ジョジョ
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チャカをデートに誘ってみた。
彼は鈍感だから、好きだと言えば友情の好きと勘違いしているようだし
抱き締めれば抱き締め返す、という挨拶とも呼べるようなアクションしか無い。
異性として意識されていないようなもどかしさに身が焦げる。
今回の誘いも単純に遊びだと思っているようで、お洒落とは縁遠い普段着で彼は来た。
不満が顔に出ていたのか、不安げにこちらを見詰める顔は何となく仔犬のようで可愛らしい。
「…お嬢、待たせたからおこってるのか?」
「違うよ、待ってなんかない…まだ予定の時間まで20分もあるんだから」
「そう…か、お嬢は凄く早く来たんだな」
言えるわけ無いがチャカとのデートが楽しみ過ぎて昨晩寝られなかった挙げ句
そわそわして自宅で時間潰しができなかったから早々と集合場所に来たなんて。
「…っていうか、チャカも来るの早すぎじゃないの?」
「お…おれは、お嬢に早く会いたかったから、つい…」
「!、」
なんて可愛い事を言うんだ、とツッコミを入れる余裕は無かった。
思わず頬を弛めると、チャカも漸く安心したように笑った。
「なあ、聞きたかったことがあるんだ」
「ん、何?」
「でーと、ってなんだ?」
「……えっ」
「お嬢が誘ってくれたから来たけど、何をするんだ?一緒にどこか行くのか?」
「…あー、うん、デートっていうのは…」
デートっていうのは?こんなこと今までしたことないから分かりません。とは言いづらい。
「…一緒に食事行ったり、お買い物したり、…こ、恋人みたいなことするのがデートかな」
「恋人?おれと、お嬢が?」
「そういう事。…いやかな?」
「嬉しいぞ、お嬢がおれの恋人になったら」
「…な、口説くつもり?」
「?…おれはお嬢が好きだから、いつか恋人になってほしいと思ってたんだ」
「……うそ」
あまりの想定外に上手く話せない、
急激に喉が渇く。脈拍どんどん早くなるのが分かる。
自分どんな顔でチャカの話を聞いているのか全く考え付かずに居ると、また仔犬のような不安げな眼差しがこちらに向いていた。
「…お嬢はおれのこと好きじゃなかったのか?」
「え?」
「いつも好きって言ってくれるから、おれ…恋人にしたいと思ったし」
「ちょっ、…待っ」
「今日はまだぎゅーってしてくれてない、いつも会う度にしてくれただろ?」
「待って、待ってチャカ早い、展開早いよ」
「…?」
「お口チャックできる?」
「…できる」
「よしお利口」
唇に人差し指を当てて滑らせる、ちょっと待っての合図。
渇いてはりつく喉を叱るように、溜まっていない唾を飲み込んだ。
「…チャカは私の事好きなの?」
黙ったまま頷く。
「それは、友達としてじゃなくて、異性としてなの?」
再び黙ったまま頷く。
「…私に恋人になってほしい?」
表情が明るくなり、何度もこくこくと頷かれる。
働かなかった頭が、漸く両想いを理解できた気がした。
「…チャカ、さっきのもう一回言ってよ」
「さっきの?」
「恋人になってってやつ」
「…ん、と…お嬢が好きだから、恋人になってほしいと思ってた」
「それね、私もだよ」
「!、ほんとか、ほんとなのか?」
「嘘ついてどうするのよ…今までだってチャカちゃん好きよって言ってたのに」
「それは…からかわれてると思ってたから…」
「本気だったの。理解してくれた?」
「うん、うん…よかった、お嬢好きだ」
「私もチャカが好きだよ」
話しているうちに、時計の針は待ち合わせの時間を指していた。
「…行こうか、デート」
「うん、チャカの好きなところに連れていって!」
『らんでぶー』
(さりげなく手を繋ぎたい)
彼は鈍感だから、好きだと言えば友情の好きと勘違いしているようだし
抱き締めれば抱き締め返す、という挨拶とも呼べるようなアクションしか無い。
異性として意識されていないようなもどかしさに身が焦げる。
今回の誘いも単純に遊びだと思っているようで、お洒落とは縁遠い普段着で彼は来た。
不満が顔に出ていたのか、不安げにこちらを見詰める顔は何となく仔犬のようで可愛らしい。
「…お嬢、待たせたからおこってるのか?」
「違うよ、待ってなんかない…まだ予定の時間まで20分もあるんだから」
「そう…か、お嬢は凄く早く来たんだな」
言えるわけ無いがチャカとのデートが楽しみ過ぎて昨晩寝られなかった挙げ句
そわそわして自宅で時間潰しができなかったから早々と集合場所に来たなんて。
「…っていうか、チャカも来るの早すぎじゃないの?」
「お…おれは、お嬢に早く会いたかったから、つい…」
「!、」
なんて可愛い事を言うんだ、とツッコミを入れる余裕は無かった。
思わず頬を弛めると、チャカも漸く安心したように笑った。
「なあ、聞きたかったことがあるんだ」
「ん、何?」
「でーと、ってなんだ?」
「……えっ」
「お嬢が誘ってくれたから来たけど、何をするんだ?一緒にどこか行くのか?」
「…あー、うん、デートっていうのは…」
デートっていうのは?こんなこと今までしたことないから分かりません。とは言いづらい。
「…一緒に食事行ったり、お買い物したり、…こ、恋人みたいなことするのがデートかな」
「恋人?おれと、お嬢が?」
「そういう事。…いやかな?」
「嬉しいぞ、お嬢がおれの恋人になったら」
「…な、口説くつもり?」
「?…おれはお嬢が好きだから、いつか恋人になってほしいと思ってたんだ」
「……うそ」
あまりの想定外に上手く話せない、
急激に喉が渇く。脈拍どんどん早くなるのが分かる。
自分どんな顔でチャカの話を聞いているのか全く考え付かずに居ると、また仔犬のような不安げな眼差しがこちらに向いていた。
「…お嬢はおれのこと好きじゃなかったのか?」
「え?」
「いつも好きって言ってくれるから、おれ…恋人にしたいと思ったし」
「ちょっ、…待っ」
「今日はまだぎゅーってしてくれてない、いつも会う度にしてくれただろ?」
「待って、待ってチャカ早い、展開早いよ」
「…?」
「お口チャックできる?」
「…できる」
「よしお利口」
唇に人差し指を当てて滑らせる、ちょっと待っての合図。
渇いてはりつく喉を叱るように、溜まっていない唾を飲み込んだ。
「…チャカは私の事好きなの?」
黙ったまま頷く。
「それは、友達としてじゃなくて、異性としてなの?」
再び黙ったまま頷く。
「…私に恋人になってほしい?」
表情が明るくなり、何度もこくこくと頷かれる。
働かなかった頭が、漸く両想いを理解できた気がした。
「…チャカ、さっきのもう一回言ってよ」
「さっきの?」
「恋人になってってやつ」
「…ん、と…お嬢が好きだから、恋人になってほしいと思ってた」
「それね、私もだよ」
「!、ほんとか、ほんとなのか?」
「嘘ついてどうするのよ…今までだってチャカちゃん好きよって言ってたのに」
「それは…からかわれてると思ってたから…」
「本気だったの。理解してくれた?」
「うん、うん…よかった、お嬢好きだ」
「私もチャカが好きだよ」
話しているうちに、時計の針は待ち合わせの時間を指していた。
「…行こうか、デート」
「うん、チャカの好きなところに連れていって!」
『らんでぶー』
(さりげなく手を繋ぎたい)