レシラム
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今日は10月31日。ナマエ曰くハロウィンというイベントの日らしい。一方的に相手へ菓子をせびり、菓子が貰えなかったら好き勝手に相手へ悪戯出来るという何とも悪趣味なイベントだ。まあ私の主はこのイベントの日をずっと楽しみにしていた様だが私にはどうも理解ができない。まあナマエになら菓子をせびられようが悪戯されようが構わないと思って居るし何ならウェルカムだが…まあそんな事は絶対に表情に出さないことにしよう。
そんな事を部屋で1人ソファーに座って考えながらふと時計を見やると、時刻は夜の7時を指していた。そういえば夕方の5時頃からナマエが部屋に閉じ籠ったきり一度もこちらに顔を見せに来ないのだが、もしかして部屋で何かあったのだろうか。もう少しで夕食の時間だ。呼びに行った方が良いだろう。と私は思い立ち、ナマエの部屋へと歩を進めた。
「ナマエ、入るぞ…って何だその服装は」
「えっ…レシラム!?」
部屋の扉を開けるなり私の目に入ってきた光景は、普段着ている服装とは真逆の何とも奇天烈な服を着て鏡の前に立つナマエの姿だった。よく見ると周りには衣装の他にも細かい小物やら髪飾りやらが用意されている。俗世の物事に疎い私でも、これがハロウィンに関係のある事だと何となく理解はできた。
そんな風に部屋の入口で暫し頭を働かせていると、徐にナマエが此方に近付いて来て嬉しそうにこう言った。
「じゃーん、見てみてレシラム!ハロウィンの仮装!どう?似合ってる?」
「あぁ…衣装自体は大変良く似合っているが…スカートが短すぎる。それに首元が露出しすぎだ。そんな服装で少しでも屈んだら胸元やら下着が見えてしまうぞ。私にならばいくらでも見せてくれて構わないが…まさか他の奴に見せに行く訳じゃないだろうな」
「ちょっと、頑張って気合い入れて仮装したのにいきなり説教!?私の身体に興味あるのなんてあなたくらいだし大丈夫でしょ。それに露出って程でもないじゃない。おっさん臭い説教はやめてよね」
「まあ100歩譲って家の中ならば私以外見ないから問題ないが…お前まさかその格好で外に出るとか言い出すんじゃないだろうな。そんな事絶対許さんぞ…!」
私がそう憤慨しながら捲し立てるとナマエは呆れたように、まるで可哀想な物を見る様な目で私を見つめながら静かに呟いた。いやそんな目で私を見るな。悪かった。
「…レシラムに見せるために仮装したんだけどな」
「…それは本当か。」
「うんそうだよ。真実真実。」
それを聞いた私は破顔一笑で目を輝かせ、無い尻尾をぶんぶんと振り回しながら今にも崩れそうになる表情筋を必死に抑える。普段から疲れてるだろうに私の為だけに仮装してくれたのか…ハロウィンとやら、最高じゃないか。
「ちょっと、いきなり抱きつくのやめてよ。ほんとに私の事大好きねあなた。…ってこの変態ドラゴン。何処触ってんだ助平。離れろ」
「……だが断る。」
この後何十分も離さずにずっと抱きついてたら苦しいやら暑苦しいやらとナマエから苦言を呈されたが私は悪くない筈だ。と言うか変態ドラゴンって何だ。
そんな事を部屋で1人ソファーに座って考えながらふと時計を見やると、時刻は夜の7時を指していた。そういえば夕方の5時頃からナマエが部屋に閉じ籠ったきり一度もこちらに顔を見せに来ないのだが、もしかして部屋で何かあったのだろうか。もう少しで夕食の時間だ。呼びに行った方が良いだろう。と私は思い立ち、ナマエの部屋へと歩を進めた。
「ナマエ、入るぞ…って何だその服装は」
「えっ…レシラム!?」
部屋の扉を開けるなり私の目に入ってきた光景は、普段着ている服装とは真逆の何とも奇天烈な服を着て鏡の前に立つナマエの姿だった。よく見ると周りには衣装の他にも細かい小物やら髪飾りやらが用意されている。俗世の物事に疎い私でも、これがハロウィンに関係のある事だと何となく理解はできた。
そんな風に部屋の入口で暫し頭を働かせていると、徐にナマエが此方に近付いて来て嬉しそうにこう言った。
「じゃーん、見てみてレシラム!ハロウィンの仮装!どう?似合ってる?」
「あぁ…衣装自体は大変良く似合っているが…スカートが短すぎる。それに首元が露出しすぎだ。そんな服装で少しでも屈んだら胸元やら下着が見えてしまうぞ。私にならばいくらでも見せてくれて構わないが…まさか他の奴に見せに行く訳じゃないだろうな」
「ちょっと、頑張って気合い入れて仮装したのにいきなり説教!?私の身体に興味あるのなんてあなたくらいだし大丈夫でしょ。それに露出って程でもないじゃない。おっさん臭い説教はやめてよね」
「まあ100歩譲って家の中ならば私以外見ないから問題ないが…お前まさかその格好で外に出るとか言い出すんじゃないだろうな。そんな事絶対許さんぞ…!」
私がそう憤慨しながら捲し立てるとナマエは呆れたように、まるで可哀想な物を見る様な目で私を見つめながら静かに呟いた。いやそんな目で私を見るな。悪かった。
「…レシラムに見せるために仮装したんだけどな」
「…それは本当か。」
「うんそうだよ。真実真実。」
それを聞いた私は破顔一笑で目を輝かせ、無い尻尾をぶんぶんと振り回しながら今にも崩れそうになる表情筋を必死に抑える。普段から疲れてるだろうに私の為だけに仮装してくれたのか…ハロウィンとやら、最高じゃないか。
「ちょっと、いきなり抱きつくのやめてよ。ほんとに私の事大好きねあなた。…ってこの変態ドラゴン。何処触ってんだ助平。離れろ」
「……だが断る。」
この後何十分も離さずにずっと抱きついてたら苦しいやら暑苦しいやらとナマエから苦言を呈されたが私は悪くない筈だ。と言うか変態ドラゴンって何だ。
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