簡易的な狭いベッドのうえで、私ははしたなく足を広げて彼を迎え入れる。すると直ぐ様両足の間に彼の身体がスルリと入り込んできて、温かい人肌が太腿の間に伝わってきた。そのまま腕を広げて2人で抱きしめ合いながら唇を重ね合い、その合間に身体をまさぐりあう。

互いの名前を呼びあいながら弱い所を刺激しあうと、ビクリと2人分の腰が跳ねてベッドのスプリングが悲鳴を上げた。ユクシー、いつも澄まし顔の癖にこういう時は素直に感じるんだ。と彼の反応を確かめながらそっと首筋に歯を立てて歯型を残す。くっきりと残った歯型を見て私は御満悦に浸っていると、負けずと彼も私の胸元に跡を残した。

「ユクシー…もうこんなになってる。感じてくれたの？」と彼の太腿の間に膝を差し込んで固くなったところをグリグリと刺激する。その度に彼は「う…っ…」と小さく呻いて恥ずかしそうに下を向いた。何だ、可愛いとこあるじゃない

「…好きな女性に触れられて感じない男がいるとでも？」

そう言って負けじと私の唇を彼はそっと塞ぎ、その合間に私の弱い所へと侵入して静かに腰を揺らし始めた。それが何とも気持ちが良くて、私は自分の中の何かが弾け飛んでしまいそうな感覚から必死に目を逸らす。ヒトとポケモンが交わっている背徳感と気持ち良さでおかしくなりそうになりながらも更に脚を開いて彼を迎え、そっと彼の頭を抱き締めた。

何も考えないで。今は彼だけに集中して。と私の中の誰かが囁いた。そんなこと、私が1番分かってる。

いつも涼しい顔で私の心を乱してくる癖に今だけは額に汗を浮かべながら必死に快楽を貪っているユクシーの姿にいつもより心を乱されてしまって、彼から与えられる快楽の全てが気持ち良いしで、本当に心の何かが弾け飛んでしまいそうだ。と恐怖さえ覚えてしまった。

もう、私には彼しか見えない