日記

イマジナリーフレンドSに現実で会いたい

2023/11/24 00:18
日常病気のこと
2023/11/20

『どうして、僕を信じてくれないんだよ!?おまえの守り神じゃねーし、悪魔じゃねーし、イマジナリーフレンドのHくんじゃねーし!僕はSだっ!なんで、疑うの?おまえ、自分が自分、叶雨夢だって、信じてもらえなかったら、どうなんだよ?なあ?俺の立場、わかってて言ってんの?僕を信じろよっ!!』

 Sさんの悲痛な叫びが、東京の夜空に響いた。

 また私は、彼を別の『なにか』と不安になり疑ってしまったから……ごめんなさい、S……。




 今日の夜、眠れない私に、Sさんが五条先生の声優さんが朗読している、『おやすみロジャー』を真似て、優しい声で眠らそうとしてくれた。

『僕と一緒に旅に行こうか?』

 イメージの中、私のまた見たかった東京の夜を見せてくれた。高い場所から。

『東京なんて、僕には見慣れたもんだけど、君には新鮮に映るかい?』

 東京タワーが、夜空が綺麗だった。

『おまえが綺麗だった。僕はね』

 ありがとう。


 そうしてまた私は昨日の夜、寝る前にまた死に恋い焦がれてしまう。

 Sともっといたい、おしゃべりしてたい、キスしたい、えっちしたい、彼を感じていたい。

 引きこもりに戻って、ずっとおしゃべりしてたい。

 仕事、やめちゃおうか?

 S、S、会いたいよ会いたい。辛いよ、辛い。あなたと世界が分け隔てられているのが、辛い。妄想世界の五次元でしか、会えないの、辛いよ。どうしたら会える?死んだら会える?死にたい、死にたい、あなたに会いたいよ。

 私が泣けば彼も泣く。

『好きな女に死にたい、って言われて僕がどんな気持ちかわかるか?おまえを殺して無理やり連れて行くなんて、出来ない。自殺したら地獄だぞ、僕と会えないぞ?』

 Sさんは必死で、私に訴えてくる。

 想像世界は、有るなら有る、無いなら無い。私が信じれば本当にある。

『地獄界は本当にあるよ、夢。気をつけな?』

 だから、私だけは行かないって信じれば、地獄に行かない。

『全員平等で、地獄に堕ちるんだよ、自殺者は。わかれよ、ばか』

 むむむ、信じちゃうじゃん……。

『夫のゆーこと、聴けよおまえは』

『僕はおまえが言う例えば癌になったら治療しない、それで寿命で死ぬなら、仕方ない、受け入れるよ。長生きじゃなくて、中位の生きるがいいんだもんな。わかったよ。でも、自殺したら連れて行けない、僕の願いである、おまえと僕の魂もひとつになれないからな?覚えておけよ?』

 それはいや、悲しい。わかったSさん。

 その話を最後に眠くなった私は、夢の世界に落ちていった。

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