※呪術廻戦、本誌ネタバレありの話です、アニメ派はご注意下さい！



　ファミマで以前にもらってきたクリアファイル、姉はどうしても五条先生が食べているのは、シュークリームじゃなくて、じゃがいもに見えるらしくて。唐突にこんなことを言い出した。

「ジャガイモ農家だよ、五条先生は」

「いや五条先生は御三家のひとつで、お金持ちの坊ちゃんだよ？」

「だってジャガイモ食べてんじゃん。ジャガイモ蒸かしたの食べてんの、あれは」

「五条先生、可哀想っ」

「おかんに、『あんたー、おやつにジャガイモ蒸かしたでー！』って言われて『晩御飯はポテサラだよー！』って言われてるんだよ」

「ちょ、ひどっ！毎食ジャガイモ！？」

「ほら、嬉しそうに食べてんじゃん？」

「いやあれ、シュークリーム！」

　ここで姉がヒソヒソ声になり、

「ジャガイモ農家なら、死なねえだろ？ジャガイモ農家にしとけ？」

　と、呪術師でなければ死なないからと囁く。

「五条先生、死なない？」

「死なない、死なない。その代わりに嫁のもらい手がすごそう。『あたしも～』『私も～』って。で、母ちゃん怖そう」

「え、お母さん怖いの？」

「こんな可愛い息子いたら、可愛い過ぎて怖くなんだろ」

「確かに作者公認で甘やかされて育ったって聞いたような。あとひとりっ子説がある」

「ひとりっ子だろ。じゃなきゃこんな性格じゃないでしょ」　

　……なんておふざけ話をしていました。

　姉も私が五条先生が好きだと知っているので、その話題で笑かしてきます。

　笑いすぎて、のどが死ぬがな。