行き当たりばったり(AC6)
ウォルターが作る食事、ウォルターが整えた寝床、ウォルターが居ないと寂しがる無口な相棒。
彼女にとって不思議と嫌悪感のない充実した温かい暮らし。
気づけばウォルター無しで居られないのは彼だけではなくなっていたようで。
「…ウォルター、私に嫁ぐ気はありませんか?」
「…、…エア。何かの言い間違いか?いや。言う相手を間違えるなんて珍しいな」
「いいえ、ウォルター。私は本気です」
「百歩譲るが俺が嫁ぐ側なのか?」
「…ウォルターはレイヴンの夫なのですから、私まで嫁いではレイヴンも気分が良くないと思いませんか?」
さも当たり前のような物言いに面食らう。
「一理ある…が、俺の気分はこの際無視という事になるな」
「…失念していました。ウォルターはレイヴンや私の考えることを拒絶したことが無かったので」
「そうだったか?」
「ウォルター、確かに私たちはレイヴンを奪い合うような道の違え方をしていました。…ですがこうして共存できるのは…勿論レイヴンのお陰ではありますが、…貴方も私を受け入れてくれたから」
実体の無い彼女とはっきりと目が合う。
「…褒め過ぎだ。俺はそんなに優しくない」
「…ウォルターも照れたりするのですね」
「良い方向に評価され慣れていないんだ。笑ってくれるな」
「世間が貴方の価値を分かっていないだけでしょうね」
「…他人の褒め方が俺に似てきたな」
「光栄です、ウォルター」
「…俺も、エアのような友人に褒められて光栄だ」
「!」
*「だが嫁ぐか等は話が違うな」「流石に手強いですね」
彼女にとって不思議と嫌悪感のない充実した温かい暮らし。
気づけばウォルター無しで居られないのは彼だけではなくなっていたようで。
「…ウォルター、私に嫁ぐ気はありませんか?」
「…、…エア。何かの言い間違いか?いや。言う相手を間違えるなんて珍しいな」
「いいえ、ウォルター。私は本気です」
「百歩譲るが俺が嫁ぐ側なのか?」
「…ウォルターはレイヴンの夫なのですから、私まで嫁いではレイヴンも気分が良くないと思いませんか?」
さも当たり前のような物言いに面食らう。
「一理ある…が、俺の気分はこの際無視という事になるな」
「…失念していました。ウォルターはレイヴンや私の考えることを拒絶したことが無かったので」
「そうだったか?」
「ウォルター、確かに私たちはレイヴンを奪い合うような道の違え方をしていました。…ですがこうして共存できるのは…勿論レイヴンのお陰ではありますが、…貴方も私を受け入れてくれたから」
実体の無い彼女とはっきりと目が合う。
「…褒め過ぎだ。俺はそんなに優しくない」
「…ウォルターも照れたりするのですね」
「良い方向に評価され慣れていないんだ。笑ってくれるな」
「世間が貴方の価値を分かっていないだけでしょうね」
「…他人の褒め方が俺に似てきたな」
「光栄です、ウォルター」
「…俺も、エアのような友人に褒められて光栄だ」
「!」
*「だが嫁ぐか等は話が違うな」「流石に手強いですね」
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