キュレム
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「ナマエ、おかえり」
「ただいまキュレム!今日も仕事頑張ったから褒めて褒めて!」
私はそう言ってキュレムの胸元に勢いよく飛び込んでぎゅっと彼に抱きつく。あーいい匂いするしすげえ美男子だし原型の時は少し凶暴だけど普段は甘やかしてくれるしキュレム最っ高…なんてアホみたいな事を頭の中で考えていると、体の芯が凍える様な寒さに襲われて私は身体を震わせた。
「え!?なにこれすっごい寒い…もしかしてキュレム冷房付けた?今11月なんですけど?」
「落ち着けナマエ。別に冷房を付けている訳じゃない。多分氷タイプで体温が低い俺にそんなに抱きついているから余計に身体が冷えたんだろう。」
「そんなあ…擬人化してても体温は人肌にならないなんて…」
詐欺だ詐欺だ責任取れと駄々をこねる私を氷タイプらしい冷めた目で見つめながらキュレムは私の首根っこを掴んで風呂場へ引き摺っていく。
「風呂はもう沸かしてあるからゆっくり温まってこい。着替えとタオルはお前が入ってる間に持ってきておいてやるから」
「ありがと…」
そうして風呂に入って頭と身体を洗うと湯船に浸かり、キュレムの入れてくれた風呂を堪能して漸く風呂場を出る。そして彼の用意してくれたタオルで身体を拭いて着替えを袖に通すと、私はドライヤーとタオル片手にリビングで寛いでいる彼の元へ歩を進めた。
「どうした、髪がびしょ濡れじゃないか」
そう驚く彼を尻目に私はドライヤーとタオルを彼に差し出してこう言った。
「うん。だから髪乾かして」
「全くお前と言う奴は…」
そう言いながらもタオルで髪を拭きながらドライヤーの熱風を髪に当ててくれる彼の優しさに癒されながら私は大人しく彼の体に背を預けてご機嫌にライターとセブンスターを懐から取り出して一服する事にした。彼は私の髪を乾かす事に夢中だから多分気づかれないと思うし大丈夫だろう…と思っていたら頭の上に鉄槌が勢い良く降りてきた。
「こら、俺に髪乾かさせといて何自分は一服して楽しんでるんだ」
「なんで気付くのよ全くもう…」
「そんなもの寿命が縮むだけだぞ」
そう言われて彼にセブンスターを取り上げられる。あっ私のセブンスターが…と私はムキになってそれを取り返そうとしたが呆気なく灰皿に捨てられてしまい、ムスッとしながら彼を見やる。
「そんな目で見るな。ほら髪の毛乾かし終わったぞ」
「…ありがと」
「そう拗ねるな。煙草以外にも楽しみなんて沢山あるだろ」
「例えば?」
「…俺との時間とか」
そう恥ずかしそうに俯きながら言う彼が何だか可愛くて、私は彼の頭に手を伸ばすと勢い良くわしゃわしゃと撫でてやった。
「やめろ。擽ったい」
「もしかして寂しかったの?意外と可愛いとこあるじゃないのキュレム」
「そうだよ寂しかったよ。俺はお前のポケモンなんだ。トレーナーとずっと一緒に居たいと思うのは当たり前だろ」
だから仕事でストレス溜めるのも煙草吸うのも止めろ!と彼に抱き締められ、私はそんな健気な彼が愛おしくて煩い鼓動と緩む表情筋を抑えながら幸せすぎてどうにかなってしまうかと思ったのだった。
「ただいまキュレム!今日も仕事頑張ったから褒めて褒めて!」
私はそう言ってキュレムの胸元に勢いよく飛び込んでぎゅっと彼に抱きつく。あーいい匂いするしすげえ美男子だし原型の時は少し凶暴だけど普段は甘やかしてくれるしキュレム最っ高…なんてアホみたいな事を頭の中で考えていると、体の芯が凍える様な寒さに襲われて私は身体を震わせた。
「え!?なにこれすっごい寒い…もしかしてキュレム冷房付けた?今11月なんですけど?」
「落ち着けナマエ。別に冷房を付けている訳じゃない。多分氷タイプで体温が低い俺にそんなに抱きついているから余計に身体が冷えたんだろう。」
「そんなあ…擬人化してても体温は人肌にならないなんて…」
詐欺だ詐欺だ責任取れと駄々をこねる私を氷タイプらしい冷めた目で見つめながらキュレムは私の首根っこを掴んで風呂場へ引き摺っていく。
「風呂はもう沸かしてあるからゆっくり温まってこい。着替えとタオルはお前が入ってる間に持ってきておいてやるから」
「ありがと…」
そうして風呂に入って頭と身体を洗うと湯船に浸かり、キュレムの入れてくれた風呂を堪能して漸く風呂場を出る。そして彼の用意してくれたタオルで身体を拭いて着替えを袖に通すと、私はドライヤーとタオル片手にリビングで寛いでいる彼の元へ歩を進めた。
「どうした、髪がびしょ濡れじゃないか」
そう驚く彼を尻目に私はドライヤーとタオルを彼に差し出してこう言った。
「うん。だから髪乾かして」
「全くお前と言う奴は…」
そう言いながらもタオルで髪を拭きながらドライヤーの熱風を髪に当ててくれる彼の優しさに癒されながら私は大人しく彼の体に背を預けてご機嫌にライターとセブンスターを懐から取り出して一服する事にした。彼は私の髪を乾かす事に夢中だから多分気づかれないと思うし大丈夫だろう…と思っていたら頭の上に鉄槌が勢い良く降りてきた。
「こら、俺に髪乾かさせといて何自分は一服して楽しんでるんだ」
「なんで気付くのよ全くもう…」
「そんなもの寿命が縮むだけだぞ」
そう言われて彼にセブンスターを取り上げられる。あっ私のセブンスターが…と私はムキになってそれを取り返そうとしたが呆気なく灰皿に捨てられてしまい、ムスッとしながら彼を見やる。
「そんな目で見るな。ほら髪の毛乾かし終わったぞ」
「…ありがと」
「そう拗ねるな。煙草以外にも楽しみなんて沢山あるだろ」
「例えば?」
「…俺との時間とか」
そう恥ずかしそうに俯きながら言う彼が何だか可愛くて、私は彼の頭に手を伸ばすと勢い良くわしゃわしゃと撫でてやった。
「やめろ。擽ったい」
「もしかして寂しかったの?意外と可愛いとこあるじゃないのキュレム」
「そうだよ寂しかったよ。俺はお前のポケモンなんだ。トレーナーとずっと一緒に居たいと思うのは当たり前だろ」
だから仕事でストレス溜めるのも煙草吸うのも止めろ!と彼に抱き締められ、私はそんな健気な彼が愛おしくて煩い鼓動と緩む表情筋を抑えながら幸せすぎてどうにかなってしまうかと思ったのだった。
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