丁で指の先を切ってしまった。しかも新しく買ってきたばかりの、まあまあ切れ味の鋭い状態の包丁で。やってしまったなあ、と心中溜息を付きながら包丁と野菜をまな板の上に置いて、消毒液と絆創膏を探す。
「ナマエ、怪我したのか」
すぐ後ろの椅子でお菓子を貪っていた彼に心配そうにそう聞かれ、私はティッシュで傷口を抑えながら「そうだよ」と顔を顰めて答える。消毒液と絆創膏どこだ。
「自分でどうにかするから心配無いよ。レックウザ」
口元にクリームやらチョコやらをベッタリと付けた状態で心配そうに此方を見るレックウザにそう言いながら、私はガーゼに消毒液を3、4滴垂らして傷口を拭き、絆創膏をぺたりと貼る。別にこれくらい大丈夫だから早く口元を拭いて欲しい。私の怪我より彼の口元の方がよっぽど大惨事だ。
「レックウザ、口元…」
色々付いて悲惨な事になってるよ。と言おうとしたら「そんな事どうだっていい」と返された。否、一応きみ伝説のポケモンだよね?今の威厳もクソもない口元のままでいいの?と色々と疑問が絶えず出てくるが、まあ彼がいいなら良いのかな。
「人間は少しの怪我でも死ぬ事があるのだろう。ナマエにはそうなってほしくないのだ。私をあまり心配させるな」
うん。セリフと表情はものすごく格好良いのだけれど、口元で全部台無しだよ。もう少しムードってものを大事にしろ。
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