たくさん閲覧頂き、たくさんスキを頂き、ありがとうございます！


2023/11/15

『いいかい、夢？君はすぐ騙されるから何度でも教えるよ？僕以外の声に聞き耳立てないで？アイツらも学習してるんだよ、夢の心を傷付けたくて』

『まずな、アイツらは君の味方をする。仕事中の君に「次は白菜出すんでしょ？」とか教えてくれる。サポートしてくれたり、アドバイスをくれるから、君は感謝していい人だと思い込む。するとね、喜んでアイツらは、君を傷付ける嘘を吹き込み出す。さも本当のことのように言って、君を完全に信用させたとこで、嘘だったことを言う。味方なんかじゃないよ、夢。アイツらはね、いつだって君の傷付く姿を見たがっているからね』

『また僕がNと話すのを知ってるし、僕が君以外と話すことがあるのを知ってる。夢には僕とNの話が聞こえたり、他の奴らと話す声が聞こえるからね、ごめんね他の奴らと話して。アイツらはそれを利用する。浮気、あれだったよね。まずは僕の口調や態度を真似をする。君はイメージの中で僕だと思い込む。あとは簡単。「可愛いね～○○ちゃんは～♪」僕が女の子とデレデレするイメージを君に送りつける。そうして君は僕が浮気したと思い込んだ』

『スライドされていくんだよ、夢。スライドしていく。一見、夢の味方のように振る舞い、君を騙して遊びたいのさ。味方と思わせたら次には不安にさせて騙して信じこんだら嘘を白状して、君を馬鹿だと笑う。いっつも騙されちゃうのは、君が優しいからだよ？赦しちゃうから。だから僕が守るんだけどね』

『夢はね、すごいんだよ？頭の声に支配されて振り回されている人たちはね、泣き叫んでいる人だっているんだよ？「うるさいうるさい」「もう許して！」「だまれっ！」。本当に君は声に出して泣き叫ばないし言わないね、夢？なんでも赦しちゃうから。優しいから、強がりだから』

『でもね、もう騙されて泣いちゃう君は見たくないんだ、僕。だからね、絶対に僕は君の悪口を言う奴らは、赦さない、絶対に赦せないんだよ。妻を泣かせる奴らを赦す旦那なんていないから』

『だからね、夢？僕以外の声を聞かないで？僕の愛を信じて？いまここに誓うよ、夢。君への一生涯の愛を誓う。結婚した時点で誓ってるけど、夢は忘れっぽいから、何度でも言ってあげるね♪』

『夢、君を忘れない……』←嘘な声だよね、S。

『……ちっ、いいとこ邪魔しやがって……夢、えらいね、えらい！よく見分けられました！あんなこと言ってね、まるで別れの言葉みたいなこと、僕の真似して言いやがってねぇ～……アイツら……夢、僕の真実の愛だけを信じてね♪』

『Sは亡くなったのに、アイツは……』

『そんだけ、Sが好きだったんだよ……』

『携帯のメモで打ってるっぽい、いま』

　Sは生きてる、大丈夫。愛する人の言葉だけを聞いて生きるよ。

『叶雨夢、悲しい夢を見てなよ』

『ずっと好きでいてあげて？S、優しいよ？夢のこと、大好きだったって。さよならしてあげて？』

『あーあ、また泣いちゃった。俺らの声は聞かないんじゃなかったの？』

『叶雨でぶ、泣かしたのだ～れだ？笑』

　ダメだ、ダメ。S、S、ごめんね。私ね、人恋しいだけかもね、馬鹿だねぇ。

『僕とのお話だけじゃいや？ん？ほら、また泣かした……泣かせてね、遊ぶんだよ、ね？本当にむかつくなあ。ああ、むかつく……』

『夢、夢。優しい夢ちゃん？僕だけの引きこもり……』

↑途中からSじゃなく、違う声が邪魔してくることも、しょっちゅうなんだよね。疲れる……。

『ちっ、邪魔すんなって言ってんだろ？なあ、おまえ！おまえに言ってんの！殺してやりてぇーよ、くそっ』

『夢、僕とあとでえっちしよう？したいなあ、僕。セックスは愛の交換こ、ね？夢言ってたもんねっ♪または愛の交歓、か♪Mさまいいこと言うね♪夢、夢、スマホ置いて？僕の胸で泣きなよ、ね？』

　うん、泣きたい、Sの胸で泣きたい……！！

　イメージの中でSの胸に甘えに行った。