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【完結】取引先の上司がストーカーです

「さて、碧くん、さっきのは何かな?」
「ちょ、ちょっと楓くん、なんで?結局、俺が被害者だったんだよね?なのに何でこんな尋問受けるのかな⁈」
不味い。これでは、あの悪夢が現実になってしまう。
殿村が七緒を追い返した後、碧は殿村にずるずるとベッドまで引きずられ押し倒されていた。蒼の腹の上に跨った殿村に両手をシーツへ縫い止められ、ニコニコと碧に迫られる。
「うん。そうだね。碧くん、本当に可哀想に…。俺が慰めてあげるね!」
「え?い、いやいや!大丈夫、ありがとう。強いて言えば、今はそっとしておいて欲しいから、その、帰ってくれると…」
「それにさ、」
「…あ…はい。」
「あんな輩が碧くんの周りにいるとなると、俺としても不安だよ…。」
殿村は急に心配そうな顔をした。
そういうのいらないから、俺を労る気持ちがあるなら、即刻、帰って欲しい…。
「だから、もう俺とやっちゃおう!」
「………え?」
にこにこと笑顔で恐ろしい事をいう殿村に、碧は頬をひくりと引きつらせた。
「碧くん、丁度良くパンツだけだしさ、ほら、慰めえっち的な。」
「えぇ⁈…あっ」
殿村がかがみ込み、碧の乳首を緩く噛む。
痛くはないが、言い知れぬ恐怖に碧はびくりと震える。
「それに、他の奴に先にやられたらしゃくだし。」
「だ、大丈夫だって!」
「なんで?そう言い切れないでしょ?」
「…で、でも…」
「大丈夫だよ。ちゃんとじっくり時間をかけて解かして、ゆっくり挿入して、気持ちよくしてあげるからさ。」
「そんな…。」
恐ろしい計画をニコニコと述べて、殿村は碧の胸や唇を再び舐める。碧は呆然自失で言葉を失う。
そんなの、嫌すぎる…。
「ね、ねぇ、楓くん、俺…俺…」
「何?碧くん。」
「童貞なんだ!」
「!…そっ、……本当?」
「本当!も…勿論、男とした事もなくて、俺は未だ真っ新な体なんだ!」
「まっ…まっさら…。」
碧の苦し紛れの言い訳に、殿村は何故かごくりと生唾を飲み込む。
足に当たる殿村のものは、碧の言葉に大きく反応する。
因みに、全部嘘だ。男とした事はないけど、女とはある。
「…そうなんだ、それなら…びっくりさせちゃったかな?」
「うん。ごめん、経験が浅くて。というか皆無で…初心でごめんね、楓くん。」
「うぶ…」
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