カイオーガ
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今日はいい夫婦の日だと、ニュースの女子アナウンサーがテレビの画面越しに教えてくれた。へえ、いい夫婦の日かあ。まあ私にとっては至って普通の平日と変わりないか。独身だしポケモン達と過ごしてる方が楽しいし、今は旅やら手持ちのポケモンのお世話やらで忙しいし。
そんな事を考えながら出掛ける準備をしていると、まだ髪に寝癖が付いた寝ぼけ眼の彼がドアを開けて部屋に入ってきた。もう昼に近い時刻だと言うのにまだ眠たいのか。と呆れながらも私は「おはよう、カイオーガ」と彼に声を掛ける。ほんといい加減にその寝坊助な所直してくれないかな。
「…おはよう、ナマエ」
微睡みを含んだ声で彼はそう言うと、眠そうに私の隣に座ってテレビの方に目を向けた。テレビでは未だに女子アナウンサーがいい夫婦の日について何やら話しているが、独身の私からすればそんなに面白い内容だとは思えなかった。…別に僻んでる訳じゃないんだからね。
「へえ、人間の世界にはこんな日があるのか」
「そうだよ。まあ私達にはあまり関係ない日だけど」
「だが面白いではないか、夫婦で余暇を楽しむ日だなんて」
彼はそう言うと私の腰に腕を回し、「私達も今日は旅なんて休んでみるか?」と言って、その人間離れした色の瞳で私を射抜いた。…何言ってんだこいつ。私たちはそんな関係ではないだろう。あくまでもポケモンとトレーナーというモンスターボールで繋がっただけの関係だ。それ以上でもそれ以下でもない。何を思い上がってるんだ。
「何でそうなるの。私たち夫婦じゃないでしょ」
「ならばその夫婦とやらになろうじゃないか」
私の腰に回した腕を背中に移動させながらカイオーガは「ナマエは私と夫婦になるのは嫌か?」と眉尻を下げて不安げにそう聞いてきた。
別にカイオーガとパートナーになるのが嫌な訳では無い。私だって夢見る女なのだから、愛する人と愛を誓いあってみたいし両親に孫の顔だって早く見せてあげたい。
…でも、彼はヒトのカタチを真似ただけのモンスターなのであって、そんな存在と今よりも深い関係になるという事はつまり、もう普通の生活は送れなくなるという事で。
困った様に彼を見ると、カイオーガは「ナマエ、無言は肯定と受け取るぞ」と言って背中に回した手で私の下着の金具を外し、私の肩を掴んで身体を床に押し倒すとそのまま覆いかぶさってきた。私は「ふざけないで、私達まだ恋人でもないじゃない」と言ってカイオーガの胸板を押して抵抗するも、私の細い腕なんて彼には何の効力も無く、自分はただの無力な雌なんだと嫌でも認識させられて心臓がバクバクと忙しなく鳴った。
「さて、まずは既成事実でも作るか」
そう言って服にスルリと入ってきた腕を、無力な人間の雌である私は拒む事が出来なかった。
…こんなのあんまりじゃないか。酷い男だ。
そんな事を考えながら出掛ける準備をしていると、まだ髪に寝癖が付いた寝ぼけ眼の彼がドアを開けて部屋に入ってきた。もう昼に近い時刻だと言うのにまだ眠たいのか。と呆れながらも私は「おはよう、カイオーガ」と彼に声を掛ける。ほんといい加減にその寝坊助な所直してくれないかな。
「…おはよう、ナマエ」
微睡みを含んだ声で彼はそう言うと、眠そうに私の隣に座ってテレビの方に目を向けた。テレビでは未だに女子アナウンサーがいい夫婦の日について何やら話しているが、独身の私からすればそんなに面白い内容だとは思えなかった。…別に僻んでる訳じゃないんだからね。
「へえ、人間の世界にはこんな日があるのか」
「そうだよ。まあ私達にはあまり関係ない日だけど」
「だが面白いではないか、夫婦で余暇を楽しむ日だなんて」
彼はそう言うと私の腰に腕を回し、「私達も今日は旅なんて休んでみるか?」と言って、その人間離れした色の瞳で私を射抜いた。…何言ってんだこいつ。私たちはそんな関係ではないだろう。あくまでもポケモンとトレーナーというモンスターボールで繋がっただけの関係だ。それ以上でもそれ以下でもない。何を思い上がってるんだ。
「何でそうなるの。私たち夫婦じゃないでしょ」
「ならばその夫婦とやらになろうじゃないか」
私の腰に回した腕を背中に移動させながらカイオーガは「ナマエは私と夫婦になるのは嫌か?」と眉尻を下げて不安げにそう聞いてきた。
別にカイオーガとパートナーになるのが嫌な訳では無い。私だって夢見る女なのだから、愛する人と愛を誓いあってみたいし両親に孫の顔だって早く見せてあげたい。
…でも、彼はヒトのカタチを真似ただけのモンスターなのであって、そんな存在と今よりも深い関係になるという事はつまり、もう普通の生活は送れなくなるという事で。
困った様に彼を見ると、カイオーガは「ナマエ、無言は肯定と受け取るぞ」と言って背中に回した手で私の下着の金具を外し、私の肩を掴んで身体を床に押し倒すとそのまま覆いかぶさってきた。私は「ふざけないで、私達まだ恋人でもないじゃない」と言ってカイオーガの胸板を押して抵抗するも、私の細い腕なんて彼には何の効力も無く、自分はただの無力な雌なんだと嫌でも認識させられて心臓がバクバクと忙しなく鳴った。
「さて、まずは既成事実でも作るか」
そう言って服にスルリと入ってきた腕を、無力な人間の雌である私は拒む事が出来なかった。
…こんなのあんまりじゃないか。酷い男だ。
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