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『ふぉーるいんらぶ!』
要は君に首ったけってコト!
ある日、カプセルコーポレーションの近くに、一人用のポッドが落ちてきました。
中に居たのは一人の少女。
彼女曰く、何者かに星を追い出されたと。
彼女は一人の青年に発見されて、一命を取り留めました。
「…貴様、何者だ」
「う?…あ、あう…、ごめんなさいごめんなさい…撃たないで…」
「…?」
少女の戦闘服は、見る影も無いくらいボロボロになっていました。
「あれ…?ここ、どこ…?」
「何なんだ貴様、まさか新手の侵略者か?」
「ちっ!違います!私はただの闘い嫌いなサイヤ人です!」
「何?サイヤ人の生き残りがまだ居たとはな」
「あれ…もしかしてアナタは、ベジータ王子様?」
「…知っているのか」
「一応は、顔と名前くらい」
「ふん、貴様の名は」
「…お嬢、です」
「お嬢か、見ればトランクスと同じくらいのガキだな。」
「…トランクス?」
「良いだろう、サイヤ人同士の情けで合わせてやる。ただし、妙な行動取りやがったらぶっ殺す。」
「は…ハイ…」
彼女、お嬢は、素直に言う事を聞いてベジータに付いて行きました。
家に着くと、そのトランクスとやらが出迎えてくれました。
「お帰りパパ!…と、誰?」
「…あっ、あの…その…」
「トランクス、こいつを暫く構ってやれ」
「はい!パパ!」
「え?ベジータ王子様、行っちゃうんですか?」
「なんだお前?パパとどういう関係なの?」
「えー、っと、その…同じ純血サイヤ人なだけです」
「へぇー?あ!お前もしかしてさっき墜ちて来た奴か!」
「そうですが…あの、アナタがトランクスさん?」
「うん、そーだぜ!」
「…ベジータ王子に似て、カッコいい人です」
「な、なな何言ってんだよ!まぁ当然だろ!」
「ハイ!」
ちびっこ同士の会話は盛り上がります。
自分のこと、好きな事、好きな食べ物、好きな人。
子供にしてはませた会話を繰り広げます。
「…つまり、お嬢はパパに助けられて来たんだ」
「そうです」
「…んー…。」
「どうかしましたか?」
「その話し方」
「え?」
「堅苦しいしさ、俺とお前の仲じゃん?もっと軽く話せよ」
「あ、うん…わかった」
「へへっ、それでよし」
彼らは同年代の異性と話すのは初めてで、子供のくせにもう、男女という見方をしてしまいます。
それは別に、錯覚でも悪い事でもありませんが。
「なぁお嬢、」
「ん?」
「その…、よかったらさ、俺んちに住めよ。どーせ行くとこ無いだろ?」
「いいの?本当に!やったぁ!ありがとう!」
「良いって事よ!」
「トランクス!」
「なに?」
「好き!」
「……ええぇ!?」
「…何その驚きよう」
「だって、俺たち会ったばっかじゃん!」
「でも好きになっちゃったんだし…、ダメ?」
「ダメ、じゃ…ない…けど」
「じゃあ、わたしをトランクスの彼女にしてくださいな?」
「…俺でいいなら…」
「ありがとっ!」
こうして、彼らは恋人もどきになったのでした。
これをきっかけに、お嬢は本当にトランクスの家に居候するようになりました。
2人のやる事は全部大人の真似。
手を繋いだり、頬にキスしたり、抱き合ったり、
「トランクス、」
「お嬢、」
「好き」
「俺も好き」
呼び合って、好きだと言い合ったりもします。
「なぁ、キスしようぜ」
「ん?いいよ」
「ほっぺじゃなくて、口にしてもいい?」
「え…」
「だから、パパとママがするみたいに口にキスしたいってコト」
「は…恥ずかしいよ」
「いいじゃん!」
「…じゃあ、ちょっとだけだよ?」
「へへっ、んじゃ目つぶっててな」
「うん!」
お嬢が目を瞑ると、急に気恥ずかしくなったトランクスは中々キスできません。
痺れを切らして、彼女は目を開けたら、茹蛸みたいに真っ赤になった彼が居ました。
その姿が、なんだかとても新鮮な気がして、彼女は自分から目を瞑ると、甘く囁きました。
「…ねぇ、して?」
「――後悔すんなよっ!」
「ふ…ンッ」
重ねた唇は、想像よりもずっとずっと柔らかくて、すっごくドキドキした。
「…うぁ、なんか照れくさいな」
「ふふ、でも嬉しいなぁ」
「なんで?」
「だって、キスしたんだから、トランクスは私をお嫁さんにしてくれるでしょ?」
「ななな…っ、何言って…」
「そしたら私、サイヤ人のお姫さまだよ!」
「そっか、パパは王子だから、俺も王子なんだ」
「私だけの王子さまでいてね?」
「あぁ!約束だぜ!」
――――――――
「トランクス、何見てるの?」
「あぁ、これは俺が以前つけてた日記だよ」
「へぇー、どんな事が書いてあるの?」
「俺とお嬢の幼少期のラブストーリーだよ」
「ラブストーリー…」
「俺達が出会ってから、結婚を誓うまでのな」
「つまり、初キスの時?」
「だいたいそこまでかな、懐かしいなぁ…」
「…トランクス、」
「ん?」
「こほん。『…ねぇ、して?』」
「!なるほど、『後悔すんなよっ!』」
「あははっ、これは我ながら恥ずかしい思い出だぁ」
「う~ん、俺達も若かったんだな」
「ちょ、まだ若いから」
『ふぉーるいんらぶ!』
何時だって
君に首ったけってコト!
END
要は君に首ったけってコト!
ある日、カプセルコーポレーションの近くに、一人用のポッドが落ちてきました。
中に居たのは一人の少女。
彼女曰く、何者かに星を追い出されたと。
彼女は一人の青年に発見されて、一命を取り留めました。
「…貴様、何者だ」
「う?…あ、あう…、ごめんなさいごめんなさい…撃たないで…」
「…?」
少女の戦闘服は、見る影も無いくらいボロボロになっていました。
「あれ…?ここ、どこ…?」
「何なんだ貴様、まさか新手の侵略者か?」
「ちっ!違います!私はただの闘い嫌いなサイヤ人です!」
「何?サイヤ人の生き残りがまだ居たとはな」
「あれ…もしかしてアナタは、ベジータ王子様?」
「…知っているのか」
「一応は、顔と名前くらい」
「ふん、貴様の名は」
「…お嬢、です」
「お嬢か、見ればトランクスと同じくらいのガキだな。」
「…トランクス?」
「良いだろう、サイヤ人同士の情けで合わせてやる。ただし、妙な行動取りやがったらぶっ殺す。」
「は…ハイ…」
彼女、お嬢は、素直に言う事を聞いてベジータに付いて行きました。
家に着くと、そのトランクスとやらが出迎えてくれました。
「お帰りパパ!…と、誰?」
「…あっ、あの…その…」
「トランクス、こいつを暫く構ってやれ」
「はい!パパ!」
「え?ベジータ王子様、行っちゃうんですか?」
「なんだお前?パパとどういう関係なの?」
「えー、っと、その…同じ純血サイヤ人なだけです」
「へぇー?あ!お前もしかしてさっき墜ちて来た奴か!」
「そうですが…あの、アナタがトランクスさん?」
「うん、そーだぜ!」
「…ベジータ王子に似て、カッコいい人です」
「な、なな何言ってんだよ!まぁ当然だろ!」
「ハイ!」
ちびっこ同士の会話は盛り上がります。
自分のこと、好きな事、好きな食べ物、好きな人。
子供にしてはませた会話を繰り広げます。
「…つまり、お嬢はパパに助けられて来たんだ」
「そうです」
「…んー…。」
「どうかしましたか?」
「その話し方」
「え?」
「堅苦しいしさ、俺とお前の仲じゃん?もっと軽く話せよ」
「あ、うん…わかった」
「へへっ、それでよし」
彼らは同年代の異性と話すのは初めてで、子供のくせにもう、男女という見方をしてしまいます。
それは別に、錯覚でも悪い事でもありませんが。
「なぁお嬢、」
「ん?」
「その…、よかったらさ、俺んちに住めよ。どーせ行くとこ無いだろ?」
「いいの?本当に!やったぁ!ありがとう!」
「良いって事よ!」
「トランクス!」
「なに?」
「好き!」
「……ええぇ!?」
「…何その驚きよう」
「だって、俺たち会ったばっかじゃん!」
「でも好きになっちゃったんだし…、ダメ?」
「ダメ、じゃ…ない…けど」
「じゃあ、わたしをトランクスの彼女にしてくださいな?」
「…俺でいいなら…」
「ありがとっ!」
こうして、彼らは恋人もどきになったのでした。
これをきっかけに、お嬢は本当にトランクスの家に居候するようになりました。
2人のやる事は全部大人の真似。
手を繋いだり、頬にキスしたり、抱き合ったり、
「トランクス、」
「お嬢、」
「好き」
「俺も好き」
呼び合って、好きだと言い合ったりもします。
「なぁ、キスしようぜ」
「ん?いいよ」
「ほっぺじゃなくて、口にしてもいい?」
「え…」
「だから、パパとママがするみたいに口にキスしたいってコト」
「は…恥ずかしいよ」
「いいじゃん!」
「…じゃあ、ちょっとだけだよ?」
「へへっ、んじゃ目つぶっててな」
「うん!」
お嬢が目を瞑ると、急に気恥ずかしくなったトランクスは中々キスできません。
痺れを切らして、彼女は目を開けたら、茹蛸みたいに真っ赤になった彼が居ました。
その姿が、なんだかとても新鮮な気がして、彼女は自分から目を瞑ると、甘く囁きました。
「…ねぇ、して?」
「――後悔すんなよっ!」
「ふ…ンッ」
重ねた唇は、想像よりもずっとずっと柔らかくて、すっごくドキドキした。
「…うぁ、なんか照れくさいな」
「ふふ、でも嬉しいなぁ」
「なんで?」
「だって、キスしたんだから、トランクスは私をお嫁さんにしてくれるでしょ?」
「ななな…っ、何言って…」
「そしたら私、サイヤ人のお姫さまだよ!」
「そっか、パパは王子だから、俺も王子なんだ」
「私だけの王子さまでいてね?」
「あぁ!約束だぜ!」
――――――――
「トランクス、何見てるの?」
「あぁ、これは俺が以前つけてた日記だよ」
「へぇー、どんな事が書いてあるの?」
「俺とお嬢の幼少期のラブストーリーだよ」
「ラブストーリー…」
「俺達が出会ってから、結婚を誓うまでのな」
「つまり、初キスの時?」
「だいたいそこまでかな、懐かしいなぁ…」
「…トランクス、」
「ん?」
「こほん。『…ねぇ、して?』」
「!なるほど、『後悔すんなよっ!』」
「あははっ、これは我ながら恥ずかしい思い出だぁ」
「う~ん、俺達も若かったんだな」
「ちょ、まだ若いから」
『ふぉーるいんらぶ!』
何時だって
君に首ったけってコト!
END