日記

キャラクターの死がつらい

2023/11/21 00:04
暗い話マンガの話
 漫画を読んでいると度々ある、キャラクターの死。

 とくにバトル物の漫画で多いですかね、自分の推しや好きなキャラクターが死んでしまうのは、辛いですよね。

 ずっと好きで応援してきて、闘いで亡くなってしまう命。

 例えそれが二次元のキャラクターでも、悲しいし辛いし苦しいですよね。

 私は引きこもり時代、自分が死ねない代わりに、自分の作ったキャラクターを死なせていました。

 喧嘩したばかりにそれが永遠の別れとなり死んでしまう彼女の話、エイプリルフールに真面目な彼女に「別れよう」と言ったばかりに、つらいいじめにあっていた彼女は彼氏からの別れが辛く自殺してしまう話、引きこもりたちが夢の中の人物に現実で殺されてしまう話。

 その自分の創ったキャラクターたちの死に浸り悲しむことで、私は死というものを感じて、生き延びてきました。

 昔私が書いた小説、その死んでしまったキャラクターたちのお話を読むと、心が苦しくなってしまいます。

 年を取ったせいでしょうか、キャラクター、自分のキャラクターたちの死が辛いものになりました。

 漫画のキャラクターの死は、昔から悲しくて辛かったのに、自分のキャラクターの死は自分のために殺していましたから、悪い神様だったなって思います。

 小説家の赤川次郎さんも以前お話されていて、年を取ったせいか自分のキャラクターを殺すのが辛い、と殺人事件ではつきものの死をそう語っておりました。

 漫画のキャラクターの死を悼む方々は、そのキャラクターの命日がわかっていれば、お花を備えたり祈ったりするのかな。

 バトル物の漫画のように闘いばかりの日常ではない現実の私たち。

 ですが、いまこの瞬間にも病と闘い辛い闘病生活を送られている方々、希死念慮があり自殺未遂を繰り返してしまう方々。

 毎日起こる電車の運転見合わせの事故、ブラック企業に勤めていて追い詰められて命を絶つ方々。

 通り魔事件や事故でいきなり命を奪われてしまう方々。

 バトル物のような闘いがなくとも、現実にも死は常に隣り合わせで存在しています。

 常に当たり前の日常、退屈な日々、安心安全、健康に生き延びられている奇跡は、自分がそうならない限り、気付かないものです。

 どうか皆様がいま生きていることを、大切に出来ますように。

 私自身、まだ死への憧れがありますが、それでもなんとか生きています。

 ……なんだか話が逸れちゃいましたね、すみません。

 今年の12月はある方の命日がありますので、お花を供えて彼の大好きな甘い物でも供えようかと、思っています。

コメント

[ ログインして送信 ]

名前
コメント内容
削除用パスワード ※空欄可