2024/7/28

　姉が突然

「40歳までしか生きられないなら、(生きることに)やる気出るよなあ」

　と言い出した。

「確かに、もう40歳までとわかっているなら、その後の人生設計建てられやすいし」

　と私。

　姉も私もずっと働くのはつらいので、母と猫が亡くなりお互い70歳とかになったら、一緒に自殺しようかと話したりしている。

　もしも40歳までしか生きられないなら、人生生きるのは楽だし、寿命が分かればお金も上手く使える。

「それかさ、自分の寿命をお金に変えたいね。もっと長生きしたい人に寿命あげてお金もらいたい」

　老後のことを考えると、ウンザリするくらい心配で暗いので、やはりお金のことを考えてしまう姉。

「寿命1年あげるなら、1000万円くらいはもらわないとな」と母。

　確かに寿命をお金に変えられるんなら、それはいい話だと思う。

　これで自分の残り寿命さえ分かれば、安楽死制度が無くとも不安なく自分の死をいつにするか決められる。

　寿命を知っていれば、人はその生をちゃんと生きようとするんじゃないかな。

　寿命が分からないから老後の不安ばかり、今後の不安ばかりが浮かぶのであって、「自分はあと数年か」とか分かれば少しは生きやすい気がする。

　とまあ、こんな話をしていたんですが、自分の子孫を作らない私たち姉妹には、人生80年は長過ぎる時代だなあと、思っています。

　もう40歳まででいいよぉ……。