日記

放課後保健室

2023/07/19 00:04
マンガの話
 月刊プリンセスで連載されていた水城せとな先生のマンガです。

 今回はその『放課後保健室』のお話をしていこうと思います。

 下手くそな文章ですが、よかったらお付き合い下さい。

 多少ネタバレありです。





 まずはあらすじを。

 高校生の真白は上半身は男性で下半身は女性、体に両方の性を持つ主人公。

 ずっと男として生きていた真白はある日、初潮を迎えてしまいます。

 そのことでショックを受ける真白。

 そんな真白に放課後、地下の保健室に先生に呼び出されます。

 待っていた保健室の先生にこれから週に一度、放課後は保健室に来るようにと告げられる真白。

 ベッドで眠り夢の中であるゲームをしてもらうと。

 そのゲームは学校を卒業するためのゲームで、ゲーム内で卒業に必要な鍵を探すことが目的。

 卒業は学年に関係なく合格すれば出来ると。

 他のプレイヤーと鍵の取り合いをして、見事鍵を手に入れたら卒業。

 またゲーム内では玉の緒という3つの玉が授けられて、精神的なショックやダメージを受けると割れてしまいます。

 その玉の緒が全て割れてしまったらゲームオーバー。

 現実世界に戻ります。

 そして夢の中では皆、自分の中にある闇やコンプレックスを象徴した姿となって現れます。

 真白はなぜか女の子の制服を着てゲームをすることに。

 傘で攻撃してくる雨合羽の少女や、他のプレイヤーに攻撃してくる危険な騎士、ゲームを傍観しているゴスロリ姿の少女。

 夢の中のプレイヤーは誰なのか?

 鍵を手に入れて卒業をするとどうなるのか?

 真白は自分の性に葛藤しながら、ゲームをプレイしていく……。




 ハラハラドキドキして仕方なかった作品です。

 主人公の真白の性への迷いや、真白が好きな紅葉と蒼の三角関係。

 夢の中の騎士は一体どの生徒なのかとモヤモヤしました。

 やがて解き明かされる謎には驚きました。

 卒業とはこういうことか、と。




 水城せとな先生の絵で好きなのは、男性の手の描き方が骨ばって筋が出ている感じや、涙の描き方が一粒ずつ零れ落ちていく様が綺麗な所ですね。

 他の作品では『失恋ショコラティエ』が有名ですが『黒薔薇アリス』も面白かったです。

 最近はマンガに触れておらずアニメで話題作を知る感じですが、水城せとな先生もなにか新しい作品を出しているのかな。

『放課後保健室』はコミックスで全10巻、文庫版で全5巻で発売しています。

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