手綱と縋る手(AC6)

「621…再手術を受けて普通の生活に戻る気は無いか」
「俺にとってはもうこっちが普通」
「そうか…そうだったな」
「仕事が済んだ時に、ハンドラーがよくやったって言ってくれて」
「…ああ」
「戻って休め、って言ってくれるのが俺の普通」
「…それだけか?」
「それ以外あるのか」


*貴方から褒められるなんてのは日常にしては贅沢なくらいだ
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