日記
『ここで死神から残念なお知らせです。』榎田ユウリ
2024/11/12 00:02小説の話
2024/11/11
『妖琦庵夜話』というシリーズを以前4、5冊読んで面白かったので、今回は榎田ユウリ著の『ここで死神から残念なお知らせです。』 新潮文庫 を読んでみた。
ニートの半引きこもりである梶真琴が、いつも行く喫茶店である会話を耳にした。それはお年寄り相手に保険を勧める男が、自分は死神であなたは死んでいると宣言している場面だった。男は死んでいることを気付かない魂に、死んでいることを伝える死神らしく、その会話を聞いてしまった梶真琴は死神の手伝いをするハメになるのだった。
表紙のイラストが死神こと、余見透なのだが、クールなイラストのイメージとは真逆で、砕けた物言いと馴れ馴れしい態度なので、ちょっと想像と違ってびっくり。
人は死んだことに気付かないと、そのまま寝起きして生活してしまうらしい。
だけど限界があり、その限界を迎えると崩壊=体が腐り腐敗し溶けて最後にはさらさらの砂になるらしい。
そうなると遺体は残らないので、そうならないために死神は契約書にサインさせてちゃんと死ぬようにしなきゃいけないよう。
私たちは日常の忙しさにかまけて、大切なことを後回しにしてしまう。
面倒だから。
大変だから。
時間がないから。
また今度でいいや。
でも、人はいつ死ぬかわからない。
こんな風に突然、死神が現れて「あなたは死んでいます」と言ってくれたら親切だけど、死は突然に起こったりするものだ。
明日になったら。
なんて、期限はいつまでもある訳じゃ無い、だから大切なことは伝えたり、行動しておかなきゃならないのだ。
『ここで死神から残念なお知らせです。』梶と死神の軽いやりとりとテンポの良い展開で読みやすく、あっという間に読めてしまった作品だった。
最後、梶はどうなったんだろうなぁ。
『妖琦庵夜話』というシリーズを以前4、5冊読んで面白かったので、今回は榎田ユウリ著の『ここで死神から残念なお知らせです。』 新潮文庫 を読んでみた。
ニートの半引きこもりである梶真琴が、いつも行く喫茶店である会話を耳にした。それはお年寄り相手に保険を勧める男が、自分は死神であなたは死んでいると宣言している場面だった。男は死んでいることを気付かない魂に、死んでいることを伝える死神らしく、その会話を聞いてしまった梶真琴は死神の手伝いをするハメになるのだった。
表紙のイラストが死神こと、余見透なのだが、クールなイラストのイメージとは真逆で、砕けた物言いと馴れ馴れしい態度なので、ちょっと想像と違ってびっくり。
人は死んだことに気付かないと、そのまま寝起きして生活してしまうらしい。
だけど限界があり、その限界を迎えると崩壊=体が腐り腐敗し溶けて最後にはさらさらの砂になるらしい。
そうなると遺体は残らないので、そうならないために死神は契約書にサインさせてちゃんと死ぬようにしなきゃいけないよう。
私たちは日常の忙しさにかまけて、大切なことを後回しにしてしまう。
面倒だから。
大変だから。
時間がないから。
また今度でいいや。
でも、人はいつ死ぬかわからない。
こんな風に突然、死神が現れて「あなたは死んでいます」と言ってくれたら親切だけど、死は突然に起こったりするものだ。
明日になったら。
なんて、期限はいつまでもある訳じゃ無い、だから大切なことは伝えたり、行動しておかなきゃならないのだ。
『ここで死神から残念なお知らせです。』梶と死神の軽いやりとりとテンポの良い展開で読みやすく、あっという間に読めてしまった作品だった。
最後、梶はどうなったんだろうなぁ。