日記

お礼と『左近の桜』長野まゆみ

2024/11/18 00:00
小説の話
 11/15、スキをして頂きありがとうございます!いつも訪問してくださる皆様、ありがとうございます!






2024/11/14~11/15

 暇でゴロゴロしていたせいか、すぐ寝てしまう癖がついてしまって、読書がなかなか進まず読み終わるのに時間がかかる。

『左近の桜』長野まゆみ 角川文庫 を読んでみた。

 男性同士の逢い引き宿である左近を舞台に、そこの家の者である高校生の桜蔵が、あらゆるあやかしたちにいいようにされてしまうBL小説。

 長野まゆみの文体から紡がれる言葉は美しく、スーっと物語に誘われる。

 桜蔵は迂闊過ぎて、色々なあやかしたちにちょっかい出されたり、はたまた拾って家に上げてしまったり。

 そんな桜蔵を面白そうにしながらも、助け船を出してくれるのが父親である柾。

 柾は酸いも甘いも噛み分ける大人の男で、まだまだ子どもで危なっかしい桜蔵を揶揄いながらも、助言したりする。

 16という大人なようでいて、まだ子どもの部分がある繊細な年頃に、こんなにあやかしたちにいいようにされてしまっていたら、将来桜蔵はあやかしを招き入れる左近の若旦那にでもなりそうだ。

コメント

[ ログインして送信 ]

名前
コメント内容
削除用パスワード ※空欄可