日記
お礼と『王の獣』藤間麗
2023/10/06 00:14マンガの話
たくさんの閲覧をして頂き、スキをして頂き、ありがとうございます!
TSUTAYAレンタルしたこちらのコミック、初めて手に取る先生の漫画で、『黎明のアルカナ』という前作の世界観を引き継いだ、新たなる中華風ファンタジーらしいです。
とにかくね、絵が綺麗だし、衣装のデザインも素敵、お話も良いし、1番すごいと思ったのは、読みやすさですね。
文字数を少なくし、お話を簡潔に要約して、絵を魅せる感じで、スラスラと読者を飽きさせず疲れさせずに読ませる力のある先生だなと、思いました。
ではではあらすじとネタバレありの感想と行きましょう。
~あらすじ~
「亜人」と呼ばれる半人半獣の種族が人間に支配され、奴隷のように扱われている世界。生まれつき異能力を持っていたことで、皇族の男子に仕える「従獣」という職務に着いた亜人の少年、胡-蘇月は、皇宮内で何者かに殺されてしまう。蘇月の双子の姉、胡-藍月は弟の敵を討つため、男装して武勲を立て、かつて弟が仕えた第四皇子、天耀の従獣となる。天耀を弟の敵と信じていた藍月は彼を暗殺しようとするが、天耀は弟を殺した首謀者ではなかった。それどころか、天耀は皇宮内での後継者争いに巻き込まれて蘇月が殺されたと思っており、彼の死に責任を感じて悲しんでいるほど心の優しい人物だった。天耀は、藍月も何者かに殺害されるのではないかと不安になっていたが、彼女の覚悟が強いことを知り、自分の兄を敵に回してでも蘇月を殺した真犯人を突き止めると約束する。始めは皇族のことを嫌っていた藍月も、天耀のことを次第に信頼するようになっていくのだった。
(マンガペディアより引用しました)
面白い、絵が綺麗、読みやすいで、世界観がすぐに飲み込めましたし、解りやすかったです。
藍月の芯の強さ、弟を殺した犯人を絶対に見つけてみせる、という気概には応援したくなりました。
やはり、人間というものは、差別をしてしまう生き物なんだなっていうのがわかり、少し悲しいですね。
藍月たち亜人は、男ならその力を人間のために役立て、女なら技女(遊女みたいなものかな)として人間の性欲の捌け口にされて、老いたら靴磨きをさせられる人生。
また亜人は子供を作るのに制限があり、双子は例外だがひとつの夫婦に子供はひとりだけ、と、人間の管理下に置かれ支配された存在。
亜人は異能があれば国の王子たちの護衛として、仕えなければならないというのも、酷いもの。
藍月の昏く冷めた表情に、笑顔が灯る日が来るのを願わずにはいられません。
藍月は弟の死に追いやった犯人を見つけた時、やっとその復讐心から解放されるんだな、と。
復讐心、憎しみの心というものは、我が身を蝕むほどに重たく暗くのしかかります。
放したいけれど放せない復讐心は、刻が解決することもあれば、解決しないものもある。
藍月の復讐心は真相を知るという想いを遂げるまで、ずっと心を蝕み続けるのだろうな。
でも、天耀の優しさや気遣いや温かさに、藍月が少しだけでも、心が溶かされているようでよかったです。
藍月の弟、蘇月を死に追いやった犯人は誰なのか?
『王の獣』は全13巻で完結しています。
TSUTAYAレンタルしたこちらのコミック、初めて手に取る先生の漫画で、『黎明のアルカナ』という前作の世界観を引き継いだ、新たなる中華風ファンタジーらしいです。
とにかくね、絵が綺麗だし、衣装のデザインも素敵、お話も良いし、1番すごいと思ったのは、読みやすさですね。
文字数を少なくし、お話を簡潔に要約して、絵を魅せる感じで、スラスラと読者を飽きさせず疲れさせずに読ませる力のある先生だなと、思いました。
ではではあらすじとネタバレありの感想と行きましょう。
~あらすじ~
「亜人」と呼ばれる半人半獣の種族が人間に支配され、奴隷のように扱われている世界。生まれつき異能力を持っていたことで、皇族の男子に仕える「従獣」という職務に着いた亜人の少年、胡-蘇月は、皇宮内で何者かに殺されてしまう。蘇月の双子の姉、胡-藍月は弟の敵を討つため、男装して武勲を立て、かつて弟が仕えた第四皇子、天耀の従獣となる。天耀を弟の敵と信じていた藍月は彼を暗殺しようとするが、天耀は弟を殺した首謀者ではなかった。それどころか、天耀は皇宮内での後継者争いに巻き込まれて蘇月が殺されたと思っており、彼の死に責任を感じて悲しんでいるほど心の優しい人物だった。天耀は、藍月も何者かに殺害されるのではないかと不安になっていたが、彼女の覚悟が強いことを知り、自分の兄を敵に回してでも蘇月を殺した真犯人を突き止めると約束する。始めは皇族のことを嫌っていた藍月も、天耀のことを次第に信頼するようになっていくのだった。
(マンガペディアより引用しました)
面白い、絵が綺麗、読みやすいで、世界観がすぐに飲み込めましたし、解りやすかったです。
藍月の芯の強さ、弟を殺した犯人を絶対に見つけてみせる、という気概には応援したくなりました。
やはり、人間というものは、差別をしてしまう生き物なんだなっていうのがわかり、少し悲しいですね。
藍月たち亜人は、男ならその力を人間のために役立て、女なら技女(遊女みたいなものかな)として人間の性欲の捌け口にされて、老いたら靴磨きをさせられる人生。
また亜人は子供を作るのに制限があり、双子は例外だがひとつの夫婦に子供はひとりだけ、と、人間の管理下に置かれ支配された存在。
亜人は異能があれば国の王子たちの護衛として、仕えなければならないというのも、酷いもの。
藍月の昏く冷めた表情に、笑顔が灯る日が来るのを願わずにはいられません。
藍月は弟の死に追いやった犯人を見つけた時、やっとその復讐心から解放されるんだな、と。
復讐心、憎しみの心というものは、我が身を蝕むほどに重たく暗くのしかかります。
放したいけれど放せない復讐心は、刻が解決することもあれば、解決しないものもある。
藍月の復讐心は真相を知るという想いを遂げるまで、ずっと心を蝕み続けるのだろうな。
でも、天耀の優しさや気遣いや温かさに、藍月が少しだけでも、心が溶かされているようでよかったです。
藍月の弟、蘇月を死に追いやった犯人は誰なのか?
『王の獣』は全13巻で完結しています。