ルギア
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「ナマエ、おかえり」
「…え??」
家に帰ると、知らない銀髪のイケメンが玄関に立っていた時の私の心情を誰か当ててみてほしい。いや当ててもらっても困るんだけども。
私は至って普通のしがないOLだ。少し他の人と違うところを当てるとすれば、伝説のポケモンであるルギアを捕獲しているというところだろうか。
まあどうしてルギアを捕まえているのか、なんて理由は聞かないで欲しい。人にはそれぞれ都合というものがあるのだ。知らんけど。
そんなどこにでも居るようなOLの私が、どうしてこんなイケメンに出迎えられているのだろう。吸い込まれるような青い瞳、透き通るように白い肌…羨ましい。こちとら上司に散々こき使われて目の光なんざどこかに行ってしまったというのに。まあこんなイケメンの綺麗な容姿でも、うちのルギアの可愛さには勝てないけどね。ていうかホントに誰。
「どうした、疲れて言葉も出ないか?ならば家でゆっくり休めばいい。風呂の用意なら出来ているぞ」
「いやそういう問題ではなく」
風呂の用意???もしかしてあなた勝手に家の中に入ったんですか。何してくれてんだ。私とルギアの家に勝手に入るなんて、たとえイケメンでも許すわけにはいかないんですけど。
「いや、あの…ほんとにどちら様でしょうか?私の知り合いにはあなたのような人、居なかったような気がするんですけど」
「?知り合いというか、私とお前は家族だろう?いつも一緒に眠っている仲じゃないか」
今この人なんて言った?私と、このイケメンが、いつも一緒に寝てる…?ちょっと意味が分からない。私はいつもルギアのお腹辺りを枕にしながら寝ていた筈だ。あのぷにぷにして、落ち着くあのお腹…嗚呼、ルギアに会いたくなってきた。
「いやあなたこそ何言ってるんですか…私はあなたと家族になった覚えはありませんし、一緒に寝た記憶もありませんが…」
私が眠気に耐えながらそう零すと、目の前のイケメンは何かを察したようにため息をつきながら静かに私の目を見てこう言った。
「…その様子だと気付いてないようだから言わせてもらうが、私は去年お前を主と認めた伝説のポケモン、ルギアだ。信じられないようならこれを見てくれ、このモンスターボールに見覚えは無いか?」
そう言いながらイケメンは、懐から赤と白のモンスターボールを取り出した。よく見るとそのモンスターボールの表面には、薄く「ルギア」と掘られている。間違いない、これは私がルギアを捕獲した時に、記念として印を付けた大事なモンスターボールだ。
「これは…ルギアのモンスターボール…!ていう事は、あなたはルギアなの…?どうして人の姿になっているの!?思考が追いつかない…」
このイケメンがルギア!?てことは私、毎日この人と一緒にお風呂入って、この人の前で堂々と着替えて、この人と一緒に無防備に寝てたってこと…?考えただけで恥ずかしすぎる。穴があったら入りたいくらいだ。
「ほら、お前もやっと気づいた様子だし、取り敢えず風呂に行こう。疲れてるお前をいつまでもこんな所に立たせる訳にもいかないからな、ゆっくり身体を休めてくれ」
「ち、ちょっとルギア!少し待って!」
「?どうした、ナマエ」
「えっと…お風呂は1人で入っていい?ほら、ルギアも人の姿になってる訳だし、少し恥ずかしくて…!」
私は焦りながら必死にルギアに訴える。そりゃそうだ。こんなイケメンに私の素寒貧で貧相な身体を見せる訳にはいかない。否、いつも堂々と見せてはいたが、やはり今のルギアは人の姿になってる訳なんだし、私にだって羞恥心は残っているのだから。
しかし私のそんなちっぽけな羞恥心も虚しく、ルギアは私を姫抱きすると、さっさと靴を脱がせながら風呂場へ連れていこうとする。待って、心の準備も何も出来てない。ていうか下ろして。
「何を言っている、ナマエの身体は見慣れているし、恥ずかしいも何もないだろう。ほら、一緒に入るぞ。その方が時短にもなる」
「なっ……!」
いやそういう問題じゃ…なんて私の叫びは届かず、私はルギアによって風呂場へ連行されてしまったのであった。これから毎日この生活が続くのかと思うと気が重い…原型のルギアのぷにぷになお腹も堪能出来なくなってしまったし、これから私の生活はどうなってしまうのだろうか。
「…え??」
家に帰ると、知らない銀髪のイケメンが玄関に立っていた時の私の心情を誰か当ててみてほしい。いや当ててもらっても困るんだけども。
私は至って普通のしがないOLだ。少し他の人と違うところを当てるとすれば、伝説のポケモンであるルギアを捕獲しているというところだろうか。
まあどうしてルギアを捕まえているのか、なんて理由は聞かないで欲しい。人にはそれぞれ都合というものがあるのだ。知らんけど。
そんなどこにでも居るようなOLの私が、どうしてこんなイケメンに出迎えられているのだろう。吸い込まれるような青い瞳、透き通るように白い肌…羨ましい。こちとら上司に散々こき使われて目の光なんざどこかに行ってしまったというのに。まあこんなイケメンの綺麗な容姿でも、うちのルギアの可愛さには勝てないけどね。ていうかホントに誰。
「どうした、疲れて言葉も出ないか?ならば家でゆっくり休めばいい。風呂の用意なら出来ているぞ」
「いやそういう問題ではなく」
風呂の用意???もしかしてあなた勝手に家の中に入ったんですか。何してくれてんだ。私とルギアの家に勝手に入るなんて、たとえイケメンでも許すわけにはいかないんですけど。
「いや、あの…ほんとにどちら様でしょうか?私の知り合いにはあなたのような人、居なかったような気がするんですけど」
「?知り合いというか、私とお前は家族だろう?いつも一緒に眠っている仲じゃないか」
今この人なんて言った?私と、このイケメンが、いつも一緒に寝てる…?ちょっと意味が分からない。私はいつもルギアのお腹辺りを枕にしながら寝ていた筈だ。あのぷにぷにして、落ち着くあのお腹…嗚呼、ルギアに会いたくなってきた。
「いやあなたこそ何言ってるんですか…私はあなたと家族になった覚えはありませんし、一緒に寝た記憶もありませんが…」
私が眠気に耐えながらそう零すと、目の前のイケメンは何かを察したようにため息をつきながら静かに私の目を見てこう言った。
「…その様子だと気付いてないようだから言わせてもらうが、私は去年お前を主と認めた伝説のポケモン、ルギアだ。信じられないようならこれを見てくれ、このモンスターボールに見覚えは無いか?」
そう言いながらイケメンは、懐から赤と白のモンスターボールを取り出した。よく見るとそのモンスターボールの表面には、薄く「ルギア」と掘られている。間違いない、これは私がルギアを捕獲した時に、記念として印を付けた大事なモンスターボールだ。
「これは…ルギアのモンスターボール…!ていう事は、あなたはルギアなの…?どうして人の姿になっているの!?思考が追いつかない…」
このイケメンがルギア!?てことは私、毎日この人と一緒にお風呂入って、この人の前で堂々と着替えて、この人と一緒に無防備に寝てたってこと…?考えただけで恥ずかしすぎる。穴があったら入りたいくらいだ。
「ほら、お前もやっと気づいた様子だし、取り敢えず風呂に行こう。疲れてるお前をいつまでもこんな所に立たせる訳にもいかないからな、ゆっくり身体を休めてくれ」
「ち、ちょっとルギア!少し待って!」
「?どうした、ナマエ」
「えっと…お風呂は1人で入っていい?ほら、ルギアも人の姿になってる訳だし、少し恥ずかしくて…!」
私は焦りながら必死にルギアに訴える。そりゃそうだ。こんなイケメンに私の素寒貧で貧相な身体を見せる訳にはいかない。否、いつも堂々と見せてはいたが、やはり今のルギアは人の姿になってる訳なんだし、私にだって羞恥心は残っているのだから。
しかし私のそんなちっぽけな羞恥心も虚しく、ルギアは私を姫抱きすると、さっさと靴を脱がせながら風呂場へ連れていこうとする。待って、心の準備も何も出来てない。ていうか下ろして。
「何を言っている、ナマエの身体は見慣れているし、恥ずかしいも何もないだろう。ほら、一緒に入るぞ。その方が時短にもなる」
「なっ……!」
いやそういう問題じゃ…なんて私の叫びは届かず、私はルギアによって風呂場へ連行されてしまったのであった。これから毎日この生活が続くのかと思うと気が重い…原型のルギアのぷにぷになお腹も堪能出来なくなってしまったし、これから私の生活はどうなってしまうのだろうか。
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