日記
『タコピーの原罪』タイザン5
2023/10/03 12:29マンガの話
今回からはTSUTAYAにて、レンタルした漫画をご紹介したいと思います。
さて今回ご紹介する、『タコピーの原罪』ですが、おすすめでピックアップされていたので、気になって借りてみました。
こちら、かなり重たいお話ですので、悲しい辛い漫画が苦手な方はご注意下さい。
そして上下巻の2巻セットです。
いつものようにあらすじとネタバレありの感想でお送りしたいと思います。
~あらすじ~(下巻の中から抜粋)
お腹を空かせたハッピー星人・タコピーにパンをくれた小学四年生のしずかは、それから数日後、首を吊って命を絶つ。
しずかがなぜ死を選んだのかわからないタコピーは、写真を撮った時に戻れる「ハッピーカメラ」で過去に遡る。
小学校で、しずかがクラスメイトのまりなとケンカしていることに気づいたタコピーは、仲直りさせようとするが、まりなのしずかに向ける憎しみはすさまじいものだった。
しずかの愛犬にわざと噛まれ、保健所送りにし、更にしずかを追い詰めるまりなを、タコピーは勇気を出して止めようとするが、勢い余って殺してしまう。
タコピーは「へんしんパレット」でまりなに変身。
東の手も借り、まりなの死を隠そうとするが、まりなの母に娘ではないことを見破られる。
しずかはまりなの死を喜んだが、悲しむ人もいることがわかり、殺したこと奪ったことを謝罪するタコピー。
今後のことをしずかと話し合う決意をするが、埋めて隠したまりなの死体が見つかり…!?
可愛らしい絵柄に反して、なかなかに重たいお話です。
まりなを中心としたグループにいじめられているしずか。
そんなしずかがタコピーと出会い、タコピーはしずかを笑顔にしたくて、ハッピー星にある、ハッピー道具(ドラえもんの不思議道具みたいなもの)を使い、なんとかしずかをハッピーにしたくて。
少しずつ、しずかの心が開いた後の衝撃的な彼女の自殺。
それは大好きな愛犬、チャッピーをまりなのせいで保健所送りにされてしまったから。
そこから、タコピーはしずかをカメラで生き返らせるんだけど、タコピーがしずかを思う余りに行動した数々がやがて、運命の歯車を変えていってしまう。
タコピーはハッピーな星に住んでいたから、わからない。
人間の中にある薄暗い感情、憎み妬み虐めてぼろぼろにしてやりたいという、強いドス黒い感情が、わからない。
なんでまりなはそんなにも、しずかが憎いのか、虐めるのか。
それは自分のパパが、しずかのママに取られてしまったが故に、家庭崩壊してしまった恨みからだった。
しずかも可哀想だし、タコピーも悲しいし、まりなも辛い。
なんだろう、本当に闇とか、負の感情とか、薄汚い心や、醜い醜悪さを、ドロドロの感情を知らない真っ白なタコピーのような存在は、目に映るもの全てが、前向きでキラキラに映っていて。
タコピーはハッピー星から来たから、ハッピーな風にしか見ないし考えない。
見ていると少しもどかしくて……もしタコピーのような無垢な存在がいたとしたら、私はどう思うかな、って考えちゃいました。
綺麗過ぎるものは汚してしまいそうで怖い、かな。だからタコピーは本当は、自分のハッピー星でハッピーに暮らしていて欲しかったなって、そう思いました。
人間の住む地球という星は、汚染されて空気は綺麗じゃないし、住む人間も皆、心に悪い感情を渦巻かせていたりする。
段々と狂っていく、狂っていく、全てが、狂っていく。
最後のページを読み終えた時、心に浮かぶのは……
とてもいろいろなことを考えさせられる、漫画でした。
最後は「そう来たかあ」と、思わず微笑んでしまいました。
重たいお話ですし悲しいお話ですが、最後を読めば良い読後感で終われる漫画でした。
さて今回ご紹介する、『タコピーの原罪』ですが、おすすめでピックアップされていたので、気になって借りてみました。
こちら、かなり重たいお話ですので、悲しい辛い漫画が苦手な方はご注意下さい。
そして上下巻の2巻セットです。
いつものようにあらすじとネタバレありの感想でお送りしたいと思います。
~あらすじ~(下巻の中から抜粋)
お腹を空かせたハッピー星人・タコピーにパンをくれた小学四年生のしずかは、それから数日後、首を吊って命を絶つ。
しずかがなぜ死を選んだのかわからないタコピーは、写真を撮った時に戻れる「ハッピーカメラ」で過去に遡る。
小学校で、しずかがクラスメイトのまりなとケンカしていることに気づいたタコピーは、仲直りさせようとするが、まりなのしずかに向ける憎しみはすさまじいものだった。
しずかの愛犬にわざと噛まれ、保健所送りにし、更にしずかを追い詰めるまりなを、タコピーは勇気を出して止めようとするが、勢い余って殺してしまう。
タコピーは「へんしんパレット」でまりなに変身。
東の手も借り、まりなの死を隠そうとするが、まりなの母に娘ではないことを見破られる。
しずかはまりなの死を喜んだが、悲しむ人もいることがわかり、殺したこと奪ったことを謝罪するタコピー。
今後のことをしずかと話し合う決意をするが、埋めて隠したまりなの死体が見つかり…!?
可愛らしい絵柄に反して、なかなかに重たいお話です。
まりなを中心としたグループにいじめられているしずか。
そんなしずかがタコピーと出会い、タコピーはしずかを笑顔にしたくて、ハッピー星にある、ハッピー道具(ドラえもんの不思議道具みたいなもの)を使い、なんとかしずかをハッピーにしたくて。
少しずつ、しずかの心が開いた後の衝撃的な彼女の自殺。
それは大好きな愛犬、チャッピーをまりなのせいで保健所送りにされてしまったから。
そこから、タコピーはしずかをカメラで生き返らせるんだけど、タコピーがしずかを思う余りに行動した数々がやがて、運命の歯車を変えていってしまう。
タコピーはハッピーな星に住んでいたから、わからない。
人間の中にある薄暗い感情、憎み妬み虐めてぼろぼろにしてやりたいという、強いドス黒い感情が、わからない。
なんでまりなはそんなにも、しずかが憎いのか、虐めるのか。
それは自分のパパが、しずかのママに取られてしまったが故に、家庭崩壊してしまった恨みからだった。
しずかも可哀想だし、タコピーも悲しいし、まりなも辛い。
なんだろう、本当に闇とか、負の感情とか、薄汚い心や、醜い醜悪さを、ドロドロの感情を知らない真っ白なタコピーのような存在は、目に映るもの全てが、前向きでキラキラに映っていて。
タコピーはハッピー星から来たから、ハッピーな風にしか見ないし考えない。
見ていると少しもどかしくて……もしタコピーのような無垢な存在がいたとしたら、私はどう思うかな、って考えちゃいました。
綺麗過ぎるものは汚してしまいそうで怖い、かな。だからタコピーは本当は、自分のハッピー星でハッピーに暮らしていて欲しかったなって、そう思いました。
人間の住む地球という星は、汚染されて空気は綺麗じゃないし、住む人間も皆、心に悪い感情を渦巻かせていたりする。
段々と狂っていく、狂っていく、全てが、狂っていく。
最後のページを読み終えた時、心に浮かぶのは……
とてもいろいろなことを考えさせられる、漫画でした。
最後は「そう来たかあ」と、思わず微笑んでしまいました。
重たいお話ですし悲しいお話ですが、最後を読めば良い読後感で終われる漫画でした。