あらすじ、用語説明とメインキャラクター紹介
その日。
突如空に暗雲が立ち込め、世界は闇に包まれた。
暗雲の間から落ちて来たのは、血のように赤い稲妻。
雨のように降り注ぐ赤い光。その光景に人々は恐怖した。
…その恐怖も過去のものとなった五年後。
赤い稲妻によって「書き換えられ」能力者となった若者たちが集まる場所があった。
その場所「カフェボストーク」に偶然飛び込むことになった普通の少年「朔」。
友達である「鼎」が能力者であったこと、他の能力者の存在に戸惑いながらも、朔は様々な思いを受け止め、鼎と友達でい続ける。
その中で敵対勢力「アポロ」との衝突、能力者達の葛藤、様々な出来事に遭い、やがて彼らは赤い稲妻の真実に近づいていくことになる。
用語説明
「赤い稲妻」
五年前に世界を襲った災厄。赤い色をした稲妻が雨のように降り注いだ。
赤い稲妻に直撃された人間は大体が死亡しているが、生き残った人間は特殊な能力を持つようになった。
「能力者」
赤い稲妻に直撃されてなお生き残り、特殊能力を得てしまった人間を指す。
彼らは自らの体の情報を「書き換えられて」いる。
能力を隠して何とか生きている者が多い。
「カフェボストーク」
悠里が経営するカフェの名前。
バラバラになっている能力者を繋ぎ、この世界で少しでも手を取り合えないかと模索するために悠里が作った場所。
「ボストークチャット」
ライカが管理する、ボストークメンバーの為にあるチャットルーム。
ボストークメンバー達の会議、相談の場など様々な役割を果たしている。
ライカと話がしたい時もこれを使う。
「アポロ」
赤い稲妻によって能力を得てしまった能力者達で構成される組織。
少数派であり弱者である能力者は、いかなる手段を用いても敵対勢力に立ち向かわなければならない、という精神のもと成り立っている。
その為には一般市民を傷つけることも厭わない過激な面も持つ。
メインキャラクター紹介
【片桐 朔 】
主人公。とある地方都市に住んでいる高校生の少年。
容姿は白い短髪に黄色い瞳。
曲がった事が嫌いで、思ったことをすぐに行動に移す一本気な性格に見えるが、常に自分のあり方に疑問を持っている、穏やかで優しい気質の持ち主。
特に過不足なく生活していたが、友達の鼎が赤い稲妻に「書き換えられた」存在…能力者であることを知ってから、周りの生活は一変した。
ボストークチャットでのハンドルネームは「ストレルカ」。
【日向 鼎 】
朔の同級生で、友達である少年。
容姿は肩まで伸ばした青い髪を頭の上の方で束ねている。瞳の色は茶色。本気で能力を使う時は青く光る。
五年前に赤い稲妻の直撃を受けた際、あらゆるものの真実が見える能力を植え付けられた。
学校内ではとにかくとっつきにくいと評判。能力のせいで人とうまく付き合えないため、世を拗ねる言動をすることが多い。
ハンドルネームは「ベルカ」。能力名「真実の目 」。
【北見 悠里 】
「カフェボストーク」の店主であり、カフェに出入りする若者達をまとめている青年。
容姿は黒いショートヘア。冷静沈着な風貌。ライカ、ボストークの若者達には誰より優しい。ライカとは恋仲。
あらゆるものを元の形に戻す能力を持つ。
ハンドルネームは「ユーリィ」。能力名「復元 」。
【池澤 虎徹 】
「カフェボストーク」に出入りする能力者の若者の一人。
朔と鼎より少し年上。無造作な髪を赤く染めている。
あらゆるものを遮断する壁を作る能力を持つ。
ぶっきらぼうな口調で話すが、誰よりも仲間思いで、ボストークの能力者達にとってはサブリーダー的存在。
ハンドルネームは「ヴェテロク」。能力名「鉄壁 」。
【七尾 瑠璃 】
「カフェボストーク」に出入りする能力者の少女。
虎徹と同じ年頃。ピンク色のセミロング。
ありとあらゆる物体を破壊できる能力を持つ。
過去の経験と能力から、なかなか人付き合いが出来ないが、虎徹のことは信頼し、いつもそばにくっついている。
ハンドルネームは「チェルヌーシュカ」。略して「チェルナ」。能力名「爆破 」。
【ライカ】
ネットの世界にいる女性。ボストークチャットの管理者を務める。
実体の無い幽霊のような存在で、ボストークのメンバー達とはチャットルームでしか会話できない。
穏やかで優しい気質の、若者たちの心の拠り所。一人称が「僕」のため、よく男性に間違われる。
普通の人間に一時的に力を与える能力を持つ。
能力名「付与 」。
【笄堂 歩 】
カフェボストークで最年少の小学六年生。恵の双子の兄で、街の名士である笄堂家の子供。
臆病なところもあるが、本来は明るく無邪気。ボストークメンバー達に懐いており、最初に歩の助けになると言った虎徹は特に慕っている。
生物の生命活動を感知し、操る能力を持つ。個人の生命活動を感知して追尾できたり、相手を弱らせたり、ダメージを回復させたりも出来る。
ハンドルネームは「プシンカ」。能力名「生命活動操作 」。
【笄堂 恵 】
歩の双子の弟で、能力を持たない普通の人間。コンピューターの知識が豊富。
少し神経質な性格で、ボストークのメンバー達(特に虎徹)には不信感を抱いている。
ハンドルネームは「ウゴリョーク」。
【中畑 結緒 】
朔と鼎のクラスメイト。普通の人間。
お調子者に見えたりもするが、一方で人の意思を繊細に汲めたり、物事の大事なところを理解する能力に長けている面もある。
朔と鼎をバカにしている多数派と共に行動していたが、次第に上手くやっていけなくなった時に朔と鼎に影響され、多数派と袂を分かった。
以降は朔と鼎と、たまに行動を共にしている。
【メルクリウス】
実質的に組織アポロを仕切っている青年。悠里と同年代。
トップであるジェミニに従い、ボストークのメンバー達を追っている。
ジェミニが関わってこないところでは、アポロの仲間達に優しい気質、細かな気配りを見せる。
アポロのメンバーの名前は基本的にコードネームで、本名は別にある。
時折、見た人間の少し先(一、二時間先位)の未来が視える。能力名「預言者 」。
【アトラス】
メルクリウスに従う、アポロの副官的存在。メルクリウスのことは「メル」と呼び捨てにしている。
ジェミニに利用されているメルクリウスを常に案じているが、基本的にメルクリウスには忠実。
赤い稲妻の能力者ではない、普通の人間。
【ジェミニ】
アポロの中心人物。
ライカと同様にネット上の世界にいる青年。一人称は「オレ」。
目的のためには手段を選ばない幼さと傲慢さを持っている。
物体、感情など、あらゆるものを一時的に奪う能力を持つ。
能力名「剥奪 」。
【佐々木 燐 】
組織アポロに属する能力者の少年。朔や鼎と同年代。
表情の変化が乏しいところがあり、特に笑うことが苦手だが、本来は無邪気で優しい性格。
炎を操る能力を持つ。
アポロでのコードネームは「1B 」。能力名「炎の破壊者 」。
【東 嵐 】
アポロに属する能力者の少年。燐と同い年。
好戦的な武闘派で通っているが、燐や認めた人間には優しい。身内に甘く、その他に厳しい性格。
あらゆる能力を無効化する能力を持つ(特殊能力だけではなく身体能力、判断能力等にも影響を与える)。
コードネームは「V 」。能力名「反能力 」。
突如空に暗雲が立ち込め、世界は闇に包まれた。
暗雲の間から落ちて来たのは、血のように赤い稲妻。
雨のように降り注ぐ赤い光。その光景に人々は恐怖した。
…その恐怖も過去のものとなった五年後。
赤い稲妻によって「書き換えられ」能力者となった若者たちが集まる場所があった。
その場所「カフェボストーク」に偶然飛び込むことになった普通の少年「朔」。
友達である「鼎」が能力者であったこと、他の能力者の存在に戸惑いながらも、朔は様々な思いを受け止め、鼎と友達でい続ける。
その中で敵対勢力「アポロ」との衝突、能力者達の葛藤、様々な出来事に遭い、やがて彼らは赤い稲妻の真実に近づいていくことになる。
用語説明
「赤い稲妻」
五年前に世界を襲った災厄。赤い色をした稲妻が雨のように降り注いだ。
赤い稲妻に直撃された人間は大体が死亡しているが、生き残った人間は特殊な能力を持つようになった。
「能力者」
赤い稲妻に直撃されてなお生き残り、特殊能力を得てしまった人間を指す。
彼らは自らの体の情報を「書き換えられて」いる。
能力を隠して何とか生きている者が多い。
「カフェボストーク」
悠里が経営するカフェの名前。
バラバラになっている能力者を繋ぎ、この世界で少しでも手を取り合えないかと模索するために悠里が作った場所。
「ボストークチャット」
ライカが管理する、ボストークメンバーの為にあるチャットルーム。
ボストークメンバー達の会議、相談の場など様々な役割を果たしている。
ライカと話がしたい時もこれを使う。
「アポロ」
赤い稲妻によって能力を得てしまった能力者達で構成される組織。
少数派であり弱者である能力者は、いかなる手段を用いても敵対勢力に立ち向かわなければならない、という精神のもと成り立っている。
その為には一般市民を傷つけることも厭わない過激な面も持つ。
メインキャラクター紹介
【
主人公。とある地方都市に住んでいる高校生の少年。
容姿は白い短髪に黄色い瞳。
曲がった事が嫌いで、思ったことをすぐに行動に移す一本気な性格に見えるが、常に自分のあり方に疑問を持っている、穏やかで優しい気質の持ち主。
特に過不足なく生活していたが、友達の鼎が赤い稲妻に「書き換えられた」存在…能力者であることを知ってから、周りの生活は一変した。
ボストークチャットでのハンドルネームは「ストレルカ」。
【
朔の同級生で、友達である少年。
容姿は肩まで伸ばした青い髪を頭の上の方で束ねている。瞳の色は茶色。本気で能力を使う時は青く光る。
五年前に赤い稲妻の直撃を受けた際、あらゆるものの真実が見える能力を植え付けられた。
学校内ではとにかくとっつきにくいと評判。能力のせいで人とうまく付き合えないため、世を拗ねる言動をすることが多い。
ハンドルネームは「ベルカ」。能力名「
【
「カフェボストーク」の店主であり、カフェに出入りする若者達をまとめている青年。
容姿は黒いショートヘア。冷静沈着な風貌。ライカ、ボストークの若者達には誰より優しい。ライカとは恋仲。
あらゆるものを元の形に戻す能力を持つ。
ハンドルネームは「ユーリィ」。能力名「
【
「カフェボストーク」に出入りする能力者の若者の一人。
朔と鼎より少し年上。無造作な髪を赤く染めている。
あらゆるものを遮断する壁を作る能力を持つ。
ぶっきらぼうな口調で話すが、誰よりも仲間思いで、ボストークの能力者達にとってはサブリーダー的存在。
ハンドルネームは「ヴェテロク」。能力名「
【
「カフェボストーク」に出入りする能力者の少女。
虎徹と同じ年頃。ピンク色のセミロング。
ありとあらゆる物体を破壊できる能力を持つ。
過去の経験と能力から、なかなか人付き合いが出来ないが、虎徹のことは信頼し、いつもそばにくっついている。
ハンドルネームは「チェルヌーシュカ」。略して「チェルナ」。能力名「
【ライカ】
ネットの世界にいる女性。ボストークチャットの管理者を務める。
実体の無い幽霊のような存在で、ボストークのメンバー達とはチャットルームでしか会話できない。
穏やかで優しい気質の、若者たちの心の拠り所。一人称が「僕」のため、よく男性に間違われる。
普通の人間に一時的に力を与える能力を持つ。
能力名「
【
カフェボストークで最年少の小学六年生。恵の双子の兄で、街の名士である笄堂家の子供。
臆病なところもあるが、本来は明るく無邪気。ボストークメンバー達に懐いており、最初に歩の助けになると言った虎徹は特に慕っている。
生物の生命活動を感知し、操る能力を持つ。個人の生命活動を感知して追尾できたり、相手を弱らせたり、ダメージを回復させたりも出来る。
ハンドルネームは「プシンカ」。能力名「
【
歩の双子の弟で、能力を持たない普通の人間。コンピューターの知識が豊富。
少し神経質な性格で、ボストークのメンバー達(特に虎徹)には不信感を抱いている。
ハンドルネームは「ウゴリョーク」。
【
朔と鼎のクラスメイト。普通の人間。
お調子者に見えたりもするが、一方で人の意思を繊細に汲めたり、物事の大事なところを理解する能力に長けている面もある。
朔と鼎をバカにしている多数派と共に行動していたが、次第に上手くやっていけなくなった時に朔と鼎に影響され、多数派と袂を分かった。
以降は朔と鼎と、たまに行動を共にしている。
【メルクリウス】
実質的に組織アポロを仕切っている青年。悠里と同年代。
トップであるジェミニに従い、ボストークのメンバー達を追っている。
ジェミニが関わってこないところでは、アポロの仲間達に優しい気質、細かな気配りを見せる。
アポロのメンバーの名前は基本的にコードネームで、本名は別にある。
時折、見た人間の少し先(一、二時間先位)の未来が視える。能力名「
【アトラス】
メルクリウスに従う、アポロの副官的存在。メルクリウスのことは「メル」と呼び捨てにしている。
ジェミニに利用されているメルクリウスを常に案じているが、基本的にメルクリウスには忠実。
赤い稲妻の能力者ではない、普通の人間。
【ジェミニ】
アポロの中心人物。
ライカと同様にネット上の世界にいる青年。一人称は「オレ」。
目的のためには手段を選ばない幼さと傲慢さを持っている。
物体、感情など、あらゆるものを一時的に奪う能力を持つ。
能力名「
【
組織アポロに属する能力者の少年。朔や鼎と同年代。
表情の変化が乏しいところがあり、特に笑うことが苦手だが、本来は無邪気で優しい性格。
炎を操る能力を持つ。
アポロでのコードネームは「
【
アポロに属する能力者の少年。燐と同い年。
好戦的な武闘派で通っているが、燐や認めた人間には優しい。身内に甘く、その他に厳しい性格。
あらゆる能力を無効化する能力を持つ(特殊能力だけではなく身体能力、判断能力等にも影響を与える)。
コードネームは「
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