日記

死後婚

2024/07/18 00:05
おしゃべり
 『死後婚』

 これは、未婚のまま亡くなった人を不憫に思った身内(両親)が、あの世で幸せにしてあげようとして、現世の生きている相手と結婚させる儀式です。

 これを初めて知った時は衝撃で、死後婚させられた人はどうなるんだと思ったものです。

 だいぶ忘れていたので調べたのですが、死後婚は冥婚というらしく、その目的は未婚のまま亡くなった死者の魂を弔うためだとされているそう。

 またこの風習は、外国にはまだある習慣らしくて、中国や台湾の地域には道端に赤い封筒が落ちているそうです。

 それをうっかり拾ってしまうと、物影から見ていた親族が、亡くなった自分の身内と、結婚するように迫ってくるんだとか。

 でも、本当には結婚させず、位牌に名前を書き込むんだとか。

 昔に『世にも奇妙な物語』で、死後婚を観ましたが、こちらは結婚前に亡くなった人同士があの世で幸せになれるようにと、遺族の依頼でお見合いをするという、死後婚が描かれていました。

 また死後婚と似ている、人形同士で結婚させる死後婚もあるみたいです。

 ムカサリ絵馬というものもあるらしく、こちらは絵馬に亡くなった人と架空の人物を描いて、冥婚とするよう。

 またこのムカサリ絵馬は、絶対に生きた人を描いてはいけないらしく、描いてしまうと、その描かれた人があの世に連れていかれてしまうそうです。
 
 こうやって調べてみると色々と出てきて、死後婚は死者の魂を哀れんだ身内の、「どうにかあの世で幸せにしてやりたい」という願いが込められた儀式だなと思いました。

 日本はムカサリ絵馬、人形同士と、ちゃんと架空の人物と結婚させていますが、中国や台湾の冥婚だと現世の生きた人と結婚させるから怖いですね。

 皆様も、中国や台湾に行くことがあったら、道端に落ちている赤い封筒に、お気をつけ下さい。


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