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無自覚アブノーマル

明日は金曜日だから、明日行けば休めるな。丁度よく連休だな。何しよう。そうだ。冬物買うか。去年は結局コート買わなかったから、今年は買おう。あとカシミヤセーターもいっ、いっ、…ぅ
「…っ、う゛っ、……っ」
「あはは、本田、めっちゃ鳥肌立ってるじゃん。」
深谷は仰向けで寝かせた本田に覆いかぶさり、ぐちぐちと至極楽しそうに本田の後ろを弄る。やたら顔が近いし、嫌悪感や諸々で震える。
シーツをギュッと握りしめた。
「…っ、んっ、お前にっ、触られるのが嫌だからなっ!…にゅっ⁈」
睨んで悪態を吐くと、今度は急に前を握られた。急に急所を握られて、身体がビクリと跳ねる。
「はは、勃たせて何言ってんだよ。」
「あ゛ぐっっ!あ、…っ、も、やめっ、…きゅっっ!」
「…。」
そしてもう一回。もう一回。
「ちょっ、なっ…ふゅっっ‼︎」
本田の反応を見て確かめる様に、深谷は数度握って離してを繰り返した。
深谷の手をひきはがそうともがくが、難なく押さえつけられる。握られるたびにビクビクと体が跳ねる。
…あと…変なんだ。まずい。これはまずい。
「あ゛っ‼︎やめっろって…!」
「…」
「…っ」
擬音にするなら。差し詰めニタァって所だろう。
日頃から嫌な笑顔だと思っていたが、今の笑顔はその数倍の嫌らしさがあった。
「本田、お前、痛くて勃つんだ!」
「…ふっ、あっ、…あ、やめ…!」
そうだ。なんだこれ。
抵抗できない条件下で、酷い事を無理矢理されて、その全てに興奮する自分がいた。これじゃあ、黒崎の時と一緒だ…。こんなの理想的じゃない。
あからさまに狼狽えてしまう。
「あははは、ビビってんの?可愛いいなぁ!」
そんな本田を見て、深谷は更に興奮の色を濃くする。そして性急な動きで自分の前を寛げ、先をあてがってきた。
「…う、あ、だ…だめ…、やめて…。本当…、それだけは…もう、やだ…。戻れなくなる…。やだ…怖い……。」
「あはははは!震えてかわいー!っもー、めっちゃくちゃにしたいなー!」
「ふゅっ‼︎」
入れる前から興奮で息を乱した深谷は、一気に全てを本田の中に収めた。
「ふっ、あっ、あっ、…んっっ!」
「生意気なのにドMで、嫌嫌言っても結局気持ちよくなっちゃうなんて、本当お前、最っ高!」
そして欲望のまま、激しく動く。
酷い状況だし、酷くされている。なのに、それが堪らなく気持ちいい。頭と体が正反対の反応で、おかしくなりそうだ。
「あ、…っ、やだ…ん、んんっ!やっ、ちがっ、…っ‼︎」
「あははははははははははははははははははは‼︎‼︎‼︎」
だらしなく喘ぎ嫌がる本田を深谷が狂ったように笑い、激しい行為を続けた。
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