手綱と縋る手(AC6)
「ハンドラー…ご褒美」
「毎度仕方の無いことを言うな、621」
褒美をねだるのはいつも通りだが、言葉に表せない程度の違和感を覚える。
「…ハンドラー」
「まったく、…何が欲しいんだ?」
「貴方が与えてくれるものなら、生でも死でも」
「やれやれ、疲れているのか…寝付くまで側にいてやる。休め 621」
時々俺には見えない何かが見えているのが解る。
見せる暗い影から目を逸らすのは心苦しいが
どこまでも暗い影は覗き込む俺を許さない様だ。
*この子の未来に少しでも光を
「毎度仕方の無いことを言うな、621」
褒美をねだるのはいつも通りだが、言葉に表せない程度の違和感を覚える。
「…ハンドラー」
「まったく、…何が欲しいんだ?」
「貴方が与えてくれるものなら、生でも死でも」
「やれやれ、疲れているのか…寝付くまで側にいてやる。休め 621」
時々俺には見えない何かが見えているのが解る。
見せる暗い影から目を逸らすのは心苦しいが
どこまでも暗い影は覗き込む俺を許さない様だ。
*この子の未来に少しでも光を