パルキア
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今日は敬老の日らしい。普段ポケモン達と旅に出てばかりで行事やイベントになんてほとんど関心なんて示してなかったけれど、たまには息抜きがてらこういったものに目を向けるのもいいかもしれない。
「という訳で。はいこれ、肩たたき券」
「…何?急に何の真似?」
「今日は敬老の日らしいから」
肩たたき券を急に手渡されて目を白黒させながら、パルキアは訳が分からないといった様子で肩たたき券と私を交互に見やり、「敬老の日なのは分かったけど、何でよりによって肩たたき券なの…」と呆れたようにそう零した。だってパルキアの実年齢を考慮すれば、あまりにもお爺ちゃんすぎて妥当なプレゼントなんて考え付かないんだもの。1周回って肩たたき券が1番妥当じゃない?
「だって貴方の年齢、十分お爺ちゃんでしょ?まあ実年齢は想像もつかないけれど」
「年齢かあ。そんなものとっくに数えるのやめたなあ。」
「俺は今何歳なんだろう」と言ってパルキアは私を抱き寄せて能天気に微笑んだ。神様と人間の価値観なんて違うに決まってるからあえて言及はしないけれど、この人は自分の年齢も分からなくなるほど長く生きているんだ。今この人は一体何歳なんだろう。
「でもね、ナマエ。俺の事生み出した創造神に比べれば、まだ俺は子供みたいなものなんだよ」
「そこまで私には想像つかないわよ。それにそんな事言ってるけど、人間からすれば貴方だって創造神よ。」
「えぇ、俺神様らしいことなんてした覚えないけどなあ」
私を抱きしめる力を強めながらパルキアは「強いて言うなら空間を作った事くらい?」と頭上に疑問符を浮かべて首を傾げた。たまに思うけれどこんなのが本当に神様なのだろうか。ちょっと純粋過ぎやしないか。
「とにかくお爺ちゃん、その肩たたき券大事に使ってよね」
「ナマエ、俺お爺ちゃんじゃないよ」
「人間からすれば十分ジジイよ」
「人間の価値観なんてわかんないよ」
そう言って肩たたき券を至極大切そうに懐へと仕舞いながら、パルキアは私の身体を持ち上げて膝へと乗せた。「こうしてみるとお爺ちゃんと孫みたいね」なんて冗談混じりで言うと、「じゃあお爺ちゃんが今からいい事してあげようか?」と後ろから腰を卑猥な手つきで撫で回されたので、肩に鉄槌をお見舞いしておいた。はいこれで肩たたき券1枚消費ね。お爺ちゃん。
「敬老の日だからって調子に乗るな」
「ごめんなさい」
そんな阿呆な事を繰り返して私たちは生きるのです。敬老の日万歳。
「という訳で。はいこれ、肩たたき券」
「…何?急に何の真似?」
「今日は敬老の日らしいから」
肩たたき券を急に手渡されて目を白黒させながら、パルキアは訳が分からないといった様子で肩たたき券と私を交互に見やり、「敬老の日なのは分かったけど、何でよりによって肩たたき券なの…」と呆れたようにそう零した。だってパルキアの実年齢を考慮すれば、あまりにもお爺ちゃんすぎて妥当なプレゼントなんて考え付かないんだもの。1周回って肩たたき券が1番妥当じゃない?
「だって貴方の年齢、十分お爺ちゃんでしょ?まあ実年齢は想像もつかないけれど」
「年齢かあ。そんなものとっくに数えるのやめたなあ。」
「俺は今何歳なんだろう」と言ってパルキアは私を抱き寄せて能天気に微笑んだ。神様と人間の価値観なんて違うに決まってるからあえて言及はしないけれど、この人は自分の年齢も分からなくなるほど長く生きているんだ。今この人は一体何歳なんだろう。
「でもね、ナマエ。俺の事生み出した創造神に比べれば、まだ俺は子供みたいなものなんだよ」
「そこまで私には想像つかないわよ。それにそんな事言ってるけど、人間からすれば貴方だって創造神よ。」
「えぇ、俺神様らしいことなんてした覚えないけどなあ」
私を抱きしめる力を強めながらパルキアは「強いて言うなら空間を作った事くらい?」と頭上に疑問符を浮かべて首を傾げた。たまに思うけれどこんなのが本当に神様なのだろうか。ちょっと純粋過ぎやしないか。
「とにかくお爺ちゃん、その肩たたき券大事に使ってよね」
「ナマエ、俺お爺ちゃんじゃないよ」
「人間からすれば十分ジジイよ」
「人間の価値観なんてわかんないよ」
そう言って肩たたき券を至極大切そうに懐へと仕舞いながら、パルキアは私の身体を持ち上げて膝へと乗せた。「こうしてみるとお爺ちゃんと孫みたいね」なんて冗談混じりで言うと、「じゃあお爺ちゃんが今からいい事してあげようか?」と後ろから腰を卑猥な手つきで撫で回されたので、肩に鉄槌をお見舞いしておいた。はいこれで肩たたき券1枚消費ね。お爺ちゃん。
「敬老の日だからって調子に乗るな」
「ごめんなさい」
そんな阿呆な事を繰り返して私たちは生きるのです。敬老の日万歳。
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