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「ラディッツ、私暇なんだぜ」
「はぁ?」
「暇なんだぜーっ!」
「なんだぜって、どーしたんだよ急に」
「不良になりたいんだぜ、口悪くなりたいんだぜ」
「んだぜって付け足しただけじゃん」
「文句あるんだぜ!?」
「あるんだぜって何だよ!?しかも不良とか…勘弁してくれ」
「…嫌なの?」
「あ、戻った」
取りあえず、お嬢が座っているソファに並んで腰掛ける。
「…嫌なんだぜ?」
「日本語として変じゃね?」
「う…、私もそー思う」
「で、具体的に。何があったか聞かせて貰おうか」
「義父さんが、餓鬼共はサイヤ人らしくないって言ったの」
「…はぁ?」
「甘ったれで、情がありすぎる。もっと非情で悪役っぽく振る舞え。って」
「いや…その、義父さんってもしかして、親父のことか?」
「うん。バーダック義父さん」
「え。親父と知り合いなのか?いつの間に?」
「この間、ラディッツの家に行った時にね」
「…親父、なんか言ってたか?」
「んー…、ラディッツとどういう関係なんだって聞かれた」
「で、なんて答えた?」
「…恋人同士です、って答えた」
「~だ、っ」
「ん?」
「だから親父、あん時珍しく優しい顔してたのか…、」
「えー、見たかったなぁ」
何の気無しに雑誌を開くと、デートスポットの特集ページが出て何となく気恥ずかしかった。
「あ、」
「…なんだよ」
「そのページにあるレストランにさ、カカロット夫婦が行ったらしいよ」
「へぇ、いつの間にそんな事」
「チチさんとメールしてるからね」
「…なるほど。で、どうだったって?」
「何が?」
「雰囲気とか、味とか」
「んー、カカロットが食べ過ぎるから、雰囲気なんてよく分かんなかったんじゃない?」
「あー…、だろうなぁ」
「私たちも行きたいねぇ」
「そうだな」
和やかに話を進めれば、彼女は優しく微笑んでくれる。
「やっぱお嬢に不良は似合わないな」
「…どういう意味?」
「そうやって笑ってくれてる方が、俺は…」
「ラディッツは…?」
「いや、その…」
「言ってよー、返答次第で私の今夜の態度が変わるんだから」
「…な、なんだよ…、狡いぞそんな言い方」
「むう…」
「……好きなんだよ。笑ってるお嬢が好きなんだ」
「ラディッツ…」
「怒った顔よりも、泣いてる顔よりも、俺は笑顔が好きだ」
「わ、私も!」
「だから、」
「ん?」
「…今夜は、お嬢に優しくしたいんだ」
お嬢が悦んでいる顔は好きだ。
快楽に悶絶する顔も好きだ。
けれど今夜は、そういう濃ゆい感じじゃなくて、お嬢に無理させないような、翌朝に差し支えないような営みがしたい。
「悪いな、自分勝手で」
「いいよ…ラディッツの好きにして欲しいな、なーんて」
「…なっ」
「私は、優しいラディッツも、攻めなラディッツも好きだから」
「じゃあ…、遠慮する必要はねぇな?」
「前言撤回でもするつもり?」
「いや、今回は優しく抱く。…次回は、どうなるかな?」
「…知らないっ」
「照れるなよ可愛いなぁ」
「ら…ラディッツだって、言いながら照れてるじゃん」
「指摘すんなっ」
『甘露と豆鉄砲』
(…って、明日からどんな顔して親父と話せば良いんだ…)
(いつも通りにしてれば良いんだよ?)
(んな事できるか!)
(今更照れなくても…)
END
*********************
タイトルに深い意味は無いです。
「はぁ?」
「暇なんだぜーっ!」
「なんだぜって、どーしたんだよ急に」
「不良になりたいんだぜ、口悪くなりたいんだぜ」
「んだぜって付け足しただけじゃん」
「文句あるんだぜ!?」
「あるんだぜって何だよ!?しかも不良とか…勘弁してくれ」
「…嫌なの?」
「あ、戻った」
取りあえず、お嬢が座っているソファに並んで腰掛ける。
「…嫌なんだぜ?」
「日本語として変じゃね?」
「う…、私もそー思う」
「で、具体的に。何があったか聞かせて貰おうか」
「義父さんが、餓鬼共はサイヤ人らしくないって言ったの」
「…はぁ?」
「甘ったれで、情がありすぎる。もっと非情で悪役っぽく振る舞え。って」
「いや…その、義父さんってもしかして、親父のことか?」
「うん。バーダック義父さん」
「え。親父と知り合いなのか?いつの間に?」
「この間、ラディッツの家に行った時にね」
「…親父、なんか言ってたか?」
「んー…、ラディッツとどういう関係なんだって聞かれた」
「で、なんて答えた?」
「…恋人同士です、って答えた」
「~だ、っ」
「ん?」
「だから親父、あん時珍しく優しい顔してたのか…、」
「えー、見たかったなぁ」
何の気無しに雑誌を開くと、デートスポットの特集ページが出て何となく気恥ずかしかった。
「あ、」
「…なんだよ」
「そのページにあるレストランにさ、カカロット夫婦が行ったらしいよ」
「へぇ、いつの間にそんな事」
「チチさんとメールしてるからね」
「…なるほど。で、どうだったって?」
「何が?」
「雰囲気とか、味とか」
「んー、カカロットが食べ過ぎるから、雰囲気なんてよく分かんなかったんじゃない?」
「あー…、だろうなぁ」
「私たちも行きたいねぇ」
「そうだな」
和やかに話を進めれば、彼女は優しく微笑んでくれる。
「やっぱお嬢に不良は似合わないな」
「…どういう意味?」
「そうやって笑ってくれてる方が、俺は…」
「ラディッツは…?」
「いや、その…」
「言ってよー、返答次第で私の今夜の態度が変わるんだから」
「…な、なんだよ…、狡いぞそんな言い方」
「むう…」
「……好きなんだよ。笑ってるお嬢が好きなんだ」
「ラディッツ…」
「怒った顔よりも、泣いてる顔よりも、俺は笑顔が好きだ」
「わ、私も!」
「だから、」
「ん?」
「…今夜は、お嬢に優しくしたいんだ」
お嬢が悦んでいる顔は好きだ。
快楽に悶絶する顔も好きだ。
けれど今夜は、そういう濃ゆい感じじゃなくて、お嬢に無理させないような、翌朝に差し支えないような営みがしたい。
「悪いな、自分勝手で」
「いいよ…ラディッツの好きにして欲しいな、なーんて」
「…なっ」
「私は、優しいラディッツも、攻めなラディッツも好きだから」
「じゃあ…、遠慮する必要はねぇな?」
「前言撤回でもするつもり?」
「いや、今回は優しく抱く。…次回は、どうなるかな?」
「…知らないっ」
「照れるなよ可愛いなぁ」
「ら…ラディッツだって、言いながら照れてるじゃん」
「指摘すんなっ」
『甘露と豆鉄砲』
(…って、明日からどんな顔して親父と話せば良いんだ…)
(いつも通りにしてれば良いんだよ?)
(んな事できるか!)
(今更照れなくても…)
END
*********************
タイトルに深い意味は無いです。