日記

『orange〔オレンジ〕』高野苺

2023/10/08 00:05
マンガの話
 以前TSUTAYAでパラパラ読んでみて気になりつつも、借りなかった恋愛漫画です。

 今回やっと、借りてきました。

 では今回もあらすじとネタバレありの感想でご紹介したいと思います。

 よろしくお願いします。


 ~あらすじ2巻より抜粋~

 高校二年生の春、菜穂の元に10年後の自分から1通の手紙が届いた。
 そこには、これから起こる未来の出来事と、自分と同じ「後悔」を繰り返さないために取るべき行動が書かれていた。
 初めはイタズラかと思ったが、書かれている事が次々と起こるので、次第に手紙を信じるようになっていった菜穂。
 そして、この手紙の目的が、同級生の翔を事故死から救うためだと知り、菜穂は翔を失わないために、自分を変えて未来を変えようと努力していく。
 しかし、翔が上田先輩とつき合うようになってからはうまく話せなくなり、見かねた須和が菜穂の背中を押してくれた…。
 一方、10年後の菜穂達は、高校時代に埋めたタイムカプセルの手紙から、翔は自分の死を知っていたのではないか?と疑問に思うようになり、5人で集まり翔の祖母の家へ向かうのだった。


 昔から過去のやり直し系のお話が好きで、こちらもそういったお話のようで、興味が惹かれました。

 過去のあの時をやり直し出来たらって、人間誰しも思うものです。

 この漫画の主人公は、翔を死なせないために過去を変えようと過去に手紙を出しました。

 もしも自分宛てに未来の自分から手紙が届いたなら、私はどうするかな。

 未来、つまりまだ来ていない明日が書かれた手紙ですよね、とりあえず私なら全部読むかな。

 だって、全てが書かれていれば嫌なことを阻止出来ますし、もしも未来の自分の大切な人を守るためにしなくちゃいけない、変えなくちゃいけない行動なら、迷わず変えようとすると思います、絶対に。

 最初の時点では、翔の死を免れるための手紙とは知らない菜穂は、怖くなって手紙を途中で見なくなります。

 けれど翔が心配で手紙をまた読んで、ちょっとずつ行動を起こし、上手く行くこともありますが、タイミングがズレて悲しい結果になることも。

 この漫画を読んでいると、タイミングって本当に大事で、『また後で機会はある』『また今度、話せばいい』とか、後回しにしてしまうことで、後悔することが増えていくんだなと思いました。

『思い立ったが吉日』ですね、本当に。

 ついつい後回しにしがちですが、すぐに行動しなくちゃいけませんね。

 しかし須和はいい奴ですね、菜穂が好きなんですが、菜穂と翔のために間を持ってくれたり、菜穂の背中を押してあげたり。

 好きな子が好きな人と上手くいかなかったら、それは自分にとってチャンスなのに、須和はそうはしない。本当にいい奴です。

 パラレルワールドって言葉を初めて聞いたのは、『家庭教師ヒットマンREBORN!!』だったかな、枝分かれしたたくさんの過去未来。

 よく、過去を変えたら未来が変わるから良くないって話を聞きますが、こちらはパラレルワールド、枝分かれした過去未来があると過程することにより解決するようです。

 例えば過去の選択、女友達と男友達のどちらの誘いに乗るかの2択を選ぶとして、女友達を選んだとする。

 すると、パラレルワールドがある場合、男友達と遊ぶ未来、選択した道も同時に存在する。

 これが枝分かれするパラレルワールドってやつみたいですね。

 過去を変えることによるタイムパラドックス(矛盾)は、過去も未来もひとつしかないから、選択肢を変えると矛盾が出てきてしまいおかしくなるよって話で、パラレルワールド(枝分かれした過去や未来)があるなら、何年後かの未来にタイムトラベルが出来るようになった時、過去を変えてもよさそうですね。

 ただし、自分自身の連々と続いた過去ではなく、違う世界線で生きている自分の過去を変えてしまうようですが。

 なんだか自分でも頭が痛くなる話をしてしまいました笑。

 菜穂は未来を変えて翔との未来を歩むことが出来るのでしょうか?

『Orange〔オレンジ〕』は全7巻で完結しています。

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